Ole Asia

多分、ここを定期的に覗いてくれている方は、シリア代表の攻撃陣が
各国のリーグで賞を総なめにしてることからも、シリアに恐れを抱いてる方も多い
と思います。

自分もそうです（笑）


事実、このブログを書き始めた時は、シリアの個々の選手はそれほど目立って活躍
してませんでした。最近になって、一番当たっちゃいけない時にあたっちゃったかな
と、個人的にも思い始めてます。


ただ、試合を見ると、内戦の影響で選手が世界に散らばり集まりにくくなった
事で、連携面で噛みあわない部分や、コンディションの良い選手悪い選手が
ハッキリするようにもなりました。

もちろん、選手個々で見ると、より厳しいリーグに身を投じ、5年以上海外でやっている
選手もいたりして、特に最近、以前にも増してパススピードやシンキングスピードが速く
なってるのも確認できます。

ここで、いつも攻撃陣ばかりに目がいくシリアですが守備陣にはどんな選手がいるのか
紹介します。

SBにはボスニアリーグ首位を走るFKサライェヴォで主力になりつつある
カッラースィーを始め多くの攻撃力溢れる才能があつまる激戦区。
これは左右問わず、人材は豊富です。

CBにはイラクリーグを代表するCBのハムディー・アル・マッスリを始め
クウェートリーグを代表する、アフマド・アル・サリハにスピードのあるタイプ
のアブダル=ナセル・ハサンがいますが、ここは攻撃陣に比べれば層は薄く、個々の
レベルで見ても明らかに弱いポジションです。

アル・マッスリ(189cm)
アル・サリハ(183cm)
ハサン(182cm)

に、控えの
A・ディーブ(187cm)
ショシャーラ(188cm)

と、全体的に結構デカイです。
190ちょい手前位の選手が多くいますが、一番上の2人を除くと、クラブで
安定して力を出しているとは言えず、この2人のどちらかが怪我をするようなことがあると
戦力ダウンは確実。特にディーブは、少しポカも多く安定してるとは言えない選手。

特にマッスリはCKでもポジション取りが非常に上手い選手で、シリア国内の
大概のCFよりもヘディングが強く、はっきり言って最もシリアが依存して
しまってる選手の一人なので、欠けるとなれば大ダメージでしょう。


シリアのイブラヒム監督がおととい行った会見で、アル・サリハに負傷の
影響がみられるということを話していたので、もしかするとW杯予選は
最初からどちらかがそろわないという状況になるかも。


ちなみに前回の五輪予選、アンマンで行われた日本VSシリアの
先発CBはハサンとアル・サリハの組み合わせでした。