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2024年12月24日

“潮の上げ・下げ”が釣果を左右する?!その理由とは一体





海釣りでは、潮の動き始めは魚が釣れやすいと聴きますよね。


どうして、干潮からの上げはじめ・満潮からの下げはじめで魚が釣れ釣れやすいのか?


今回は、その理由を見ていきたいと思います。




潮は満ち引きを繰り返す


2215567_s.jpg

出典・photoAC



まずは、潮の基本的な所をおさらいしましょう。


海面の高さは、月と太陽の引力によって周期的に満ち引きを繰り返します。


これを潮汐(ちょうせき)といい、海釣りにおいて釣果を左右する1つの要素になります。















日中に2回ある潮止まり



潮は常に満ち引きを繰り返していますが、満ち引きの中間地点になる「潮止まり」では釣果が落ちると言われます。


どうしてかというと、海に生息する魚は酸素やプランクトンを運んでくれる潮の“流れ”を好みます。


なので、潮が流れない潮止まりでは活性が落ちてしまうためです。


潮止まりは1日(日中)の中で「潮が満ちきった状態の満潮時・潮が引ききった状態の干潮時」の2回あります。




じゃあ上げ下げのいつが釣れやすいのか?


目安.png



どのタイミングで釣れやすいかという、「釣れる時間」と「その理由」をまとめてみました。


赤×の前後が釣れやすい ー 潮が動き出すタイミングだから


●上げ潮の赤×灰×の間が釣れやすい ー 潮が速く動くタイミングだから


●上げ潮の灰×の前後が釣れやすい ー 潮が動いていて、さらに水深が確保されているから


青×の前後が釣れやすい ー 潮が動き出すタイミングだから


●下げ潮の青×灰×の間が釣れやすい ー 潮が速く動くタイミングだから




結論



以上の話をまとめると


●潮が動いているときは釣れやすい


●潮止まりは釣れにくい















あくまでも目安



しかし、潮の流れの速さはフィールドによって違い、太平洋側・日本海側でも違います。


元々水深の浅いフィールドでは、赤×の前後でも水深が足りずに、魚が入ってこられないケースもあります。


元々潮流の早いエリアだと、大潮の上げ潮の赤×〜灰×の間だと、潮の流れが速すぎて底が取れなくて釣りにならないなどのケースも。


そのため、このタイミングだから釣れると言うよりも、1つの目安として考えると良さそうですね。




赤×青×の目安


目安.png



満潮と干潮の間隔は約6時間で、赤×と青×の目安としては、各潮止まりから約2時間後です。


そして、灰×は各潮止まりから約4時間後になります。


潮止まりの時間はその日によって違うので、タイドグラフ付きの腕時計や潮汐のを見られるアプリなどを活用して、潮の流れを把握しておきましょう。










どうして潮の動き出し2時間後が良いのか?



満潮と干潮の間隔は約6時間。


つまり、ほとんどの時間潮は動いていることになります。


なら、どうして「潮の動き出し〜2時間後」がよく釣れると言われるのでしょうか?


