2016年04月27日
屋号#大阪丸その(23) (あべのハルカス周辺no.11*通天閣F)
(通天閣F*展望階4階や特別展望階、お天気を示す通天閣のネオンサインなど)
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通天閣の展望階5階からネオン管が輝く階段を降ります。
4階の展望階です。
先ほどの5階とは違い、黄金色は無くなり、眺望を見る為の望遠鏡も設置され、より実質的な展望階になっています。
私達が訪れた日は、いくつもの団体のお客さんで賑わっていました。
5階の展望階にゆっくり居たのと、展望階のエレベーターに乗るまでに既に30分以上待っていたのもあり(←2階のヂャンヂャン横丁に長くいました。)あまり長居せず、ざっとひと回りしました。
目についたのは5階と変わらない眺望、より対象物がよく見える望遠鏡、
そして黄金色の象の神様=夢をかなえる象の【ガネーシャ】さんです。
5階は、ビリケンさんプラス七福神さんの八福神さんが守っていましたが、
4階はこの【ガネーシャ】さんが守っているようです。
(大阪らしいコメントが【ガネーシャ】さんの台座に刻まれています。)
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インドの神様、ガネーシャです。
この街めちゃ気に入りましたんで
しばらくおらせてもらいます。
あんたの周りでええことあったら、
それ全部わしのしわざや思てください。
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と大阪弁で書いてありました。(笑)
ちなみにビリケンさんはアメリカ生まれ。
七福神さんは詳細は長くなるので、またの機会にしますが、意外に日本生まれなのは、恵比寿さんだけです。
【ガネーシャ】さんもヒンドゥー教の神様。
インド出身です。
日本の神社・仏閣の成り立ちを調べてみると、シルクロードを辿って大陸から伝わって来たものがほとんどで、その後、日本ならでは土壌で発達をし、現在の形になったものが多々見られます。
大陸をシルクロードで渡った後、日本のアニミズムと融合した形です。
よくよく見れば多国籍出身の神様に溢れていたりします。
シルクロード周辺にある全ての国々の影響を受けていると言っても過言ではありません。
ただ海に囲まれ、大陸と地続きでない分、外から伝わって来たものが独特の発展を遂げていき、長年掛けて、外来物を和風様式に変換して来たようです。
一神教の国なら、びっくりするであろう位の八百やおろずの神様達。
そのうち純日本出身はわずかで、ほとんどの神さま仏様達は他国籍出身者です。
その上にクリスマスもしますし、他宗教の風習も意識しないうちに日常に組み込まれていたりもします。
お正月に食べるお餅が、ユダヤ教のパンに似ているとも言われています。
またお盆に浄土宗などの日本仏教はご先祖様を迎え火、送り火などをしますが、これは中東に火をくべるある風習に似ているとも言われています。
つまり、三大宗教であるキリスト教、イスラム教、仏教はもちろんのこと、
ユダヤ教、ゾロアスター教、ヒンドゥー教他、様々なところから影響を受けているのです。
通天閣の統一性ない【ごった煮】こそは、とても日本的、かつ、もちろん大阪的とも感じました。
ひとつに拘泥しない多種多様性、豊穣
な有機性、大阪ならではのお笑い文化と商魂たくましい商人文化の融合というところでしょうか?!
節操がないと言えば節操がないのかも知れませんが、ともかく豊穣な生命力を感じます。
5階では、赤い絨毯の上に方位を表す子(北)、卯(東)、午(南)、酉(西)を見つけたのですが、4階では建物を描いた天井画を見つけました。
少しメルヘンチックに描かれた絵が天王寺動物園の方角と共に楽しさを伝えているように感じました。
時間があれば、望遠鏡でのんびり周辺の眺望を楽しむのもいいだろうなぁと思いました。
◯また展望特別階があります。
別料金、予約が必要ですが、恋人同士のプロポーズなどの特別な日に使われているようです。
詳細は(あべのハルカス周辺no.通天閣B)を参照して下さい。
◯余談ですが、通天閣の一番上にある丸いネオン管はお天気を知らせています。
光の天気予報士なのです。
白色・・・・・・晴れ
青色・・・・・・雨
オレンジ色・・・曇
ピンク色・・・・雪
晴れのち曇の場合
上半分・・・・・白色
下半分・・・・・オレンジ色
のようにネオン管が光ります。
日立製作所が作成、大阪気象台と繋がり、お天気を伝えているようです。
また夜には、様々なネオン色に輝き、毎時間ごとにグラーデーションの光で大時計が光輝きます。
夜間のネオン管に彩られたカラフルで美しい通天閣も夜景の楽しみのひとつです。
(次号に続く)
(お得な旅行なら)
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