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2009年11月06日

犬も食わない

天気も良いので長距離ドライブに出掛けることにした。

家から少し離れている駐車場に先に着いて“連れ”を待つ。

少し遅れて連れがやって来た。


「時間があったのだから車を拭いておけばいいのに!」

「・・・」

“事”はいつもこんな風に始まる。
 


行先を確認して出発。

ウィンカーを右に合図してハンドルを右に切る。



突然、

「左よ!、どうして右に行くの!?」

センサー付きカーナビのような連れの甲高い声。

「・・・」


ルートは二通りあり、幹線通りに近いほうを選んだつもりで、

その旨を説明しても

「そうかしら?」

と譲らない。


連れの意見を尊重し、途中で引き返し反対方向へ車を走らせる。

この時点でお互い頭の中は“ポッポッポッ”。



少し走ると交差点があり、直進した。

「どうして右に行かないの?」

またもや、センサー付きカーナビ。



真っすぐに行くルートを選ぶと、渋滞しないで走りやすい。

その旨を説明すると

今度は自動車教習所の教官の態度で

「右に行く方が近いのに!」

「・・・」


それに反応しないで今度は自分の考えを押し通し、真っすぐに進んだ。

頭の中は“フツフツフツ”。



「・・・」



沈黙が続く。



既に頭の中は「カッカッカッ」。



「次の信号機のある交差点を左ね」

と言うセンサー付きカーナビの連れに、

「そうだね」

と応える。




「左折するよ」と言いながら右にハンドルを切る。

悪気はない。本当に左折するつもりだった。

最近言葉と行動が一致しないことがある。

車の運転だけではない。

通常も、頭は“上”と思っているのに、口は“下”と発することが稀にある。



センサー付きカーナビは壊れた。


「来なければよかった!」

「・・・」

「一緒に乗りたくない!」

「・・・」


そんなことをブツブツと話した後で、

「失敗した!、やっぱりあのとき離婚しておけばよかった」

「・・・」


いつものフレーズ。いつもの通り。



「あのとき」とはいつのことだ?と考える。



幾度となく繰り返した喧嘩。


数時間後には何事もなかったような日常に戻る。



犬も食わぬと言うけれど。



最後まで読んでくれてありがとう。




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