2010年06月11日
脳の回路の不思議
君の言動が可笑しくて可笑しくて
大声で笑いたい場合があるんだな
笑ってしまうと君に失礼だから
腕をつねって歯を食いしばって
必死で我慢してるんだよ
嬉しいことがあって楽しくって楽しくって
スキップして飛びまわりたいのだけれど
そんなことすると恥ずかしいじゃないかと
クールに自制する自分がいる
澄ました顔が不自然に見えるのはそんなときだよ
話しの途中でちがうちがうって
身体全体で説明したいときがあるのだけれど
そこで口を出すと知ったかぶりの気もするし
なんだか面倒になってただ聞いている
知らなければ楽な場合だってあるんだよ
むずかしい話に相槌打って
わかったふりして頷くのだけれど
何か意見はと声掛けられても
うんうんとただ笑って頷いている
後で情けなく惨めになることもたまにあるさ
顔を見るだけで腹が立って腹が立って
バケツを蹴り倒したくなるのだけれど
脳の回路にプログラムされたらしい
あの声をあの顔を思い出しただけで腹が立つ
1回2回3回と深呼吸をしてみても駄目だね
静かにこころの底から湧きあがる
大きな声では言えないけれど
覚悟に似た親が子を思う気持ちがある
あの声あの顔を思い出しただけで力がみなぎる
説明できない不思議な力なんだ
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