2018年10月02日
ゴーヤーの効能 癌や糖尿病にも効く? おいしい食べ方とレシピも
ゴーヤーは栄養の宝庫
前回のシークヮーサー同様、もしくはそれ以上に、今や全国的にも知られ受け入れられているゴーヤーですが、そのゴーヤーもほんの20年くらい前までは相当マイナーな存在だったと思います。
当時本土の人にゴーヤーチャンプルーを勧めても、露骨に何これ?的な反応されましたからねぇ。
ちなみに本土ではよくゴーヤと呼ばれてるみたいですが、沖縄的にはゴーヤではなく「ゴーヤー」です。
なんで最後の ”ー” を切るかな? 慣れの問題なのかもしれませんが、地元民的にはゴーヤは言いにくいです。
ちなみに沖縄ではコーラをコーラーと伸ばして言う人も多いですが、あれはわかってて言ってるんですよ。
ゴーヤーの効能とは全く関係ありませんが・・・。
さてそのゴーヤー、夏野菜ですが、沖縄では昔からビタミンCの補給に、夏バテ防止に、そして普段から食堂や居酒屋メニューとしても定番で食べられてきました。
沖縄では5月8日が「ゴーヤー(58)の日」、8月5日が「裏ゴーヤー(85)の日」として定着しており、スーパーでは特売されたりするんですよ。
そんなゴーヤー、調べてみるとすごい効能がありましたので、ザックリですが以下にまとめました。
ゴーヤーの栄養素と効能
まずは ビタミンC です
ストレスや疲労を回復する働きがあるビタミンCですが、
ゴーヤーのビタミンCは野菜では唯一、加熱に強いという特性があり、炒めてもビタミンが失われにくく、
さらに動物性食品と組み合わせると抗酸化力(活性酸素から体を守る抗酸化作用)がアップするようです。
なので肉と一緒に炒めるゴーヤーチャンプルーは、まさに暑い沖縄の夏にふさわしい料理だったわけですね。
またビタミンCにはシミなどの美肌効果も期待できる効果もありますが、
ゴーヤーのビタミンCはそれ以外にも、コラーゲンを生成してお肌にハリを持たせる働きもあるようです。
また 葉酸・鉄、食物繊維 も豊富で、むくみに効くカリウムや、肌のキメを整えるカルシウム、
アンチエイジングに効果のあるβ-カロテンも含まれています。
特にβ-カロテンは炒めることで吸収率がアップするようなので、ここでもゴーヤーチャンプルー最高!ですね。
また、ゴーヤーのあの苦味は「モモルデシン」という成分らしいのですが、これがとても身体に良いようで、
胃腸の粘膜を保護したり食欲を増進する効果、神経に働きかけて気持ちを引き締める効果もあるようです。
そのモモルデシンとチャランチンという成分には血糖値を下げる効果やコレステロールも低下させる効果もある
とのことで、ゴーヤーのスーパーフードぶり、半端ないですね。
血糖値を下げる効果により、糖尿病にも効果的で、3ヵ月で血糖値を正常値まで改善した例もあるそうですよ。
また、体内の余分な熱を取り去る効果もあり、ニキビや口内炎、便秘にも効果を発揮すると言われています。
そしてゴーヤーの種やワタには共益リノール酸というものが含まれており、これには脂肪燃焼を助け、太りにくい体質をつくる効果があるようです。
種やワタ、今まで捨ててましたよ・・・。捨てるところ、全くないんですね。
さらにはなんと、ゴーヤーはガンにも効くようで、ゴーヤーに含まれるタンパク質、モモルカロシドという成分には、ガンを攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させ、増殖を抑える効果があるそうです。
これだけのパワーと効能があるゴーヤー、苦いからって食べない手はありませんね。
ゴーヤーのおいしい食べ方
まずは、鉄板のゴーヤーチャンプルーです。
ゴーヤーの苦みが苦手という方も多いかと思いますが、苦みを弱める方法としては、
・水にさらす(長時間つけるとビタミンCが溶け出してしまうので注意)
・塩もみする(塩が多すぎるとシナシナになってしまうので注意)
などがありますが、あの苦みがゴーヤーの良いところでもあるので、栄養価的にもできればそのまま頂くのがベストでしょう。
チャンプルーの具材は、沖縄では定番のSPAMなどのポーク (ポークランチョンミート)、コンビーフハッシュ、
豚肉、豆腐、玉葱、人参、卵など。
ポーク、コンビーフハッシュ、豚肉は、「肉」という観点でどちらか一つを使う感じですね。
ツナ缶を使うこともあります。
ポイントは豆腐の炒め方でしょうか。我が家では豆腐はある程度最初で炒めてしまいます。
そうすることで、あとで具材を混ぜ合わせる時に豆腐が崩れてボロボロになりにくいんですよね。
ゴーヤーは最後に入れて炒めすぎないのがポイント。炒めすぎるとシャキシャキ感が無くなってしまいます。
最後に卵を入れて混ぜたら完成です。ゴマ油を軽く振りかけて頂くのも美味しいですよ。
ゴーヤーをスライスして漬け物にしたり、佃煮にするのも美味しい食べ方のひとつです。
さっぱりした甘酢漬けや、砂糖やしょうゆ、みりんなどで甘辛く煮て鰹節を加えた佃煮などオススメです。
またゴーヤーのワタや種は、卵焼きにしたりかき揚げにしたりすることで美味しく食べられるようです。
私も今まで捨てていましたが、今度作ってみたいと思います。
その他、カレーに入れたり、ジュースにして飲んだりといろいろ方法はありますが、やはりあの苦みが良くも悪くもネックでしょう。
苦みが苦手という方はこんなサプリメントもあります。これなら手軽に利用できて忙しい方にも良いですね。
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