2018年09月26日
9月26日は何に陽(ひ)が当たったか?
1987年9月26日は、イギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、Pink Floyd(ピンク・フロイド)のシングル"Learning to Fly(邦題:幻の翼)"がBillboardメインストリームロックチャート(当時はAlbum Rock Tracks)で1位を獲得した日です。1987年9月7日リリースのスタジオアルバム、"A Momentary Lapse of Reason(邦題:鬱)"からのファースト・シングルとして選ばれました。
1985年にRoger Waters(ロジャー・ウォーターズ。bass,vo)が脱退したPink Floydは、David Gilmour(デヴィッド・ギルモア。guitar,vo)とNick Mason(ニック・メイスン。drums)の二人となりましたが、"A Momentary Lapse of Reason"の制作では元メンバーのRichard Wright(リック・ライト。key)もサポートとして参加し、今回紹介する"Learning to Fly"にも参加しました。またプログレ界の著名ベーシスト、Tony Levin(トニー・レヴィン。bass)も参加したほか、本作プロデューサーのBob Ezrin(ボブ・エズリン)がミュージックシーケンサーやパーカッションも担当しました。
ソングライティングの中心がRogerからDavidに移った本作は、アルバム・タイトルや収録曲のタイトル、シニカルな詩、そしてヒプノシスの意味深なジャケットから、非常に抽象的で深い精神世界を表現した内容に見えますが、音楽自体が非常にソフトになり、これまでのアルバムほどの過激さや悲痛さは持ち合わせておらず、Davidの温かみのある歌声である意味聴きやすいアルバムですが、やはりうメンバーの奏でる重厚さはしっかり備わっておりプログレッシブ・ロックらしい最後までじっくりと聴き応えあるアルバムです。
アルバムの2曲目に収録された"Learning to Fly"は、1曲目のインストゥルメンタル、"Signs Of Life(邦題:生命の動向)"による静かで分厚く、幾分感傷的ですらあるギター・ソロを聴かされた後に、間髪入れずイントロがズシンと入り込む、ややミドルテンポのロックナンバーです。プロモーション・ビデオはカナダのバンフ国立公園で撮影され、メンバーの演奏シーンに合わせて時折登場する空を飛ぶ鷹の化身らしき人物、そして鳥を夢見た青年が高い崖から飛ぼうとする壮大かつドラマティックなシーンで構成されたスケールの大きい内容ですが、リリース時にはこの内容にもう1つ別カット(別の会社員らしき男性がロッカーに物を入れるシーンや最初のギターソロでDavidもロケ先でプレイしているシーンなど。記憶が曖昧ですみません)の入ったヴァージョンもあったと思います。私自身が少年期にビデオ録画した80年代のMTVの中にあると思うのですが、如何せんビデオデッキを所有しておらず、現在では確認できませんでした。
Billboard HOT100シングルチャートでは1987年10月31日にて70位を記録し、8週間チャートインしましたが、本場のロック部門であるAlbum Rock Tracksでは本領を発揮しました。1987年9月5日に5位に初登場したこの曲は翌週と翌々週に3位を記録して、陽の当たった9月26日付で1位に輝き、3週間1位を維持しました。その後は下降していきましたが、12週チャートインし、この曲がチャートインしていた時には他の収録曲も軒並みチャートインしていました("The Dogs of War"、"One Slip"、"On the Turning Away"など)。
1985年にRoger Waters(ロジャー・ウォーターズ。bass,vo)が脱退したPink Floydは、David Gilmour(デヴィッド・ギルモア。guitar,vo)とNick Mason(ニック・メイスン。drums)の二人となりましたが、"A Momentary Lapse of Reason"の制作では元メンバーのRichard Wright(リック・ライト。key)もサポートとして参加し、今回紹介する"Learning to Fly"にも参加しました。またプログレ界の著名ベーシスト、Tony Levin(トニー・レヴィン。bass)も参加したほか、本作プロデューサーのBob Ezrin(ボブ・エズリン)がミュージックシーケンサーやパーカッションも担当しました。
ソングライティングの中心がRogerからDavidに移った本作は、アルバム・タイトルや収録曲のタイトル、シニカルな詩、そしてヒプノシスの意味深なジャケットから、非常に抽象的で深い精神世界を表現した内容に見えますが、音楽自体が非常にソフトになり、これまでのアルバムほどの過激さや悲痛さは持ち合わせておらず、Davidの温かみのある歌声である意味聴きやすいアルバムですが、やはりうメンバーの奏でる重厚さはしっかり備わっておりプログレッシブ・ロックらしい最後までじっくりと聴き応えあるアルバムです。
アルバムの2曲目に収録された"Learning to Fly"は、1曲目のインストゥルメンタル、"Signs Of Life(邦題:生命の動向)"による静かで分厚く、幾分感傷的ですらあるギター・ソロを聴かされた後に、間髪入れずイントロがズシンと入り込む、ややミドルテンポのロックナンバーです。プロモーション・ビデオはカナダのバンフ国立公園で撮影され、メンバーの演奏シーンに合わせて時折登場する空を飛ぶ鷹の化身らしき人物、そして鳥を夢見た青年が高い崖から飛ぼうとする壮大かつドラマティックなシーンで構成されたスケールの大きい内容ですが、リリース時にはこの内容にもう1つ別カット(別の会社員らしき男性がロッカーに物を入れるシーンや最初のギターソロでDavidもロケ先でプレイしているシーンなど。記憶が曖昧ですみません)の入ったヴァージョンもあったと思います。私自身が少年期にビデオ録画した80年代のMTVの中にあると思うのですが、如何せんビデオデッキを所有しておらず、現在では確認できませんでした。
Billboard HOT100シングルチャートでは1987年10月31日にて70位を記録し、8週間チャートインしましたが、本場のロック部門であるAlbum Rock Tracksでは本領を発揮しました。1987年9月5日に5位に初登場したこの曲は翌週と翌々週に3位を記録して、陽の当たった9月26日付で1位に輝き、3週間1位を維持しました。その後は下降していきましたが、12週チャートインし、この曲がチャートインしていた時には他の収録曲も軒並みチャートインしていました("The Dogs of War"、"One Slip"、"On the Turning Away"など)。
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posted by ottovonmax at 00:00| 洋楽