2023年08月27日
プリンスグロリアスペシャル S40S-1
どうもです。
前回の更新からかなり間が空いてしまいした。
個人的にちょっと忙しくて余裕がなかったのでじっくり記事を更新する暇もなく、実は今も正直あまり余裕がありません(笑)
ですがそろそろ何か書いておかないとこのままズルズルとサボってしまいそうだったので、どうにか更新しました。
・・・さて、今回は以前グロリア6の記事で少し紹介したグロリアスペシャルについてです。
(以前の記事はこちら)
グロリア6のカタログにほんの少しだけお情け程度に掲載されていたスペシャルですが、当然発売当初にはしっかりしたカタログが発行されています。
それにしても久しぶりのプリンス系記事です・・・
グロリアスペシャルとは1963年9月に発表されたS4系グロリアのスタンダード系列で、1962年9月のグロリアデラックス、63年6月のスーパー6に次いでグロリアシリーズとして3番目に発売されたグレードです。
デラックス系とは違い、主にオーナードライバーや営業車、及びタクシー等用に開発された為、デラックス系に比べるとかなり内外装が簡素化されています。
外装を見るとハチマキ以外のモールは無く、相当シンプルです。
ホイールキャップもデラックス系のフルキャップではなくハーフキャップとなっており、その後のV43ワゴンなどと同タイプです。
リアもバンパーが二段になっておらず、ガーニッシュもない為かなりスッキリ見え、今見ると結構好感が持てるスタイルではないかと個人的には思います。
内装もシンプルで、シート生地はビニール素材でドア内張りもそれに合わせたもの。
ラジオやヒーター、ワイパーウォッシャーやシガーソケットなどもオプション扱いでした。
タイヤもリボンタイヤはオプションになり、徹底的に装備を抑えて価格を下げる努力をしたことが伺えます。
エンジンはデラックスと同じG2型1900t4気筒でしたが、レギュラー仕様の為最高出力は91馬力となっています。
※実はデラックスも同時期にマイナーチェンジ(型式もS40D-1からD-2へ)が行われて、エンジンはスペシャルと同じ91馬力仕様へ変更されています。
(変更前は94馬力のハイオク仕様)
発売当時の価格は東海道統一現金正価で¥920,000でした。
こちらは38年10月発行の初版カタログです。
ちょっと今回解像度が低いのですがご了承ください。
シンプルな表紙です。
1ページ目はパイロットとスチュワーデス(あえてCAとは言いませんw)たちが乗り込むスペシャルの勇姿。
どこかの航空会社の社用車風の設定ですね。
カラーは今流行りのグレーですが、当時ソリッドカラーはスタンダード系のお約束で、デラックス系はメタリック塗装が一般的でしたね。
横からのスタイリング
グロリアは横から見ると特徴的なフロントの逆スラントノーズが良く分かり格好良いですが、スタンダード系はバンパー下のスカートが付かない為腰高に見えます。
室内の様子
グレー系のモノトーンがシンプルですっきりした印象です。
ドアノブもデラックス系とは違い、リアにはアームレストも付きません。
スタンダード系はミッションも3速ですがフルシンクロなのはさすがといったところでしょうか。
斜め前から
スタンダード系にはボンネットセンターのモールは付かずに、フード先端の「P R I N C E」の切り抜き文字が装着されます。
デラックス系のグリルに付いているゴールドの「Prince」エンブレムもなく、グリルとバンパーの間にある金属部分(アッパーバー、ロアーバー、ブロックピース)は塗装仕上げです。
シンプルなリアスタイル
ガーニッシュが無く、バンパーもオーバーライダーが無いだけでここまでスッキリしてしまうんですね。
例えが悪いですが化粧を落としたスッピンの女性のようです。
カタログでは家族でスキーに来ているというシチュエーションのようですが、ヒーターは当初オプションだったので当然付いているんでしょうね・・・
また、このようなライフスタイルをカタログで見せているということは、やはり購入者としてファミリー層を意識していたということですね。
あと、ルーフキャリアは専用品なんでしょうか?
