2015年06月08日
アル・スーマ、シリア代表でのプレーを拒否
日本時間で昨日の事。
オマーン戦後、再度ダッバス会長がオファーを出しまして、今度は
サウディサッカー協会のほうにもしっかり見てもらうような出し方を
しました。
今回報じられた内容はシリア、サウディアラビア、エジプト等様々な国で
ほぼ一貫しているので、おそらく信憑性としてはかなり高いものになると思うので
載せました。
記事によるとシリアサッカー協会から正式な招集オファーがあり、母国の
成功を祈るとしながらも、現時点でシリア代表でのプレーの意思は無く、
要請を正式に断ったとの本人のコメント。
一応帰化の話があったのは、シリアの次に長く過ごしたクウェート。
そして今のサウディアラビアですが、後者は帰化条件が厳しく、今すぐ
国籍を取得する事は難しいと言われています(特例はあり得るけど)。
政治がらみのドロドロ問題になっちゃったけど、
シリア内政が改善してまたシリアでプレーする気になってくれたりするのかな?
W杯予選中、アルスーマがいないのは、日本にとっては有難い話だけど。
今回の一連の流れですが、簡単にまとめると
まず、オマーン戦招集のレターをアル・アハリに送付
↓
アル・アハリがあいまいにする。
↓
本人、UAEのTV番組に出演、「シリアの事は誇り」と発言
↓
シリア国民歓喜
↓
しかし結局オマーンには来ず。。。。。
↓
再度、W杯アフガン戦に向けたメンバー召集のオファー。
今度は初めにサウディサッカー協会に送付。
↓
本人、正式に拒否。
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というのが、記事が報じていたり記者が話していたり、ラジオが報じた
物の内容なんですが、当然シリアが報じた記事の内容も入ってますので
自分達(シリア側)に不都合な点も含め、捏造した情報が含まれている可能性
は極めて高い。というか、ほぼ間違いない。
遡ると、そもそもアル・スーマが2012年の代表戦後に、反政府行動を起こす(
フラッグ事件)→協会が追放
これが発端だったのは確定。
そのあと、アル・スーマがクウェートで大活躍→アル・アハリでも大活躍→
シリアサッカー協会『おっ!呼ぼうか!』ここまでもほぼ確実。
その後が問題。
そもそもシリアサッカー協会は確実に裏で、政治と絡んでいる上に、腐敗したまま
何年もそのままの状態なので、彼の追放を決定した幹部は殆ど残って、今も甘い
蜜を吸ってます。
だから活躍したからと言って、そのまま代表に復帰させるとは思えない。
当然、その時の行為の改心と謝罪も必要だし、表向きには、スーマの復帰大歓迎
みたいにして、オープンなシリアサッカー協会のイメージ作りみたいになってるけど
日本と違うから、これは本人達に実際にインタビュー出来ても、真相は掴めないと
思います。
オマール・ジハード・"アル・アッキード"アル・スーマ(スマ)
Omar Jihad Al-ʿAqqid Al Somah("OS9")
生年月日 1989-3-23(アハリ/サウジアラビア&シリアサッカー協会データ)
1989-3-28(ユーロスポーツ等)
1990-3-23(ロンドン五輪予選時のJFA資料他)
1989-1-1等も
身長/体重 190/86(192/86)
家族 父:ジハード 母:ハナ(本人いわく、母は消費者機関で働いていたとのこと)
兄弟:本人含め7人(男3人女4人)
出身地 ディリゾール
宗教/宗派 イスラム教スンニー派
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他国の代表チームになれるか否かのことですが、
自分も最初、無理だろ?と思ってましたが、
元々はドイツ代表でプレーしていたジャーメイン・ジョーンズが
アメリカ代表になる際に、ドイツ代表でのキャップ数が3?か4?
あったと思いますが、アル・スーマもキャップ数は4あるものの
出場した試合の関係(W杯予選、アジア杯予選が含まれていない)で、
可能性はあるような話は出てますね。
説明が不足してしまいましたが、彼の場合は、シリア以外の国に帰化
する目的は、他の国の代表になるためではなく、純粋に他国への帰化を
検討してるという点が大きいので、代表チームに入れるかどうかは
二の次なので、仮にその権利がなかったとしても、帰化問題は存在します。
当然、サウジとクウェートでは帰化後の私生活面での待遇も違うので、
その点でも慎重になっているという話はあります。
サッカー面では、どちらに帰化した場合でも、その国でプレーする
限りは外国人ではなくなるので、メリットもありますね。
アル・スーマは、4試合のシリアA代表歴があるので、
他国に帰化しても、代表変更は出来ないのでは?
出場した西アジアサッカー選手権が親善試合扱いなら
可能性は無きにしもあらずですが。