2020年10月10日
TOMIXのレールバス
どうもです。
気づけば早くも10月に突入です。
ヤバいです。
あっという間に1か月が経ってしまいます。
このままだと超スピードでジジイになること間違いなしです。
・・・さて、今回はNゲージのお話です。
古くから趣味でやっていた方なら持っているか(持っていたか)必ず知っているであろうトミックスのレールバスについて書いてみたいと思います。
今回の主役たち
子供の頃、トミックスのNゲージで幕を開けた私のNゲージライフでしたが、当初手元にあったカタログを見てひそかに欲しいと思っていた車両の一つがこのレールバスでした。
しかし、結局発売されていた当時は入手することはなく、2001年に発売された復刻版まで実際に手に入れることは叶わなかったんですね〜
子供の頃は欲しいときには金はなく、買えるお金を持っているときは他にもっと欲しい車両があったりで、要はご縁が無かったという事です。
実際、同級生の家にはM付きM無しが2両共あったりしましたし、何故か弟がM無しだけ1両持っていたりと(弟は全くNゲージをやってなかったのに・・・)身近に有ることは有ったんですけどね。
そんなわけで復刻版が発売になった時は飛びついてしまいました。
ここでひとまず実車について軽くおさらいです。
国鉄のレールバスは1954年(昭和29年)から1956年(昭和31年)までの凡そ3年ほどの間に試作型を合わせて4次にわたり総数49両が製作されましたが、そのすべてが東急車両製になります。
最初の試作型として1次型4両がキハ10000〜10003として製作。
その後エンジン出力を向上させた量産型として2次型が10004〜10011まで8両製作されます。
この後前面窓が3枚から2枚に変わり、乗降扉も片側前後2か所から中央1か所に変わった3次型10012〜10028の17両を製作。
この3次型では暖房装置の違いで寒地向け仕様と暖地向け仕様に分けられます。
車番では10012〜10022までが寒地向けとして登場しています。
4次型では番台区分が変わり、形状は3次型と同じでより一層耐寒耐雪構造を強化(北海道向け)した10200〜10219の20両を製作して終了します。
その後1957年の称号改正により各々下記のように形式が変わります。
キハ10000〜10003→キハ01 1〜3
キハ10004〜10011→キハ01 51〜58
キハ10012〜10028→キハ02 1〜17
キハ10200〜10219→キハ03 1〜20
このレールバスの最大の特徴は通常の車両に比べてコストダウンを図るべく、エンジンや変速機をバス用部品で賄ったことで、試作型に当たる1次型ではエンジンを日野ヂーゼル(後の日野)製のバスに搭載されていた直列6気筒横置き型のDS21 60PSを搭載していました。
変速機も機械式な為にバス用4速ミッションをそのまま搭載。
鉄道車両には本来不要なバックギアも付いたままでした。
(鉄道車両は逆転機が付くので)
実際使えたそうですが、まずほとんど使うことはなかったようです。
ブレーキもこれまた珍しいドラム式を採用。
当時の車と同じ方式ですが、タイヤではなく車輪なので特殊なつくりだったようです。
機械式変速機とは上記の通り車と同じく手動でギアチェンジの必要な方式で、運転中は車と同じように運転手自らギアチェンジしながら加減速を行っていたので、まさに線路上を走るバスだったわけです。
2次型以降はエンジンを同じ日野製のDS22にチェンジ。
こちらはDS21の60PSから75PSにアップし、1次型よりもパワー的には余裕が出来ます。
3次型で全面窓を3枚から2枚に変更したのは運転席をセンターから通常と同じ左側へ移動したからです。
レールバスが必要な地方の閑散線区ではタブレット授受が必要なことが多いため、利便性を考え変更したそう。
扉配置も車掌の業務の手間を考え中央1か所にしたという事です。
この後に登場した4次型のキハ03は当初から寒冷地での使用を考慮して耐寒構造を強化(暖房装置の強化や車体各部の対策)、当初から北海道用として登場した車両でした。