熟成の域に達したG2エンジンと、グロリアの特徴であるフレームとドディオンアクスル及び2枚リーフスプリングの説明
ドディオンアクスルは、ばね下重量が軽減できるということで当時一部の高級車等に採用されていました。
2枚リーフスプリングはプリンスの売りの一つでしたね。
その他の装備と諸元表のページ
アルミのブレーキドラムは1型までの装備で、2型になると一般的な鉄ドラムになりました。
プロペラシャフトの二分割化や、ステアリングのラバーブッシュなどは騒音や振動、安全性などの向上に繋がり、高級車らしい乗り味にも貢献したと思います。
諸元表を見ると、最高速度が125kmとなっていますが、これはオーバートップが無い3速ミッションだからでしょう。
車重の1,275kgというのは、クラウンやセドリックのデラックスよりも重いです。
しかし、この頃の自動車ガイドブックには1,245kgと記載があるので、どちらが正解なのかちょっと不明です。
普通に考えるとメーカーカタログが正しいとは思うのですが。
最後は裏表紙です
右下にカタログ発行年(38.10)が記載されています。
さて、このグロリアスペシャルですが、発売翌年の2月には姉妹車であるタクシーキャブのS40TMと、そのLPG燃料仕様のS40TFという車種が追加されました。
どちらもS40Sをタクシー仕様に改良したもので、外観ではほとんど違いはありません。
しかも名前は全てスペシャルなので結構紛らわしいです。
さて、このスペシャルですがちょっと謎な部分があります。
どうやら通常のスペシャル(S40S)にもLPG仕様が存在したようなんですね。
根拠はパーツリストなんですが、LPG専用部品の欄にS40TFと共にS40Sの型式記載があるんですよ。
しかも謎なのは、部品番号記載欄にはS40Sの適合車番しか載っていない。
TFはどこ行った?って感じなんですね。
本来ならばLPG専用車種であるS40TFの適合車番の記載がないとおかしいんですが、そちらは記載無しなんです。
しかもこのLPG専用部品を見ているとリアのリーフスプリングも専用品となっていて、通常の2枚ではなく3枚仕様なんですね。
これもS40Sの途中から(パーツリストが不鮮明なのですが恐らくS40S-5791~)とS40TFのみで、逆に本来のタクシー仕様であるS40TMは載っていません。
まあ、一応S40SはLPG仕様も含めオプショナルと記載されているので理解は出来ますが、リアのリーフスプリングはS40TMも装備しているのではないのかと考えるのが自然ではないのかな?と思います。
リーフスプリングの強化は営業車として使うならば極自然なことですので・・・
他にもいくつかあるのですが、パーツリストは往々にしてこのような謎が謎呼ぶ記載が見つかるので、分からないことを調べているのにむしろ謎が増えるということが多々あるんですね。
また、生産台数についても最終的にどれくらいだったのかははっきりしません。
しかしーパーツリストから推測すると、通常のスペシャルが台数は一番多くて間違いなさそうです。
同時期の部品番号別適用を見ると、2型のある部品番号にはS40SS-6105~、S40TM-252~、S40TF-4602~と記載されていました。
他にもS40SSはパーツによっては8300番以上の記載もあったので、確実に8,300台以上の生産数はあったことになります。
同じような考えで行けばS40TFも6,000台程度は生産していそうです。
しかしS40TMは需要が相当少なかったのでしょうか、同時期のTFと比べても1/18程度の生産数です。
恐らくガソリン仕様のタクシーの需要は殆どなかったのでしょう。
こうしてみると通常のスペシャルは少なくともグロリア6ワゴンと同程度の生産数はあったと思われます。
グロリア6ワゴンは67年登録ですが9000番台の車両番号は確認できているので、最終的にそれくらいの台数は作られたのではないか?と勝手に想像します。
しかしながら、残念なことにスペシャルは実働車の情報がありません。
どこかでひっそりと残っていることを期待して今回は終わりたいと思います。
エステートに比べれば相当数作られたはずなので残っている可能性は高いとは思うのですが、スタンダード系はとにかく残存数が少ないですからね。
