2018年06月08日
6月8日は何に陽(ひ)が当たったか?
1985年6月8日は、イギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Supertramp(スーパートランプ)の8枚目のスタジオ・アルバム、"Brother Where You Bound(邦題:フロンティアへの旅立ち)"からの先行シングル"Cannonball(邦題:キャノンボール)"が、全米Billboard HOT100チャートにトップ40入りした日です(39位)。
Rick Davies(リック・デイヴィス。Vo,Key)とRoger Hodgson(ロジャー・ホジソン。Vo,Gtr,Key)という2大看板ボーカリストで知られるスーパートランプは、1979年の6枚目"Breakfast in America(邦題:ブレックファスト・イン・アメリカ)"で全米制覇を経験し、1980年の2枚組ライブ盤"Paris"を経て、1982年に発表した7作目"...Famous Last Words...(邦題:フェイマス・ラスト・ワーズ)"もヨーロッパで絶好調を維持し、アメリカでもBillboard200のアルバムチャート5位を記録して順風満帆でありましたが、ショッキングにもその"...Famous Last Words..."を最後に、ロジャー・ホジソンが脱退してしまいます。スーパートランプの高音のヴォーカル・パートを担当していただけでなく、キーボードのバッキング・プレイやなめらかなギター・プレイも定評があり、何より1974年の出世作となった3作目"Crime of the Century(邦題:クライム・オブ・センチュリー)"に収録された"School"、"Hide in Your Shell"、"Dreamer"や、"Breakfast in America"に収録されたタイトル曲、シングルヒットした"The Logical Song"、そして"Take the Long Way Home"などのポップなソングライティングもグループの大きな役割でありました。ロジャーが脱退し、残されたグループは、メンバーを補充することは考えず、リックがメイン・ボーカルを担当して、4人での活動を決意し、前作から3年かけて制作されたのが"Brother Where You Bound"で、ロジャーが不在の分ポップ性は薄まりましたが、彼ら本来のブルース色、プログレ色に加えて、ジャズやファンクにもとれる新しい試みに挑戦しています。また、ロジャーが抜けたギターは、ゲストとしてPink Floyd(ピンク・フロイド)のDavid Gilmour(デヴィッド・ギルモア)やThin Lizzy(シン・リジー)のScott Gorham(スコット・ゴーハム)などが、アルバムの最後から2番目に収録された16分にも及ぶタイトル曲で参加しています。
第1弾シングルとしてカットされた"Cannonball"は、アルバムのA面1曲目に収録された8分近いナンバーでしたが、シングルとして5分近いエディット・ヴァージョンとなりました。"Cannonball"は、それこそジャズやファンクを大胆に盛り込んだ"新しい挑戦"でありましたが、リックのヴォーカルでスーパートランプらしさも消えてはおらず、ドラマティックなメロディーと重厚なサウンドは聴者を惹き付けます。プロモーション・ビデオも初期のMTVに数々の名作ビデオクリップを誕生させた名匠、Steve Barron(スティーヴ・バロン)が手がけ、アルバムジャケットに描かれた原始人を登場させて、グループのステージ・パフォーマンスを独特のカメラワークでかっこよく絡めた、ユニークなビデオで話題を集めました。
1985年5月25日に75位でエントリーした同曲は、次週52位にジャンプ・アップ、3週で陽の当たった6月8日に39位でトップ40入りを果たしたのです。久々のトップ40入りで、1983年3月19日に31位を記録した"My Kind of Lady"以来となりました。"Cannonball"はその後34位→30位→29位と勢いは緩やかになり、7月6日付と13日付で2週連続28位をピークにその後は下降していき、結果12週チャートインしました。現時点では最後のトップ40入りしたシングルですが、ロジャー脱退後もしっかり健在をアピールした、スーパートランプの復活劇でありました。
その後はヒット・ヴォリュームは落ちたものの、メンバー・チェンジを繰り返しながら、リックを中心に現在も現役で活動を続けています。
Rick Davies(リック・デイヴィス。Vo,Key)とRoger Hodgson(ロジャー・ホジソン。Vo,Gtr,Key)という2大看板ボーカリストで知られるスーパートランプは、1979年の6枚目"Breakfast in America(邦題:ブレックファスト・イン・アメリカ)"で全米制覇を経験し、1980年の2枚組ライブ盤"Paris"を経て、1982年に発表した7作目"...Famous Last Words...(邦題:フェイマス・ラスト・ワーズ)"もヨーロッパで絶好調を維持し、アメリカでもBillboard200のアルバムチャート5位を記録して順風満帆でありましたが、ショッキングにもその"...Famous Last Words..."を最後に、ロジャー・ホジソンが脱退してしまいます。スーパートランプの高音のヴォーカル・パートを担当していただけでなく、キーボードのバッキング・プレイやなめらかなギター・プレイも定評があり、何より1974年の出世作となった3作目"Crime of the Century(邦題:クライム・オブ・センチュリー)"に収録された"School"、"Hide in Your Shell"、"Dreamer"や、"Breakfast in America"に収録されたタイトル曲、シングルヒットした"The Logical Song"、そして"Take the Long Way Home"などのポップなソングライティングもグループの大きな役割でありました。ロジャーが脱退し、残されたグループは、メンバーを補充することは考えず、リックがメイン・ボーカルを担当して、4人での活動を決意し、前作から3年かけて制作されたのが"Brother Where You Bound"で、ロジャーが不在の分ポップ性は薄まりましたが、彼ら本来のブルース色、プログレ色に加えて、ジャズやファンクにもとれる新しい試みに挑戦しています。また、ロジャーが抜けたギターは、ゲストとしてPink Floyd(ピンク・フロイド)のDavid Gilmour(デヴィッド・ギルモア)やThin Lizzy(シン・リジー)のScott Gorham(スコット・ゴーハム)などが、アルバムの最後から2番目に収録された16分にも及ぶタイトル曲で参加しています。
第1弾シングルとしてカットされた"Cannonball"は、アルバムのA面1曲目に収録された8分近いナンバーでしたが、シングルとして5分近いエディット・ヴァージョンとなりました。"Cannonball"は、それこそジャズやファンクを大胆に盛り込んだ"新しい挑戦"でありましたが、リックのヴォーカルでスーパートランプらしさも消えてはおらず、ドラマティックなメロディーと重厚なサウンドは聴者を惹き付けます。プロモーション・ビデオも初期のMTVに数々の名作ビデオクリップを誕生させた名匠、Steve Barron(スティーヴ・バロン)が手がけ、アルバムジャケットに描かれた原始人を登場させて、グループのステージ・パフォーマンスを独特のカメラワークでかっこよく絡めた、ユニークなビデオで話題を集めました。
1985年5月25日に75位でエントリーした同曲は、次週52位にジャンプ・アップ、3週で陽の当たった6月8日に39位でトップ40入りを果たしたのです。久々のトップ40入りで、1983年3月19日に31位を記録した"My Kind of Lady"以来となりました。"Cannonball"はその後34位→30位→29位と勢いは緩やかになり、7月6日付と13日付で2週連続28位をピークにその後は下降していき、結果12週チャートインしました。現時点では最後のトップ40入りしたシングルですが、ロジャー脱退後もしっかり健在をアピールした、スーパートランプの復活劇でありました。
その後はヒット・ヴォリュームは落ちたものの、メンバー・チェンジを繰り返しながら、リックを中心に現在も現役で活動を続けています。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