2015年11月15日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part44 実力差
愛知選抜 45
秋田選抜 44
観客「おおーーっ!一気に1点差だーー。」
観客「やっぱり山王つぇえええ。」
彦一「すさまじい勢いや。このフルコートのゾーンディフェンスの重圧は
すごすぎるで。」
宮城「フフフ。俺はこれを突破した。」
彩子「最初は何もさせてもらえなかったけどね。」
宮城「あ、アヤちゃん。ひ、ひどい。」
彩子「しかし、あの時よりプレッシャーがすごいわ。愛知は、突破できるかしら。」
そう彩子が思っているうちに、あっという間に秋田がボールを奪った。
こぼれ球をまたも中山が拾った。
諸星「ちっ。やってくれるぜ。しかし、ここで逆転さすわけにはいかねぇ。」
諸星も必死の戻りで中山をマークした。が、その背後に深津が現れ、中山から
ボールを奪った。
中山と諸星がいるため、上杉のマークが少し遅れた。
神「撃つぞ。」
清田「まさか、あの距離で・・・」
センターラインを越えたあたりで深津はシュートを放った。
諸星「なにぃ。」
上杉「入るはずがねぇ。」
(パスッ!!)
愛知選抜 45
秋田選抜 47
弥生「すごいわ。やはり深津君もここまで力を温存していたのかしら。
あの距離で決めるべき時にきっちり決めるあたり勝負師ね。」
中村「す、すごい。この秋田の勢い。止めることができるんでしょうか?」
弥生「わからないわ。止まらなければここで勝負ありよ。」
上杉「なんとかしねぇと。」
マイペースの上杉もここでは少し焦っていた。
簡単にボールを入れようとしてしまい、河田のディフェンスに引っかかった。
早速、深津がボールをとり、その手で、河田にリターンした。
森重が今度はしっかりマークについた。
腰をしっかり落とし、河田のマークについていた。
ここで点を取られたら一気に行かれる、そう感じていたのだ。
河田「フン。1年坊主に舐められるわけにはいかないな。」
赤木「パワー勝負だ!!」
河田はワンステップのフェイクを入れたが、技ではなくて真っ向勝負を挑んだ。
徳川「力勝負だと。ヒロシ、ぶっ潰せ。」
森重が河田に体をぶつけて抑えにかかった。しかし、河田はものともせず、
森重を押し返して、その上からダンクを決めた。
森重は、河田の圧力でしりもちをつかされる屈辱を浴びせられた。
森重は自分では気づいていないが、脚力が大分落ちていた。
野辺、美紀男との体力勝負で自分が気付かないうちに体力を消耗していたのだ。
そこへ、体力を温存していたナンバーワン河田が襲い掛かったのだ。
河田「あれ、いたのか?」
愛知選抜 45
秋田選抜 49
森重「くそったれ」
珍しく、森重が悔しがった。
真っ向勝負で蹴散らされたのは初めてだったのだ。
堂本「まだだ、一気に引き離せ!」
堂本は、勝負がついたと内心思っていた。
しかし、夏の苦い思い出があったため、気を抜くことはなかった。
その後もゾーンプレスを破れず、その差は、一気に20点差まで開いた。
愛知選抜 45
秋田選抜 65
上杉「くそっ。ゾーンプレスで来るのは予想していたはずなのに。
それ以上のスピードだ。全く太刀打ちできねぇ。」
諸星「冷静になれ!落ち着くんだ。」
諸星は必至で声をかけた。声をかけないとこのプレッシャーに押しつぶされ
そうなのだ。まさか、全国のベスト4での試合でこんなに点差をつけられるとは
想像以上だった。
しかし、そんな中、河田が異変を感じていた。
(続く)
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