Ole Asia

http://www.radiosawa.com/content/erbil-afc-cup-soccer/265903.html　

　AFC杯にも参加予定のイラクリーグの3強(去年は2位)の内の一つのアルビールFCが財政難で
大ピンチに陥っていましたが、政府がAFC杯は辞退してはならんという、強い意思を示し、アルビール
に5億イラクディナール(多分5000万円位)を援助しました。

　現在はショルターが群を抜いて強いイラクリーグですが、ショルターで出れない有力な若手や
クルド系の精鋭は、クルディスタンの首都(主都)アルビールを拠点とする、このアルビールFCに
送りこまれますが、さきのアジアカップイラク代表メンバーの中にも、正GKのジャラル　ハッサン
やアリー　ファイーズ、サード・アブドゥッラミールといった選手たちは、アルビール所属の選手達
です。

　しかし、同じ北部のクルド系のクラブのドゥホークと比べると、大きなスポンサーがついていない
分、財政的に常に厳しい状態で、今年の冬にイラクから移籍した選手9人中4人がアルビールの
選手で、アルビールは優秀な選手を、国外に売る事に積極的なクラブです。

　この前紹介した、"シャビ"と"スナイパー"もアルビールの選手でしたが、イランやヨルダン等から
のオファーもあった中、共にサウディアラビアへ移籍したのも高く売って、お金にしたかったという
クラブの目論見が影響したのかなと思います。

　いずれにしても、今回政府から支援金を受け取れる事になったのは良かったと思います。
AFC杯に出場する国の中ではイラクのクラブが一番強いと思うし、出ないと大会の目玉が
一つ消えるという意味でも是非出て盛り上げて欲しいですしね。