綴り人の雑記雑感

私たちが食べ物に期待するものは何か?

いつの時代も変わらず、安くて良いもの。そのように答える方が多いことでしょう。

確かにそれは確固たるニーズではありますが、そればかりではない。・

食材の安全性についてもアンテナの高い人の層が着実に増えてきていることも事実なのです。

安いものには裏がある。きちんとした食材はそれなりの価格がするものだからそこへの投資はできるだけ惜しみたくない。

そう考える人も一定数いるわけなのです。

そうなると無農薬で作られた農産物に関心がいくわけですが、多くの人は安全な野菜ばかりに目が奪われがち。

何と言っても日本人は世界でも有数の野菜好きの国民性のため、安全性の高い野菜を必死に確保しようと行動に出るわけです。

でも、食の安全を真剣に追及するなら一番こだわるべきは主食のお米であるはず。何と言っても他の食材に比べて口にする量が違います。

安全性の高い農産物を求めるならばまずは主食である米をしっかり確保する必要があるのです。

いまお米を巡る競争は過剰なまでの食味合戦、そのような状況と言えるでしょう。

細菌も昨年まで特Aをずっと守り続けてきた新潟県魚沼産のコシヒカリのランク落ちが話題になりましたが、いかに食味を良くするか?

この点を極めようと各都道府県、生産者はこのことばかりを追求しているのです。

お米のトレンドは何と言っても“甘みが強く・ふっくらモチモチ”。

このことばかりに血道を注いでいるわけです。

でもそれは正直体には至極迷惑な話なのかもしれません。甘くてモチモチはもち米の要素を強くすることなので、体にはハード。

それが糖尿病やアレルギーの原因になっていると指摘する声もあるからです。

私たちは有機や無農薬ばかりに関心を奪われるのではなく、その品種に対しても注意を怠らないようにすることが大切。

そんな時代に生きているようです。

有機や無添加・自然食の問題点を分かりやすく解説したサイトがあるので、これでポイントを知っておくことは大切になるのでしょう。