今となってはデラックス系よりも相当レアな存在になってしまいました。
それではまた
前回の更新からかなり間が空いてしまいした。
個人的にちょっと忙しくて余裕がなかったのでじっくり記事を更新する暇もなく、実は今も正直あまり余裕がありません(笑)
ですがそろそろ何か書いておかないとこのままズルズルとサボってしまいそうだったので、どうにか更新しました。
・・・さて、今回は以前グロリア6の記事で少し紹介したグロリアスペシャルについてです。
(以前の記事はこちら)
グロリア6のカタログにほんの少しだけお情け程度に掲載されていたスペシャルですが、当然発売当初にはしっかりしたカタログが発行されています。
それにしても久しぶりのプリンス系記事です・・・
グロリアスペシャルについて
グロリアスペシャルとは1963年9月に発表されたS4系グロリアのスタンダード系列で、1962年9月のグロリアデラックス、63年6月のスーパー6に次いでグロリアシリーズとして3番目に発売されたグレードです。
デラックス系とは違い、主にオーナードライバーや営業車、及びタクシー等用に開発された為、デラックス系に比べるとかなり内外装が簡素化されています。
外装を見るとハチマキ以外のモールは無く、相当シンプルです。
ホイールキャップもデラックス系のフルキャップではなくハーフキャップとなっており、その後のV43ワゴンなどと同タイプです。
リアもバンパーが二段になっておらず、ガーニッシュもない為かなりスッキリ見え、今見ると結構好感が持てるスタイルではないかと個人的には思います。
内装もシンプルで、シート生地はビニール素材でドア内張りもそれに合わせたもの。
ラジオやヒーター、ワイパーウォッシャーやシガーソケットなどもオプション扱いでした。
タイヤもリボンタイヤはオプションになり、徹底的に装備を抑えて価格を下げる努力をしたことが伺えます。
エンジンはデラックスと同じG2型1900t4気筒でしたが、レギュラー仕様の為最高出力は91馬力となっています。
※実はデラックスも同時期にマイナーチェンジ(型式もS40D-1からD-2へ)が行われて、エンジンはスペシャルと同じ91馬力仕様へ変更されています。
(変更前は94馬力のハイオク仕様)
発売当時の価格は東海道統一現金正価で¥920,000でした。
カタログの中身
こちらは38年10月発行の初版カタログです。
ちょっと今回解像度が低いのですがご了承ください。
シンプルな表紙です。
1ページ目はパイロットとスチュワーデス(あえてCAとは言いませんw)たちが乗り込むスペシャルの勇姿。
どこかの航空会社の社用車風の設定ですね。
カラーは今流行りのグレーですが、当時ソリッドカラーはスタンダード系のお約束で、デラックス系はメタリック塗装が一般的でしたね。
横からのスタイリング
グロリアは横から見ると特徴的なフロントの逆スラントノーズが良く分かり格好良いですが、スタンダード系はバンパー下のスカートが付かない為腰高に見えます。
室内の様子
グレー系のモノトーンがシンプルですっきりした印象です。
ドアノブもデラックス系とは違い、リアにはアームレストも付きません。
スタンダード系はミッションも3速ですがフルシンクロなのはさすがといったところでしょうか。
斜め前から
スタンダード系にはボンネットセンターのモールは付かずに、フード先端の「P R I N C E」の切り抜き文字が装着されます。
デラックス系のグリルに付いているゴールドの「Prince」エンブレムもなく、グリルとバンパーの間にある金属部分(アッパーバー、ロアーバー、ブロックピース)は塗装仕上げです。
シンプルなリアスタイル
ガーニッシュが無く、バンパーもオーバーライダーが無いだけでここまでスッキリしてしまうんですね。
例えが悪いですが化粧を落としたスッピンの女性のようです。
カタログでは家族でスキーに来ているというシチュエーションのようですが、ヒーターは当初オプションだったので当然付いているんでしょうね・・・
また、このようなライフスタイルをカタログで見せているということは、やはり購入者としてファミリー層を意識していたということですね。
あと、ルーフキャリアは専用品なんでしょうか?
