pilgrim 水平線の彼方まで -旅と日々の雑記帳-

夕方になりました。
ロストした荷物がすんなりこの時間に届くとは思っていませんが
ホテルのフロント嬢がフィリピン航空に連絡を取ってくれているはずなので、
どんな状況か聞きに行きます。

フロントに赴くと、フィリピン航空と連絡を取ってくれたお姉さんが浮かない顔をしています

「マダム、フィリピン航空に連絡しましたが、彼らはここまで荷物を届けるのを拒否しました。」

「は」

「彼らは、荷物をドゥマゲティにある Coco Grande Hotel （ここの姉妹ホテル） まで届ける。　それが嫌なら空港まで引き取りに来いと言っています。

「ドゥマゲティ空港の職員はシキホールのホテルまで責任もって届けるって言ってたよ」

「はい、そのように言われたと伝えました。　ですがやはり無理だそうです。」

あ〜、やっぱりこういうことになっちゃうんだね
整髪料や洗面用具一式がロスバケの方に入っている主人はイライラしています


「チェックアウトは4日後ですね・・・ドゥマゲティに戻られた後ココグランデで引き取られますか？　それとも空港で引き取られますか？」　とフロント嬢

「いやいや　滞在中荷物がないと困るんです! 　どうにかできませんか??」


フロント嬢3人で話し合って、下記の方法を提案してくれました。

1.　フィリピン航空に、ドゥマゲティのココグランデまで荷物を届けさせる。
2.　ココグランデのドライバーが、荷物をシキホール行きのフェリーに乗せる。
3.　ココグローブのドライバーが、シキホール港まで荷物を取りに行ってここまで持ってくる。


Cocoのスタッフを動かすので、追加で料金が発生すると言われましたが全然OK
フィリピン航空に請求するし

「では、フィリピン航空に連絡するので、ここで少しお待ちいただけますか？」

フロント嬢がフィリピン航空に電話していますが、また何か言い争っています。


「マダム、ココグランデに荷物を届けるなら、委任状をFAXしろと言っています。」


どこまで面倒かければ気が済むんだ、フィリピン航空

フロント嬢がペンと紙をくれましたが、怒りで筆が進まない私を見かねて(笑)、内容はこちらで書くので、サインだけしてくださいと代わってくれました


ドゥマゲティ − シキホール間は、Ocean Jet以外にもいろいろなフェリーが走っているので
多分、今日の遅くに届くだろうとの事。
これで一安心です

まあ、最終的にこの日には届かなかったのですが、翌日の朝8時に部屋へ届けてくれました

ここのスタッフは皆フレンドリーで、本当に親切です。
レビューが良いのも頷けます



だがフィリピン航空、おまえはダメだ。

帰りのフライトでも、今現在も、フィリピン航空との因縁は続きます。
それはまた別のお話で。