2018年11月11日
11月11日は何に陽(ひ)が当たったか?
1972年11月11日は、イギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Yes(イエス)のシングル、"And You and I(邦題:同志)"が、Billboard HOT100シングルチャートで83位にエントリーした日です。
Yesとしては1972年9月にシングル"America(邦題:アメリカ)"に続くシングルですが、この曲は当時所属していたレーベルAtlanticの企画盤"The New Age of Atlantic"からのシングルで、のちの1975年にYesが出したベスト盤"Yesterdays(邦題:イエスタディズ)"に収録されました。この曲はHOT100で46位を記録し、これに続くシングルとして、Yesの第5作"Close to the Edge(邦題:危機)"からのシングル・カットです。
Yesの純粋な大作主義を披露したこのアルバムはA面1曲、B面2曲という構成で、"And You and I"はB面1曲目に収録された、10分を超える組曲です。この曲は以下の通り、4部構成になっています。
Jon Anderson(ジョン・アンダーソン。vo)、Steve Howe(スティーヴ・ハウ。"Eclipse"を除く。gtr)、Bill Bruford(ビル・ブラッフォード。drum)、Chris Squire(クリス・スクワイア。bass)による共作で、作詞はJon Andersonが手掛けました。トータルで10分9秒(8秒表記あり)の大作ですが、シングル・カットに伴いA面とB面に分割し、A面に5分45秒、B面に4分12秒に編集してリリースされました。ドイツではA面を3分25秒に編集されています。
Steve Howeの美しい12弦アコースティックギターの音色をイントロに、Rick Wakeman(リック・ウェイクマン。key)によるミニムーグの心地良い響きが加わり、Jon Andersonの神秘的な歌声が空間に広がって曲はスタートします。 その後ベースとドラムのリズムが加わって躍動していき、サビの"And You And I 〜"で再び落ち着いて、"And you and I reached out for reasons to call"の最後"Call"をぐぃーと伸ばしながら"Cord of Life"から"Eclipse"に入り、Rick Wakemanのメロトロンとムーグ、Steveのスティール・ギターで幻想的でドラマティックな音空間に入ります。Jonのクリスタルな歌声が加わり、Yesサウンドの真骨頂を聴くことができます。
"Eclipse"から"The Preacher, the Teacher"につなぐ部分でイントロでも披露したSteveの12弦アコースティックギターの美しい響きとRickのミニムーグが再登場です。"The Preacher, the Teacher"では "Cord of Life"から少しノリを入れた感覚で聴くことができ、一瞬のChrisのベース・ソロがあった後(個人的にはこのベースがたまりません)、BillのドラムやSteveのエレキが入ってソフトなロック・サウンドになり、"A clearer future, morning, evening, nights with you〜"でキメに入ります。そして、余韻を残すかのように "Apocalypse"で"And you and I 〜"と4行詩をJonが優しく歌い、組曲は終わります。
AB両面に分割されたこの曲のシングル・ヴァージョンは、HOT100ではB面の"And You and I (Part II)"のタイトルでランクインしましたが、やはりアルバム内で聴くのとシングルで聴くのとでは、感じ方は違うでしょう。およそシングル向きではないこの曲ではありますが、しっかりとHOT100にエントリーしました。
陽の当たった11月11日に83位でエントリーした"And You and I"は、その後73位→58位→54位→45位→42位と、Top40入り目前まで順調なアクションで来ましたが、この42位(1972.12.16付)を最高位に、次は82位へ降下し、結果7週のチャート・インに終わりました。やはり10分超えのアルバム・ヴァージョンを聴いてこの曲の凄さが分かるのでしょう。
Yesとしては1972年9月にシングル"America(邦題:アメリカ)"に続くシングルですが、この曲は当時所属していたレーベルAtlanticの企画盤"The New Age of Atlantic"からのシングルで、のちの1975年にYesが出したベスト盤"Yesterdays(邦題:イエスタディズ)"に収録されました。この曲はHOT100で46位を記録し、これに続くシングルとして、Yesの第5作"Close to the Edge(邦題:危機)"からのシングル・カットです。
Yesの純粋な大作主義を披露したこのアルバムはA面1曲、B面2曲という構成で、"And You and I"はB面1曲目に収録された、10分を超える組曲です。この曲は以下の通り、4部構成になっています。
- I. "Cord of Life(邦題:人生の絆)" 3分47秒
- II. "Eclipse(邦題:失墜)" 2分29秒
- III. "The Preacher, the Teacher(邦題:牧師と教師)" 3分10秒
- IV. "Apocalypse(邦題:黙示)" 0分42秒
Jon Anderson(ジョン・アンダーソン。vo)、Steve Howe(スティーヴ・ハウ。"Eclipse"を除く。gtr)、Bill Bruford(ビル・ブラッフォード。drum)、Chris Squire(クリス・スクワイア。bass)による共作で、作詞はJon Andersonが手掛けました。トータルで10分9秒(8秒表記あり)の大作ですが、シングル・カットに伴いA面とB面に分割し、A面に5分45秒、B面に4分12秒に編集してリリースされました。ドイツではA面を3分25秒に編集されています。
Steve Howeの美しい12弦アコースティックギターの音色をイントロに、Rick Wakeman(リック・ウェイクマン。key)によるミニムーグの心地良い響きが加わり、Jon Andersonの神秘的な歌声が空間に広がって曲はスタートします。 その後ベースとドラムのリズムが加わって躍動していき、サビの"And You And I 〜"で再び落ち着いて、"And you and I reached out for reasons to call"の最後"Call"をぐぃーと伸ばしながら"Cord of Life"から"Eclipse"に入り、Rick Wakemanのメロトロンとムーグ、Steveのスティール・ギターで幻想的でドラマティックな音空間に入ります。Jonのクリスタルな歌声が加わり、Yesサウンドの真骨頂を聴くことができます。
"Eclipse"から"The Preacher, the Teacher"につなぐ部分でイントロでも披露したSteveの12弦アコースティックギターの美しい響きとRickのミニムーグが再登場です。"The Preacher, the Teacher"では "Cord of Life"から少しノリを入れた感覚で聴くことができ、一瞬のChrisのベース・ソロがあった後(個人的にはこのベースがたまりません)、BillのドラムやSteveのエレキが入ってソフトなロック・サウンドになり、"A clearer future, morning, evening, nights with you〜"でキメに入ります。そして、余韻を残すかのように "Apocalypse"で"And you and I 〜"と4行詩をJonが優しく歌い、組曲は終わります。
AB両面に分割されたこの曲のシングル・ヴァージョンは、HOT100ではB面の"And You and I (Part II)"のタイトルでランクインしましたが、やはりアルバム内で聴くのとシングルで聴くのとでは、感じ方は違うでしょう。およそシングル向きではないこの曲ではありますが、しっかりとHOT100にエントリーしました。
陽の当たった11月11日に83位でエントリーした"And You and I"は、その後73位→58位→54位→45位→42位と、Top40入り目前まで順調なアクションで来ましたが、この42位(1972.12.16付)を最高位に、次は82位へ降下し、結果7週のチャート・インに終わりました。やはり10分超えのアルバム・ヴァージョンを聴いてこの曲の凄さが分かるのでしょう。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