星とたんぽぽ＆生活スタイル

ここ数年床屋さんに行っていない。

理由は我がままみたいなこと。


お店に行くと順番を待つ場合が多い。電話予約していても多少は待たされる。


「お次の方、こちらへどうぞ」

自分の番になって呼ばれる。

「髪型はどうしますか？」

面倒なので「普通に短めでお願いします」と応えることにしている。


「もみあげはどうしますか？」

「普通でお願いします」

「襟足はどうしますか？」

「普通でお願いします」

「髭をそりますか？」

「眉はどうされますか？」

「鼻毛は？」

「シャンプーしますか？」

「整髪料はつけますか？」



最近は床屋さんって言わないのかな、理髪店？

髪をいじってもらいながらうとうととするのが好きだ。

床屋さんに行くのが好きだった。

髪を短く切りそろえる。髭を剃る。頭をシャンプーしてもらう。

最後にマッサージしてもらって、店を出るときは身も心も軽やかになる。


「今日はお休みですか？」


少しは黙っててもらいたいのだが営業用会話で攻めてくる。

「最近の景気はいかがですか？」



早くすませることができる１０００円カットを試してもみた。

営業会話で攻めてくることはない。

注文の髪型に仕上げると、髭を剃ることも無い。

ましてや眉、鼻毛もない。

だけど仕上がりが雑ってゆうか、感心しない。

一回きりで断念した。



お家での散髪を家族の者に相談したら妻と娘が乗り気になった。

最近では娘が毎回散髪してくれる。

ハサミと櫛の使い方もうまくなった。

もう３年以上理髪店に行っていない。


家族の者にお願いするのも覚悟が必要だ。

「右側が少し長いような気がするけど？」

前髪がどうの、後ろ側がどうのと気にしないで多少の不具合は我慢する。

「うるさい、自分でやって！」

何か注文を付ける、文句を言おうものなら短気を起こされて雑になるか、

そこで中断される恐れがある。


普通のハサミを使っているせいか、切り方によって髪の長さにムラができやすい。

娘も多少は上手になったので、ヘアーカット用ハサミを用意したほうがいいかな。


そろそろ鋏から電動バリカンに替えてみようかとも思っている。

人手を頼らなくて自分で簡単にカットできるのが欲しい。

歯が頭皮に当たらないで耳まわりやえり足を短くカットできるのが良い。