2015年04月14日
★「負けです!」立派だ
◆【再び疾駆〈憧れ・諦め・幻滅・自棄・絶望〉MEMO】――★2月、3月、4月と絶不調。
【職員室通信】がまったく書けない。
【職員室通信】が書けないから、それとセットの【再び疾駆MEMO】も書けない。
薄々、「こんなことをつづけていても僕は、結局、ダメなんだ」と気づいていたから、「絶不調」というより、正確には「ゴマカシ切れなくなった」あるいは「ゴマカシがはがれた」というべきかもしれない。
しかし、「ゴマカシ切れなくなった」といっても、「ゴマカシ」以外の【僕】なんか、どこにも見あたらない。
ああ、僕は今、このことに直面しているのだぁ〜。
★でも、こんな岬の突端のような場所に立ち尽くし、【裸の僕】を僕が直視するというカタチは、おそらく、まちがっている。
直視してもなにも見えるはずがない。
ホコリを浴び、枯れ草に覆われた僕こそ僕なのだ。
失望は厳禁。
岬の突端から一歩ずつ、後退、退却。
本日中に、新しいゴマカシ方を発見するつもりである。
◆【職員室通信】――★入学式の次の日から3日間〜4日間(4/8・9・10・13)は、臨時の時間割で学校生活がスタートする。
〈例〉
☆4/8(水)
1時間目=学級活動
2時間目=学級活動
3時間目=標準学力検査(NRT)
4時間目=学年ごと給食指導
5時間目=標準学力検査(NRT)のつづき
6時間目=集団行動訓練&避難訓練
身体測定&内科等検診、生徒会オリエンテーション等もこの時期に計画される。
子どもたちもたいへんだが、教師、特に学級担任は、身体的にも精神的にも、結構、ハードなものだ。
はっきりいうけど、プロ教師としての【指導力】の有無が問われる。(新採教員にこれをやらせる学校があるが、無責任だ。)
この3日間ないしは4日間で、きちんと学級のカタチをつくることができれば、それは1年間つづく。
失敗すると、その反対になる。
向山洋一氏は、次のように述べている。
「子どもへの愛情」「やさしさ」は、あとでいくらでもできることである。
不十分な点も、あとで修正すればいい。
まずは、子どもが動く「しくみ」を作る。
このことに全力を挙げようというのが「黄金の3日間」である。
学級を組織していく。
そのために、何をするのか?
どうするのか?
学級を組織するための順序は、5つのステップを踏む。
1.どのようなクラスにしていくのか?という目標を決定する。
2.目標をやりぬくためのしくみを作る。
3.責任の所在を明らかにする。
4.それぞれの活動をいつ行うかを明らかにする。
5.生活する上でのさまざまなルールを決める〈「学級経営の急所」(明治図書)P.55〉
★この時期に、僕が学級担任として、必ずやっていることがある。
子どもたちに原稿用紙1枚(400字詰)を配り、『まず、はじめに、学級担任に話しておきたいこと』という題で作文を書かせる。
書き終わると、次のように指示する。
「原稿用紙を2つに折りなさい。両端をきちんとそろえましょう。……では、いちばん後ろの人、集めましょう。」
この集まった原稿用紙を、トントンとそろえたとき、本でいうと背表紙の部分が、【きちんとそろい、ピシッとしている年】と、【デコボコの年】とがある。
過去の生活歴・学習歴がおおざっぱにではあるが、かなりの確度で把握できる。
信じられないくらいデコボコ、ブワブワの年もある。
きちんとそろっている年は、やはり、次の高いステージにスムースに進むことができるし、デコボコの年は、やはり、それなりにいろいろなことがある(*^_^*)。
★作文は製本して保存。
ときどき、ずっと過去のものを読み返すことがある。
ある女子生徒が「やさしそうな担任の先生でよかったと思います」と書いている。
ある男子生徒が「入学式のあと、母が、やさしそうな先生でよかったねと喜んでいました」と書いている。
実際には僕は【ビシバシ教師】だ。
ずっと「やさしい」ままの教師であればよかった……「やさしい」ままでありつづけられる力量をもった教師であればよかった……と涙で猛省している(ノ△・。)。
これらの作文集は、残念ながらぜんぶはそろっていないが、今もDAKA古書店跡の書架で、デコボコの背表紙を並べている。
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