それは、0〜1になる瞬間だからです。


どういうことかというと、潮の動き出しとは0(潮止まり)から1(潮の動き始め)に変わるタイミングです。


潮止まりの状態では、海中の酸素量も低下しプランクトンも運ばれてこない。


その状態から、酸素量も増え、プランクトンや小魚が運ばれてくる状態に切り替わります。


その切り替わる瞬間が、魚の活性が上がるタイミングです。




潮の動き出しは大型魚にとってもご飯の時間



潮の動き出しは、小魚を捕食する大型の魚にとっても絶好のタイミング。


上げ潮、下げ潮、各潮の動き出しには次のような状況変化が起っている・起る可能性が高いです。


上げ潮

上げ潮により潮位が上がることで、遊泳力の低いベイトフィッシュが潮の流れで岸に寄せられてきます。

それを食べる青物などの大型の魚が、ベイトフィッシュを追って岸寄りのポジションになります。


下げ潮

下げ潮により潮位が下がることで、岸寄りにいたベイトフィッシュが沖へ移動します。

それを狙い、ブレイクや駆け上がりで待ち構えている大型の魚が捕食をはじめることがあります。




潮の“上げ下げ”が釣果を左右する



見てきたように、潮の動き始めや潮が速く動くタイミングをしっかり捉えることで釣果が左右します。


もちろんそれ以外にも、まづめ時、潮回り、潮目、風など釣果を左右する要素がいくつかあります。


自然の発する変化を読み取り、チャンスタイムを捉えたいですね。





最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:20 | TrackBack(0) | 釣り

大潮だから釣れるは間違い?!大潮のメカニズムと釣れる状況






「大潮ってめっちゃ釣れるんじゃないの?」


と思って大潮の日を狙って釣りに来たのに何も釣れない...。


そんな状況に陥ることもありますよね。


ということで今回は、潮汐と大潮のメカニズムを考えながら、釣れやすい状況、釣れにく状況を考察していきたいと思います。




大潮と潮汐(ちょうせき)のメカニズム


2087303_s.jpg

出典・photoAC



海の釣りでは潮が動いてる時が釣れると言われています。


しかし、潮の動きが激しい「大潮」でも、全く魚が釣れないことが起きることも。


潮の変動は「潮汐(ちょうせき)」と呼ばれ、潮の影響があるところでは、この潮汐のメカニズムが釣果を伸ばすことにつながります。











「潮汐」のメカニズム


潮汐.png



潮汐とは、月と太陽の引力により地球上の海水が引き寄せられることで起きる海面の昇降現象のことです。


月と太陽はそれぞれの周期で位置が変わり、その相違関係によって大潮・中潮・小潮・長潮・若潮といった潮の状態のサイクルが産み出されます。


この潮のサイクルが、「潮回り」です。


各潮では、月の位置によって海水面が最も高い満潮と最も低い干潮があり、満潮・干潮は一日に1〜2回訪れます。


満潮と干潮の時刻は毎日約50分ずつ遅れ、満潮時と干潮時の潮位やそれらの差も毎日変化します。




大潮とは?



大潮では、一日の干潮と満潮の水面の高さの差(干満差)が、潮回りの中で一番大きくなります。


海面の高さの変動により起きる潮流も、他の潮と比べて水中にいる生物に与える影響も大きくなり、活性も高くなると言われています。


また、潮流の強さは子孫の拡散に有利になるので、満潮の日に産卵をする生物も多くいます。




良い状況と悪い状況


1643000_s.jpg

出典・photoAC



大潮の日は潮の動きが大きいのでよく釣れるかと思いきや、大潮によって起きる様々な環境変化は、釣りにとってはマイナス要因にもなります。


環境や釣法によっては「大潮=釣れる」とはならないことも...。














大潮が良い状況



大潮の日に生まれる様々な潮流は、多くの潮目を作ってくれます。


潮目にはエサになるプランクトンが集まり、それを狙う魚も多く集まるので、狙い所を絞りやすくなります。


沿岸部では、水棲生物の産卵活動が盛んになることも多く、活性が高くなる魚もいます。



大潮が悪い状況



大潮の日の干潮は海水面を大きく下げるので、沿岸部では干潟になり釣りをすることが不可能になったりします。


大潮の干潮時でしか入れないフィールドなどもありますが、潮が満ちてくると帰れなくなってしまうこともあるので非常に危険。


さらに、早い潮流は回遊性の魚の移動を促進し、時合が短くなることも。


コマセなどの撒き餌が必要な釣りでは、潮流で分散してしまうので、釣り方によっては難しくなります。




潮汐情報が見られるアイテムやアプリを活用する



大潮や潮汐のメカニズムを理解したところで、実際に潮汐が気になるのは、釣りの予定を立てる際や釣り場でですよね?


潮汐を確認できるアプリやアイテムを紹介します。




潮汐なび FREE



日本全国の潮汐情報(タイドグラフ)を確認することができるスマートフォンアプリ「潮汐なび FREE」


日本各地のタイドグラフを無料で見ることができます。


iOS版・Android版があり、先日付の潮も確認できるので、釣行予定を立てる際にも活躍します。


Android版のダウンロードはコチラ



iOS版のダウンロードはコチラ





潮汐が確認できる腕時計



釣り場でスマートフォンの頻繁な出し入れは、落水してしまいそうで怖いという方もいらっしゃるのではないでしょうか?


そんな方には、タイドグラフが見られる腕時計がオススメです。


パッと腕時計を見るだけで潮回りを確認できるので、釣り以外にもサーフィンや海水浴など海のレジャーにピッタリです。


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「大潮=釣れる」ではない!



結論から言うと、大潮だから釣れるという訳ではありません。


風や雨などの影響で、「大潮なのに潮が流れてない」「小潮なのに潮が速い」など、その日によって状況は変わってきます。


アプリなどで潮汐をチェックしつつ、その日・その場所に合わせて釣りを楽しみましょう!





最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:15 | TrackBack(0) | 釣り
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初めまして、くさふぐと申します。                             小中高校と発達障害により人が多いところが苦手で、コミュニケーションを取ることも苦手で、まともに通えず。                       バイトや仕事をしても、鬱になり長続きしない。                  こんなどうしようもない人生の中で、唯一の救いが「釣り」でした。                 小学校の時に父親に初めて連れて行ってもらい、かれこれ15年位。                 未だに飽きることがない釣りの魅力を、釣りへの感謝も込めて広めていけたらなと思います。
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