結局、レールバスのような車両が必要なのは乗客の少ない地方の超ローカル線だったわけで、そのような路線が北海道には多数存在していました。
そういった地域からは期待されて登場したんですが、コストダウンを図りローカル線のサービス向上の為に登場したのですが、如何せん車体が小さすぎ収容力が圧倒的に不足していました。
昼間の閑散時には問題にならなかったんですが、朝夕のラッシュ時にはローカル線でもそれなりの乗客があり、乗りきれなくなってしまうことも結構あって問題になっていたそう。
重連で運行するには機械式の為各車両ごとに運転士が乗らなければならず、それなら最初から普通の車両を使えば良いわけで、コストを抑えるために登場したしたのにそれでは本末転倒です。
通常の鉄道車両に比べて車体も小さく簡便なつくりで車両価格も安く済み、運用コストも下げられたので従来よりも運転本数などを増やすことが可能になり乗客に対するサービスは確かに向上しました。
しかしその反面、増えた乗客に対応できない車体サイズが仇となり、結局はより大きな通常の車両にとってかわられる運命となりました。
そして登場からそれほど経っていないにもかかわらず、コストを抑えるために各部を簡素化したつくりが災いし痛みも早く、製造後10年ほどでほとんど廃車されてしまいます。
最終的には1968年までですべて廃車となり短い生涯を終えました。
多くは北海道で活躍しましたが、その後は四国や九州、鳥取の米子などでも使用され、最後の活躍の場は九州の佐々機関区配置車で、柚木線、世知原線、臼ノ浦線などで使用されていたキハ02だったそうです。
(因みに佐々機関区もキハ02が使われていた各路線も既にすべて過去のものとなっています・・・)
現在はただ1両、キハ03 1が北海道の小樽交通記念館にて保存されています。
このようにやや特殊なレールバスではありますが、Nゲージの世界では古くからトミックスが製品化しており、初登場は1977年(昭和52年)の事でした。
最初にモーター付きが発売になり、翌78年にトレーラー仕様が追加となっています。
その後も意外と長くラインナップに残り、我が家にある82年度版カタログにもしっかりと掲載されていました。
トミックス82年版カタログより
当時欲しかった車両にはこのように〇印を付けてチェックしてたんですよ・・・
キハ58系のスカートがステンレス製なのも懐かしいです。
この頃のトミックス製品では113系などもステンレスのスカートでしたね〜
間違っているかもしれませんが、一時期基本セットNo.1の車両がキハ02だったように記憶してるんですが・・・
最初は確かK.S.KタイプCタンクSLと貨車のセットで、このあとED70と貨車のセットになってますので勘違いしているのかもしれません。
こちらは2001年に復刻盤として販売されたキハ02のセット(カプラーはTN化してます)
トミックス25周年を記念して発売されたモデルです。
基本的にはほぼ当時と同じですが車番はモーター付と無しで変えてあり、モータ付きがキハ02 2で無しのほうは5です。
走りのほうは意外とよろしくて、案外スローも効いて運転しやすいものです。
寧ろこの後に出た新仕様に比べても危なっかしさが無く、個人的には好きな走りです。
しかし、タイヤのゴムが無いのでトレーラーのキハ02を引っ張るのは結構厳しく、きついカーブなどではスリップしてまともに走らなかったりするんですがそれも愛嬌ということで(笑)
そもそもトレーラ仕様のキハ02はモーター付き車からモーターとギアを取り去っただけという作りなんで走行抵抗が大きいのです。
ここからは全く新しい仕様で登場したシリーズです。
キハ01の2両セットで2両ともモーター付きです。
モデルは出力が向上した2次型を模型化しており、スノープロウと床下のエンジンカバーが付いた状態を再現していますが、これは取り外すことが出来るようになっています。
発売は2007年でほぼ同時にキハ01から唯1両だけ改造されたキユニ01も登場しています。
外観はまんまキハ01で、表記と車内の半分をカーテンで仕切っている以外は種車とおんなじです。
