2009年11月03日
why?
無口な店主がいる。
いつかは、何かを、話させようと策を練っているが実らない。
「おはようございます」
「・・・・・」
返事はない。
ほぼ毎日出かける配達先の、店主。
初めての配達から約2年の月日が流れた。
未だに三つ以上連なった“語”を聞いたことがない。
「以上です。よろしいでしょうか?」
「ウム・・・」
「これはサービスです。どうぞ受け取ってください」
「ウム・・・」
ある日、店先に真新しい千円札が落ちていた。
連なった言葉を期待しながら
「店先に千円札が落ちていましたよ」
と、それを差し出した。
「ウム・・・」
と店主は頷いて一瞬躊躇したように見えたが、お札を受け取った。
「預かります」とか「ありがとう」の言葉が欲しかったのに、
お札だけが動いてどこかに仕舞われた。
今朝も
「おはようございます」
「・・・・」
納品の品が沢山あったので
「残りはどうしましょうか?」
と訊ねると、くるりと背を向けてしまった。
そんな時は決まって店のおばさんが対応する。
納品を終わって、
「以上でございます。ありがとうございました」
「・・・・・」
35歳前後に見える店主は今日も喋らない。
このお店、繁盛している。
なぜ?
why?
読んでくれてありがとう。
いつかは、何かを、話させようと策を練っているが実らない。
「おはようございます」
「・・・・・」
返事はない。
ほぼ毎日出かける配達先の、店主。
初めての配達から約2年の月日が流れた。
未だに三つ以上連なった“語”を聞いたことがない。
「以上です。よろしいでしょうか?」
「ウム・・・」
「これはサービスです。どうぞ受け取ってください」
「ウム・・・」
ある日、店先に真新しい千円札が落ちていた。
連なった言葉を期待しながら
「店先に千円札が落ちていましたよ」
と、それを差し出した。
「ウム・・・」
と店主は頷いて一瞬躊躇したように見えたが、お札を受け取った。
「預かります」とか「ありがとう」の言葉が欲しかったのに、
お札だけが動いてどこかに仕舞われた。
今朝も
「おはようございます」
「・・・・」
納品の品が沢山あったので
「残りはどうしましょうか?」
と訊ねると、くるりと背を向けてしまった。
そんな時は決まって店のおばさんが対応する。
納品を終わって、
「以上でございます。ありがとうございました」
「・・・・・」
35歳前後に見える店主は今日も喋らない。
このお店、繁盛している。
なぜ?
why?
読んでくれてありがとう。
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