2024年02月19日
女性から観た「ステキなおじ様」とは1
石鹸のにおいのした人
素敵なおじさまの必須アイテム:アイロンのかかったハンカチ
ペンネーム:いるか
出会った年齢:28
石鹸のにおいのしたおじさまの話
ハンカチにクラクラきた話
その素敵なおじさんと出会ったのは私が社会人5年目くらいの時です。
勤めていた職場の飲み会でした。
そのおじさまは、他の支部からの参加でしたので、
お会いするのはその時が初めてでした。
場所は普通の居酒屋よりはちょっとおしゃれな感じで、
洋風のメニューも頼めるような、こじゃれたお店でした。
あるプロジェクトの打ち上げでたくさん人が参加するような飲み会でした。
お酒があまり得意でない私ですが、場の雰囲気とお付き合いから少し飲みすぎてしまいました。
顔が赤くなったところくらいでやめておけばよかったのに、
緊張と疲れも相まって飲みすぎて気分が悪くなってしまいました。
何度かお手洗いにいってうがいをしたり、水を飲んだりして紛らわせていたのですが、だんだんとくらくらして、もう吐きそうな気持になってきました。
そのおじさまがはじめて話しかけてくださったのはその時でした。
少し離れて座っていたのに、私が気分の悪くなっているのに気が付いてわざわざ席を移動して話しかけてくださいました。
「大丈夫?顔色あまりよくないのではじゃないかな?」と言ってハンカチを一枚渡して下さしました。
そのハンカチがとてもいい匂いがしたのです!!
柔軟剤や洗剤のきつい香りやにおいでもなく石鹸のなんともいえないいい香りだったのです。
そして、しわしわではなくぱりっとアイロンが当たっているものでした。
そして、「ハンカチまだあるからそれ持っていてよいからね、
皆と離れたところで休んでいたらどうかな」と言って
すいている場所にさりげなく案内してくださいました。
飲み会の後のこと
まだ持っているハンカチ
その飲み会では、なんとか家まで帰りついて週末に復活することができました。
月曜日に出社して、ハンカチをくださったおじさまにハンカチを返そうと同僚にその人のことを聞いてみたところ、
その方はその日は他県からいらして、しかもかなり上の立場のお方だという話。
ハンカチをそのままどうしようかなと思いながら社内メールを確認していました。
まさかおじさまからメールが来ていないかなと思いましたが
まさか私のような一社員に直接メールが来るはずはありません。
そこで思い切って同僚からきいたお名前のそのおじさまにハンカチのことをメールしてみました。
するとすぐに返信が来て、そんなのことはもう忘れていたし、よければそのまま使うか処分してくださいとのクールな返信。
さらに聞けば3人のお子様のお父様でもあるそうでとてもお忙しい方だとか。
お子様がいるから何枚もハンカチを持つという行動につながったのかなと推測しました。
そして、きつい洗剤を使わないのもお子様のことを思う奥様の思いなのかなととてもほっこりした気持ちになりました。
昨今、きつい柔軟剤の広告ばかりですが、石鹸のかおりがするおじさまが私はすてきだなと思います。"
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