とある人事の読書目録

ここ最近はなんだか比較的涼しげな感じで、なんとか家ではクーラーなんてつけずに

過ごせてます。

目指せクーラーを使わずに夏を突破（家限定）！！

さて、今回は学生さんの得意な「コミュニケーション能力」のお話。

当然、つれづれなるままに書くじぇ。




大体の学生さんに長所を聞くと、「コミュニケーション能力です！」って返ってくる。

学生時代の経験を聞くと、「〇〇を通じてコミュニケーション能力を身につけました」って返ってくる。

だから、聞いてる側からすれば聞き飽きたということもあるけど、今回はそれを差し引こう。

で、学生の言うコミュニケーション能力ってなんなのだろう。

いくつかの実例をおもいっきり端折って挙げてみようかな。

１．
コンビニのバイトやってました。
お客さんに挨拶したり、物の場所をきちんと覚えて説明しました。
お客さんから感謝されたりしました。
このことからコミュニケーションの大切さを学びました。

２．
サークルの幹事をやってました。
（人数は何人でもいいけど）サークル内で問題が発生しました。
お互いに話あって問題を解決しました。
ここで私のコミュニケーション力を発揮しました。

３．
私は人が好きです。
誰とでも気兼ねなく話すことができます。
このコミュニケーション能力を活かして御社でも活躍していけると思っています。

とまあ、履歴書を漁ればもっと出てくると思うけど、

骨格だけ抑えるとこんな感じのばっか。

これがコミュニケーション能力なのだろうか。

そもそも、コミュニケーション能力を長所に押し出してる人でコミュニケーションをまともに

とれた人をあまり見かけないのだがいかがだろうか。

私が「ああ、コミュニケーション能力高そうだな」と感じた学生は必ず別のことをPRしている。

１の例にしても、殊更に言う事でもないだろうし、一般的に挨拶なんて普通にするし、

売り物の場所なんて覚えてて当然だと思う。

こんなことからコミュニケーション能力の大切さなんて学べない。だって当然なんだから。

２の例では、この人自身がなにをしたのかよく分かんないんだけど、話しあって妥協点を見つけたらしい。

「こうだからこうしろ」という指導力もなく、単なる事なかれ主義の人はこんな例をうまく書いてくるかな。

３はどうしようかね。

とくに営業職枠への応募者のはこんな内容の物が多かったりする。

気兼ねなく話すことが出来るって、世間話をするのが仕事じゃないんだけどなって。

いや世間話は必要だったりするんだけどね。

ちなみに、私は営業時代に業界柄「や」のつく自由業の人とも少しだけ関わったけど、

気兼ねなく話せただろうか・・・無理だね。

だからといって臆するわけにはいかないし、会社の利益も考えないとだからまあ結構大変だったな。

（ごく一部の世界だから普段は平和な営業活動をしてたけど）

少し脱線したけど、営業職希望でコミュ力を推してくる学生が言うのは大体これ。

「お客さんと話しあって、お互いにメリットを得られる点を見つけられます」



とまあ長くなったし。。。疲れたのでまた今度。
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