(左がキハ01のカバーとスノウプローを外した姿で右がキユニ01)
こちらは新しいキハ02です
発売はキハ01より実は先で、2006年の登場。
この後のキハ03も同じ時期に発売されています。
キハ01から変わった前面窓と乗降扉位置の違いで随分雰囲気が変わりますが、それより最初のモデルとの違いのほうがいろんな意味で凄いです。
約30年間の技術の進歩が良くわかります。
そしてキハ03です
簡単に言えばキハ02に耐寒耐雪装備を施した車両なので車体形状は同じです。
これで旧国鉄時代のレールバスがすべて製品化されました。
子供の頃はまさか全種製品化されるなんて思いもよらなかったんですけどね〜
嬉しかったこともあって結局全部購入しちゃったんですが、あまり走らせる機会はないですね。
それと、うちのレールはKATOのユニトラックなんですけど相性があまり宜しくなくて、ポイントで度々止まってしまいます。
しかもフログ部分でフランジが当たるらしく毎回軽く飛び上がるような動きをします。
元々軽くてホイールベースが短い(2軸車としては長いですけど)ので条件は悪いですから、それを少しでも解消する為か標準でウエイトが付属しています。
これを載せたい場合は自分でボディを取り外して入れるわけです。
このウエイトの品番は・・・
このウエイトの品番は2002年に発売された南部縦貫鉄道キハ10の物です。
(これがこの後のモデルに使い回されてます)
南部縦貫鉄道キハ10は、国鉄のレールバスの製造が終了してから登場した車両で1962年(昭和37年)登場、製造は東急ではなく富士重工でした。
実物はキハ101と102の2両のみで、モデルの方もこの2両セットでした。
同型車に羽幌炭砿鉄道キハ10形キハ11(昭和34年製)がいます。
このキハ10はトミックス新系列レールバスのトップを切って2002年発売でした。
最初店頭で見たときは国鉄形じゃないのでスルーの方向でしたが、この価格(¥6,800税抜・・・国鉄型のセットは¥7,000ですがキユニはいくらだったんだろう?)で2両ともモーター車だと知ってこれは買いだと思い直して急遽購入。
現金なもんです(笑)
ただ、走りはちょっとおぼつかないところがあり、自分の持っているものは線路状態にかなり影響を受けます。
また、中国製だからか少々動力にもバラツキがあり、自分のものは2両で結構速度が違うので協調運転はチョット苦手です。
結構ギアの音も大きく、これはバラしてうまく調整できると多少良くなったりするので個体差でしょう。
この症状は同じ動力である国鉄型レールバスも同じですがやはり個体差は結構ありますね。
また一部はいつの間にかライトが付かなくなっており、接触の悪さを改善するのに結構手間がかかりました。
それでも個人的には結構気に入ってるんですよね。
意外と活躍の場もなく、たまに走らせても機嫌が悪いとポイントですぐ立ち往生したりして中々に憎いやつなんですが、それでもかわいい見た目に和んでしまう自分がいます。
多少欠点があっても許せるのはやっぱり子供の時から好きな車両だからですかね。
ホントはもっとスローが効いて危なげない走りをしてくれると最高なんですけど、モデル化してくれただけでも良しとしないと罰が当たります。
今回は必要以上に長くなってしまいました(汗)
ではまた
気づけば早くも10月に突入です。
ヤバいです。
あっという間に1か月が経ってしまいます。
このままだと超スピードでジジイになること間違いなしです。
・・・さて、今回はNゲージのお話です。
古くから趣味でやっていた方なら持っているか(持っていたか)必ず知っているであろうトミックスのレールバスについて書いてみたいと思います。
今回の主役たち
子供の頃、トミックスのNゲージで幕を開けた私のNゲージライフでしたが、当初手元にあったカタログを見てひそかに欲しいと思っていた車両の一つがこのレールバスでした。
しかし、結局発売されていた当時は入手することはなく、2001年に発売された復刻版まで実際に手に入れることは叶わなかったんですね〜
