綴り人の雑記雑感

私たちの心臓。

筋肉で作られた私たちの生命を司る最需要期間。脳を並んで本当に大切な部位と言えるでしょう。

心臓から各部所・各器官へ血液を送り込む。そして送り込んだ血液を再び回収する。

このようにして私たちは日々の生活ができているわけです。

高血圧症はこの心臓のポンプの活動が活発なことで、本来忌み嫌われるものではありません。

高齢者に高血圧が多くなるのは、筋肉が硬くなるからと説明されます。

硬いからこそポンプの圧力を上げ、重力に逆らって必要な血液を脳に送り込む。

このことを高血圧だからと忌み嫌えば、脳に必要な分の血液が回らないことになってしまうのです。

高血圧だからダメ!と思考停止になるのではなく、仕組みを理解してそれは自然な働きであることを認識するべきでしょう。

また高血圧症を引き起こすとして、「減塩」も盛んです。

塩をたくさん摂れば血圧が上がり、将来大変な事態を招いてしまう。

そんな風に言われたりもします。

でも、塩に含まれるナトリウムは細胞の代謝に欠かせない物質。これが不足してしまえば代謝が不十分となり、全身の健康を損なう恐れもあるのです。

減塩で低血圧になってしまえば、脳に必要な血液が回らず痴ほう症の温床になってしまいます。

減塩減塩と世の風潮に流されることなく、自然な塩を摂りたいだけ摂ること。

これがボケを防ぎ、健康を維持するポイントになるのでしょう。