熟成の域に達したG2エンジンと、グロリアの特徴であるフレームとドディオンアクスル及び2枚リーフスプリングの説明
ドディオンアクスルは、ばね下重量が軽減できるということで当時一部の高級車等に採用されていました。
2枚リーフスプリングはプリンスの売りの一つでしたね。
その他の装備と諸元表のページ
アルミのブレーキドラムは1型までの装備で、2型になると一般的な鉄ドラムになりました。
プロペラシャフトの二分割化や、ステアリングのラバーブッシュなどは騒音や振動、安全性などの向上に繋がり、高級車らしい乗り味にも貢献したと思います。
諸元表を見ると、最高速度が125kmとなっていますが、これはオーバートップが無い3速ミッションだからでしょう。
車重の1,275kgというのは、クラウンやセドリックのデラックスよりも重いです。
しかし、この頃の自動車ガイドブックには1,245kgと記載があるので、どちらが正解なのかちょっと不明です。
普通に考えるとメーカーカタログが正しいとは思うのですが。
最後は裏表紙です
右下にカタログ発行年(38.10)が記載されています。
グロリアスペシャルの軽い考察
さて、このグロリアスペシャルですが、発売翌年の2月には姉妹車であるタクシーキャブのS40TMと、そのLPG燃料仕様のS40TFという車種が追加されました。
どちらもS40Sをタクシー仕様に改良したもので、外観ではほとんど違いはありません。
しかも名前は全てスペシャルなので結構紛らわしいです。
さて、このスペシャルですがちょっと謎な部分があります。
どうやら通常のスペシャル(S40S)にもLPG仕様が存在したようなんですね。
根拠はパーツリストなんですが、LPG専用部品の欄にS40TFと共にS40Sの型式記載があるんですよ。
しかも謎なのは、部品番号記載欄にはS40Sの適合車番しか載っていない。
TFはどこ行った?って感じなんですね。
本来ならばLPG専用車種であるS40TFの適合車番の記載がないとおかしいんですが、そちらは記載無しなんです。
しかもこのLPG専用部品を見ているとリアのリーフスプリングも専用品となっていて、通常の2枚ではなく3枚仕様なんですね。
これもS40Sの途中から(パーツリストが不鮮明なのですが恐らくS40S-5791~)とS40TFのみで、逆に本来のタクシー仕様であるS40TMは載っていません。
まあ、一応S40SはLPG仕様も含めオプショナルと記載されているので理解は出来ますが、リアのリーフスプリングはS40TMも装備しているのではないのかと考えるのが自然ではないのかな?と思います。
リーフスプリングの強化は営業車として使うならば極自然なことですので・・・
他にもいくつかあるのですが、パーツリストは往々にしてこのような謎が謎呼ぶ記載が見つかるので、分からないことを調べているのにむしろ謎が増えるということが多々あるんですね。
また、生産台数についても最終的にどれくらいだったのかははっきりしません。
しかしーパーツリストから推測すると、通常のスペシャルが台数は一番多くて間違いなさそうです。
同時期の部品番号別適用を見ると、2型のある部品番号にはS40SS-6105~、S40TM-252~、S40TF-4602~と記載されていました。
他にもS40SSはパーツによっては8300番以上の記載もあったので、確実に8,300台以上の生産数はあったことになります。
同じような考えで行けばS40TFも6,000台程度は生産していそうです。
しかしS40TMは需要が相当少なかったのでしょうか、同時期のTFと比べても1/18程度の生産数です。
恐らくガソリン仕様のタクシーの需要は殆どなかったのでしょう。
こうしてみると通常のスペシャルは少なくともグロリア6ワゴンと同程度の生産数はあったと思われます。
グロリア6ワゴンは67年登録ですが9000番台の車両番号は確認できているので、最終的にそれくらいの台数は作られたのではないか?と勝手に想像します。
しかしながら、残念なことにスペシャルは実働車の情報がありません。
どこかでひっそりと残っていることを期待して今回は終わりたいと思います。
エステートに比べれば相当数作られたはずなので残っている可能性は高いとは思うのですが、スタンダード系はとにかく残存数が少ないですからね。
今となってはデラックス系よりも相当レアな存在になってしまいました。
それではまた
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毎度コメントの返しが遅くてすいません。
息子さんもコロナにやられてしまいましたか。
不特定多数の人と関わる仕事の場合、どこで移されてもおかしく無いですからね。
自分で対策をしても限度もありますし、本当に早く落ち着いて欲しいものです。
スペシャルは当時どんな人が買うことができたのか?
