2020年12月11日
近未来の機関車
21世紀のSLの登場を期待する記事(10月24日)を書きましたが、20世紀の中頃には近未来の機関車の実現に向けた検討がなされていた時期がありました。
それは「原子力機関車」です。
スリーマイル島、チェルノブイリ、そして東日本大震災を経験した世界に住んでいる私たちにとって原子力のもつ危険性をいやというほど見せつけれていますので、「原子力機関車」という発想に違和感を覚えます。
しかし当時は原子力という言葉には夢がありました。
それを代表しているのが「鉄腕アトム」です。アトムの名前は英語のATOM:原子に由来します。また、鉄腕アトムは原子力を動力源としています。
この時代は原子力の平和利用で豊かな未来が待っていると本当に夢想した時代だったのです。
科学者の中には、使用済み核燃料の処置について警鐘を鳴らしたひともいたかもしれませんが、核燃料が燃え尽きるのは何年も先のことだし、その頃には人類の英知で解決方法を編み出しているに違いない、という楽観主義が支配的だったのでしょう。
しかし、現実は甘くなかったのです。
このような暗い未来が待っているとは露も思わずに、原子力を夢のエネルギーと捉えて、ありとあらゆるものが原子力を動力源とする設計が検討されました。
この原子力機関車もそういった時代の申し子だったのです。
https://youtu.be/8HYxZHAr7po
それは「原子力機関車」です。
スリーマイル島、チェルノブイリ、そして東日本大震災を経験した世界に住んでいる私たちにとって原子力のもつ危険性をいやというほど見せつけれていますので、「原子力機関車」という発想に違和感を覚えます。
しかし当時は原子力という言葉には夢がありました。
それを代表しているのが「鉄腕アトム」です。アトムの名前は英語のATOM:原子に由来します。また、鉄腕アトムは原子力を動力源としています。
この時代は原子力の平和利用で豊かな未来が待っていると本当に夢想した時代だったのです。
科学者の中には、使用済み核燃料の処置について警鐘を鳴らしたひともいたかもしれませんが、核燃料が燃え尽きるのは何年も先のことだし、その頃には人類の英知で解決方法を編み出しているに違いない、という楽観主義が支配的だったのでしょう。
しかし、現実は甘くなかったのです。
このような暗い未来が待っているとは露も思わずに、原子力を夢のエネルギーと捉えて、ありとあらゆるものが原子力を動力源とする設計が検討されました。
この原子力機関車もそういった時代の申し子だったのです。
https://youtu.be/8HYxZHAr7po
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