子供の頃は欲しいときには金はなく、買えるお金を持っているときは他にもっと欲しい車両があったりで、要はご縁が無かったという事です。
実際、同級生の家にはM付きM無しが2両共あったりしましたし、何故か弟がM無しだけ1両持っていたりと(弟は全くNゲージをやってなかったのに・・・)身近に有ることは有ったんですけどね。
そんなわけで復刻版が発売になった時は飛びついてしまいました。
国鉄のレールバス実車について
ここでひとまず実車について軽くおさらいです。
国鉄のレールバスは1954年(昭和29年)から1956年(昭和31年)までの凡そ3年ほどの間に試作型を合わせて4次にわたり総数49両が製作されましたが、そのすべてが東急車両製になります。
最初の試作型として1次型4両がキハ10000〜10003として製作。
その後エンジン出力を向上させた量産型として2次型が10004〜10011まで8両製作されます。
この後前面窓が3枚から2枚に変わり、乗降扉も片側前後2か所から中央1か所に変わった3次型10012〜10028の17両を製作。
この3次型では暖房装置の違いで寒地向け仕様と暖地向け仕様に分けられます。
車番では10012〜10022までが寒地向けとして登場しています。
4次型では番台区分が変わり、形状は3次型と同じでより一層耐寒耐雪構造を強化(北海道向け)した10200〜10219の20両を製作して終了します。
その後1957年の称号改正により各々下記のように形式が変わります。
キハ10000〜10003→キハ01 1〜3
キハ10004〜10011→キハ01 51〜58
キハ10012〜10028→キハ02 1〜17
キハ10200〜10219→キハ03 1〜20
このレールバスの最大の特徴は通常の車両に比べてコストダウンを図るべく、エンジンや変速機をバス用部品で賄ったことで、試作型に当たる1次型ではエンジンを日野ヂーゼル(後の日野)製のバスに搭載されていた直列6気筒横置き型のDS21 60PSを搭載していました。
変速機も機械式な為にバス用4速ミッションをそのまま搭載。
鉄道車両には本来不要なバックギアも付いたままでした。
(鉄道車両は逆転機が付くので)
実際使えたそうですが、まずほとんど使うことはなかったようです。
ブレーキもこれまた珍しいドラム式を採用。
当時の車と同じ方式ですが、タイヤではなく車輪なので特殊なつくりだったようです。
機械式変速機とは上記の通り車と同じく手動でギアチェンジの必要な方式で、運転中は車と同じように運転手自らギアチェンジしながら加減速を行っていたので、まさに線路上を走るバスだったわけです。
2次型以降はエンジンを同じ日野製のDS22にチェンジ。
こちらはDS21の60PSから75PSにアップし、1次型よりもパワー的には余裕が出来ます。
3次型で全面窓を3枚から2枚に変更したのは運転席をセンターから通常と同じ左側へ移動したからです。
レールバスが必要な地方の閑散線区ではタブレット授受が必要なことが多いため、利便性を考え変更したそう。
扉配置も車掌の業務の手間を考え中央1か所にしたという事です。
この後に登場した4次型のキハ03は当初から寒冷地での使用を考慮して耐寒構造を強化(暖房装置の強化や車体各部の対策)、当初から北海道用として登場した車両でした。
結局、レールバスのような車両が必要なのは乗客の少ない地方の超ローカル線だったわけで、そのような路線が北海道には多数存在していました。
そういった地域からは期待されて登場したんですが、コストダウンを図りローカル線のサービス向上の為に登場したのですが、如何せん車体が小さすぎ収容力が圧倒的に不足していました。
昼間の閑散時には問題にならなかったんですが、朝夕のラッシュ時にはローカル線でもそれなりの乗客があり、乗りきれなくなってしまうことも結構あって問題になっていたそう。
重連で運行するには機械式の為各車両ごとに運転士が乗らなければならず、それなら最初から普通の車両を使えば良いわけで、コストを抑えるために登場したしたのにそれでは本末転倒です。