とても気になる所ですが、スーパー6が本当は欲しい人からするとみすぼらしい車に見えた事でしょう。
それでも買えた人はごく僅かだったと思います。
プリンスは消えるのが本当に少しだけ早かったのが悔やまれますね。
コロナに罹られたそうで大変でしたね。
うちでは息子が罹りました。駅員をしているのですが倒れていたお客の相手をしていて移されたそうです。不特定多数の人と接する私達はいつどこで移されてもおかしくなく沈静化に期待するしかありません。
グロリアスペシャル、昭和39年式のスーパー6は110万円ですから92万円はかなりお安くなっているのですが、当時の物価からするととんでもない高額商品です。
というか自家用車自体がまだまだ夢の存在だったと思います。今の感覚だと新車のメルツェデスSクラスを庶民が買うような感覚でしょうか?
もう数年プリンスが生き残っていたらマイカー時代に乗っかって…なんて思ってしまいますね。歴史にもしはないとよく言われますが、つい考えてしまうのはプリンス自動車の魅力なのでしょうね。
コメント遅くなりました。
実はコロナに罹っちゃいまして、つい昨日まで大人しくしておりました。
夏を乗り切る前に体調崩して、心身共ヘロヘロです。
スペシャルは今や現車をまず見ることの無いレア車になっていますが、数年前にヤフオクに2型の日産合併後のレストアベースが出品されているのを見たことがあります。
モール類が無いとこんなにもさっぱりしてしまうのか、と思うほどプレーンな外観は今なら寧ろ良いと思えますが、あの時代では貧乏臭く見えたことでしょう。
スタンダード系は稀に残っていてもモール類が後付けされていたりすることがとても多かったように思えます。
結局スタンダード系を購入した人は、本当はデラックス系に憧れていたと言うことなんでしょうね。
そんなスペシャルですが、やはり92万は簡単には手の届かない金額ですよね。
多くの会社経営者や個人商店主など、ある程度お金が有った場合でもコロナやブル、スカイラインクラスで妥協していたのかなと。
普通の家庭ならば尚更、頑張ってスバル360辺りで限界だったことでしょう。
一般の家庭に自家用車が急速に普及し始めるのはやはり昭和40年代に入ってからで、プリンスはその寸前に消滅の憂き目に遭ってしまいましたね。
もう少し耐えられていたら、その後の爆発的な自家用車の普及で販売台数も増加していたのかも?しれません。
私は今年も苦手な夏を乗り越えられそうですがいかがお過ごしでしたか?
大好きなグロリア、しかも現存車をまず見ることがないスタンダード系のカタログをアップありがとうございます。
美しいデザインはそのままながらモールなどの飾りがなくなると一気に庶民的というかスッピンの女性のような感じになるのは面白いですね。
ただ当時の92万円は高価で社用車としても航空会社などの裕福な企業しか購入できなかったに違いありません。
モデルの航空パイロットと思われる男性やスチュワーデス(今の若い子はスッチーってわかるのかな?)が乗るのにふさわしい高級車で私のような電車の運転士などは乗っていなかったに違いありません 笑。
両親から聞いた話だと昭和30年代自家用車のある家庭は裕福な開業医や政治家などに限られてて乗用車自体珍しかったそうです。