2009年11月02日
お母さん
配達先の病院の玄関の前。
入口はガラスの自動扉になっている。
自動扉の脇に“禁煙”の立て札が立っている。
“禁煙”の文字は大きく、少し離れたところからでも視認できる。
その自動扉のほぼ真ん前に、若い女性が“うんこ?”座りで、
左手に火のついたタバコを指にはさみ、
右手に携帯をいじくっている。
ズボンはヒョウ柄で、ロングパーマの茶髪。
どこにでもいそうな、“女の子”という表現が似合う若い女性だった。
食パンの入った箱を二段重ねで肩に担ぎ、
自動扉の方へ歩み寄る。
が、若い女性、周りが見えるのか見えないのか、
自分の世界に浸って、進路をゆずってくれそうにない。
お構いなく尚もタバコを吹かせながら、携帯をいじくっている。
その若い女性に触れそうになりながら自動扉から建物に入った。
納品を終えてエレベータで待っているとき、あの若い女性を再び目にした。
「おかーさーん、まってー」と小さな子供。
「・・・・・」携帯をいじくりながら無言で歩くお母さん。
その後を小さな子供が追って行く。
そうか、“お母さん”だったのか。
「それがどうしたの?」と訊かれても、何か印象に残るお母さんだった。
“仕事先で見る風景”の一コマ。
読んでくれてありがとう。
入口はガラスの自動扉になっている。
自動扉の脇に“禁煙”の立て札が立っている。
“禁煙”の文字は大きく、少し離れたところからでも視認できる。
その自動扉のほぼ真ん前に、若い女性が“うんこ?”座りで、
左手に火のついたタバコを指にはさみ、
右手に携帯をいじくっている。
ズボンはヒョウ柄で、ロングパーマの茶髪。
どこにでもいそうな、“女の子”という表現が似合う若い女性だった。
食パンの入った箱を二段重ねで肩に担ぎ、
自動扉の方へ歩み寄る。
が、若い女性、周りが見えるのか見えないのか、
自分の世界に浸って、進路をゆずってくれそうにない。
お構いなく尚もタバコを吹かせながら、携帯をいじくっている。
その若い女性に触れそうになりながら自動扉から建物に入った。
納品を終えてエレベータで待っているとき、あの若い女性を再び目にした。
「おかーさーん、まってー」と小さな子供。
「・・・・・」携帯をいじくりながら無言で歩くお母さん。
その後を小さな子供が追って行く。
そうか、“お母さん”だったのか。
「それがどうしたの?」と訊かれても、何か印象に残るお母さんだった。
“仕事先で見る風景”の一コマ。
読んでくれてありがとう。
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