通常の鉄道車両に比べて車体も小さく簡便なつくりで車両価格も安く済み、運用コストも下げられたので従来よりも運転本数などを増やすことが可能になり乗客に対するサービスは確かに向上しました。
しかしその反面、増えた乗客に対応できない車体サイズが仇となり、結局はより大きな通常の車両にとってかわられる運命となりました。
そして登場からそれほど経っていないにもかかわらず、コストを抑えるために各部を簡素化したつくりが災いし痛みも早く、製造後10年ほどでほとんど廃車されてしまいます。
最終的には1968年までですべて廃車となり短い生涯を終えました。
多くは北海道で活躍しましたが、その後は四国や九州、鳥取の米子などでも使用され、最後の活躍の場は九州の佐々機関区配置車で、柚木線、世知原線、臼ノ浦線などで使用されていたキハ02だったそうです。
(因みに佐々機関区もキハ02が使われていた各路線も既にすべて過去のものとなっています・・・)
現在はただ1両、キハ03 1が北海道の小樽交通記念館にて保存されています。
Nゲージの国鉄レールバス
このようにやや特殊なレールバスではありますが、Nゲージの世界では古くからトミックスが製品化しており、初登場は1977年(昭和52年)の事でした。
最初にモーター付きが発売になり、翌78年にトレーラー仕様が追加となっています。
その後も意外と長くラインナップに残り、我が家にある82年度版カタログにもしっかりと掲載されていました。
トミックス82年版カタログより
当時欲しかった車両にはこのように〇印を付けてチェックしてたんですよ・・・
キハ58系のスカートがステンレス製なのも懐かしいです。
この頃のトミックス製品では113系などもステンレスのスカートでしたね〜
間違っているかもしれませんが、一時期基本セットNo.1の車両がキハ02だったように記憶してるんですが・・・
最初は確かK.S.KタイプCタンクSLと貨車のセットで、このあとED70と貨車のセットになってますので勘違いしているのかもしれません。
こちらは2001年に復刻盤として販売されたキハ02のセット(カプラーはTN化してます)
トミックス25周年を記念して発売されたモデルです。
基本的にはほぼ当時と同じですが車番はモーター付と無しで変えてあり、モータ付きがキハ02 2で無しのほうは5です。
走りのほうは意外とよろしくて、案外スローも効いて運転しやすいものです。
寧ろこの後に出た新仕様に比べても危なっかしさが無く、個人的には好きな走りです。
しかし、タイヤのゴムが無いのでトレーラーのキハ02を引っ張るのは結構厳しく、きついカーブなどではスリップしてまともに走らなかったりするんですがそれも愛嬌ということで(笑)
そもそもトレーラ仕様のキハ02はモーター付き車からモーターとギアを取り去っただけという作りなんで走行抵抗が大きいのです。
ここからは全く新しい仕様で登場したシリーズです。
モデルは出力が向上した2次型を模型化しており、スノープロウと床下のエンジンカバーが付いた状態を再現していますが、これは取り外すことが出来るようになっています。
外観はまんまキハ01で、表記と車内の半分をカーテンで仕切っている以外は種車とおんなじです。
(左がキハ01のカバーとスノウプローを外した姿で右がキユニ01)
こちらは新しいキハ02です
この後のキハ03も同じ時期に発売されています。
キハ01から変わった前面窓と乗降扉位置の違いで随分雰囲気が変わりますが、それより最初のモデルとの違いのほうがいろんな意味で凄いです。
約30年間の技術の進歩が良くわかります。
そしてキハ03です
簡単に言えばキハ02に耐寒耐雪装備を施した車両なので車体形状は同じです。
床下の装備品 スノウプローとエンジンカバー これはキハ01も同じ |
これで旧国鉄時代のレールバスがすべて製品化されました。
子供の頃はまさか全種製品化されるなんて思いもよらなかったんですけどね〜
嬉しかったこともあって結局全部購入しちゃったんですが、あまり走らせる機会はないですね。
それと、うちのレールはKATOのユニトラックなんですけど相性があまり宜しくなくて、ポイントで度々止まってしまいます。
しかもフログ部分でフランジが当たるらしく毎回軽く飛び上がるような動きをします。
元々軽くてホイールベースが短い(2軸車としては長いですけど)ので条件は悪いですから、それを少しでも解消する為か標準でウエイトが付属しています。
これを載せたい場合は自分でボディを取り外して入れるわけです。
このウエイトの品番は・・・
南部縦貫鉄道キハ10
このウエイトの品番は2002年に発売された南部縦貫鉄道キハ10の物です。
(これがこの後のモデルに使い回されてます)
南部縦貫鉄道キハ10は、国鉄のレールバスの製造が終了してから登場した車両で1962年(昭和37年)登場、製造は東急ではなく富士重工でした。
実物はキハ101と102の2両のみで、モデルの方もこの2両セットでした。
同型車に羽幌炭砿鉄道キハ10形キハ11(昭和34年製)がいます。
このキハ10はトミックス新系列レールバスのトップを切って2002年発売でした。
最初店頭で見たときは国鉄形じゃないのでスルーの方向でしたが、この価格(¥6,800税抜・・・国鉄型のセットは¥7,000ですがキユニはいくらだったんだろう?)で2両ともモーター車だと知ってこれは買いだと思い直して急遽購入。
現金なもんです(笑)
ただ、走りはちょっとおぼつかないところがあり、自分の持っているものは線路状態にかなり影響を受けます。
結構ギアの音も大きく、これはバラしてうまく調整できると多少良くなったりするので個体差でしょう。
この症状は同じ動力である国鉄型レールバスも同じですがやはり個体差は結構ありますね。
また一部はいつの間にかライトが付かなくなっており、接触の悪さを改善するのに結構手間がかかりました。
それでも個人的には結構気に入ってるんですよね。
意外と活躍の場もなく、たまに走らせても機嫌が悪いとポイントですぐ立ち往生したりして中々に憎いやつなんですが、それでもかわいい見た目に和んでしまう自分がいます。
多少欠点があっても許せるのはやっぱり子供の時から好きな車両だからですかね。
ホントはもっとスローが効いて危なげない走りをしてくれると最高なんですけど、モデル化してくれただけでも良しとしないと罰が当たります。
今回は必要以上に長くなってしまいました(汗)
ではまた
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トミックスの初代キハ02は子供の頃欲しくても買えなかった思いが強くて、復刻版が出たとき勢い余って2セット購入してしまったのでした。
まさかその後新規で発売されるとは・・・
ただ、新しいほうは中国製だからなのかどうも品質が安定していないように思います。(旧い方も元は香港製でしたっけ?)
ライトが点かなくなったのはまさに自分と同じ(笑)
でも憎めないやつなんですよね〜
子供の頃の16番には結構フリーランスが多かったですね。
カツミやカワイなどがその筆頭でしょうか?(EB58とか)
当時からNゲージしか興味がなかった自分には縁のない製品でしたが、確かにNではフリーランスにするメリットがほとんどないのはエーダイのDD54タイプを見ても明らかなのかなと思います。
この後いくつかCタイプのフリーランス機関車が発売されていますけど、実際どれくらいの需要があるんでしょうね?
まあ、子供の頃の鉄道模型はまだリアル路線とトイ路線の中間に位置するモデルも多かった時代だったかなと。
それが当たり前だったおおらかな時代でしたね。
16番ゲージでもカツミの入門セットに実車とは異なる色・塗分けの不思議な?キハ02がありました。
とっくの昔に消滅しているにもかかわらず製品化されたのは価格を安くスケールモデルが出来る為?で、特にNゲージではフリーモデルが価格低減効果が低く敬遠されたからだと個人的には思います。
新系列になったレールバス、私はキハ02だけ買いました。
1両はいつの間にかライトが付かなくなったりなかなか手こずる奴(笑)、でもなんか見ているとほっこりして憎めない、実車は鉄道史に残る名車とは言えないけどモデルを通じて多くのファンを育てた名脇役ですね。