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2014年04月03日

★【力のある学校】と【力のない学校】、ここに差が出る〜危機管理と学社連携は表裏一体〜

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★来校者への対応 〜 危機管理と学社連携は表裏一体 〜

【1】廊下を歩いていると
下足置き場の陰に
来客の姿を発見!
即、接近する!!!
(ある意味で「命がけ」)
「どのようなご用件でしょうか?!」

職員室の片隅に
待機しているらしい来客の姿を発見!
即、接近!!!
「担当の者と連絡はとれていますか?」

来客のほうが――
「もうカンベンしてくれよ……」
「ここの教職員は、何人も、次々に、声をかけてくるなぁ……」
「うざいよ……」
 と感じるくらいに
つねに、即、接近!!!


 即、接近して、犯罪被害から子どもを守る。
 学校を守る。
 同時に、地域と交流する(*^_^*)。
 変な言い方になるが、危機管理と学社連携は表裏一体だ。
 
 はっきりいうけど「力のない学校」は、こちら(来客)が泣きたくなるくらい、もう信じられないくらい、誰も来てくれない。
 見て見ぬフリをする。
 目と目があっても、知らないフリをする。
 ダメな学校に共通している。

 これでは絶対に子どもは守れない。
 学社連携も進まない。

【2】教職員が、用件を済ませた来客(例=PTA副会長)に――
 @「どうぞ、校長室にも寄ってください!」
 A(校長室の校長に)「副会長さんがお帰りですよ!」
 前者を選択するか、後者を選択するかは、対応した教職員の「経験則」による。
 「校長」を選択するか、「教頭」を選択するか、あるいは他の教職員を選択するか……も、対応した教職員の「経験則」による。

 これは【1】より高度だ。
 【1】はその気にさえなれば誰でもできる。
 【2】は相当、修業を積まないとできない。
 「あっ、しまった、教頭のほうではなく、校長だった」……というようなことはよくある。
 失敗を恐れず、積極的に対応していこう。
 対応の積み重ねが【修業】になる。
 【力のある学校】につながる。

 【力のある学校】は、こういう点がスゴイ!
 アカン学校はホンマ、絶望的な気分になるくらいに、アカン(ノ△・。)。

 〈来客例〉
 ・PTA総務委員会メンバー(会長・副会長・各委員会委員長等)
 ・地域の町内会や防犯・青少年育成団体、施設や企業(例=旅行社)等の関係者
 ・他小中学校の校長・教頭等
 ・進路先の関係者
 ・部活動のコーチなどボランティア、MINAMIネットサポータークラブ員……等々

【3】同僚の客は、学校の客であり、自分の客でもある……という姿勢で対応する(あいさつをする。ねぎらう)。

★職務に応じた視点で毎日の校舎内外の巡回

 校長、教頭、学年主任(副主任・副担任)、教務主任、生徒指導主事、研修主任、保健主事、学級担任、教科主任等々……それぞれ職務に応じた「視点」で、校内規定にしたがい計画的に、あるいは状況に応じて巡回する。

 この異なった視点の【巡回の総和】が、サムライ中の【教育力】になる。
 サムライ中の【危機管理力】になる。

 例=学年主任(副主任・副担任と分担、連携して)=登校の状況(玄関or学年棟)、学年生徒の授業の状態、給食準備の状態、昼休みの状況、下校時or下校後の状況……。
 なお、学級担任は、自学級の他教科の授業の状況を必ず自分の目でチェックする。

★名刺を用意する。

 地域の方々、高校関係者、業者など学校外の人々との接触が多い。
 名刺を出されたら交換するのが社会的ルール、礼儀である。
 名刺を出さないと、自分は困らないかも知れないけれど、相手が困る。

★おじぎの角度を点検する。

 僕は自分では気づかないうちに、おじぎの角度が浅くなっていたようだ。
 宇都宮大の廣瀬髏l氏に会ったとき、氏に直角、90度の礼をされた。
 頭をハンマーで叩かれた気分だった。
 自分の甘っちょろさ。
 自分では「学社連携人間」を自負しているつもりだったが……。
 以来、これまでの30度〜45度の礼から、60度の礼に切り換えた。

 おじぎの角度を変えると、世界の見え方が変わる。

★本校「服務規定」の確認

 「服務規定」を「危機管理」の枠組みでとらえよう。

 全体的には、サムライ中の場合、おおむね、よい状態にあると判断している。
 たとえば、外部(保護者・地域・教委・報道等……)から問い合わせがあった場合でも、各主任、教頭、校長が知らないということはめったにない。
 だから、即、適切な対応ができる。

 これは、「服務規定」にしたがい、@記録(分刻み)A報告がきちんとされているからであるし、また、学年を含む分掌組織内――いつもいうことだが、分掌内の人間関係というのは、規則とか命令とかではなく、精神の伸びやかなつながりのもとで、重要な価値が交換されやすい――で適切にチェックされているからである。
 「力のある学校」に近づきつつある。
 逆にいうと「力のない学校」は、この点がメチャクチャに乱れている。

〈校長の承認が必要なこと〉
 @日課の変更
 A生徒の校外への引率
 B計画以外の集金等
 C所定時間以後、生徒の居残り
 D(計画以外の)休日の登校
 E学校名で文書の発行または電話の交渉
 F施設・設備の配置替等
 G施設・備品の貸与
 H勤務時間中の外出
 I生徒への重大な懲戒
 J保護者の召喚
 ――Aとの関連で、学校管理下の時間帯で生徒を単独で校外に出さない。
 ――Jとの関連で、PTA関連の招集も含む。

〈校長に直ちに報告すること〉
 K生徒の負傷
 L生徒の所在不明
 M盗難
 N生徒の家庭の事故
 O保護者の要望・苦情
 P施設・備品の破損
 Q臨時の会議
 R生徒への体罰

 〈承認〉および〈報告〉の方法については――
 A=当事者→事案に該当する担当責任者(主任)→教頭→校長
 B=当事者(が直接)→主任・教頭・校長という2つの経路がある。
 内容、あるいは伝達に要する時間等を考慮し、臨機応変に判断する。

 なお、各分掌の会計管理については、特に下記の点を厳守。
 (ア)清算事務を年度内に確実に終了する(ただし……)。
 (イ)その都度、領収書の確認する。
 (ウ)出納簿(支払い)は1件ごとに記載する。
 (エ)交際費(香典・お礼)支出の際は履行証明書を確認する。

★3日会わざれば刮目して見るべし
 〜ピグマリオン効果・生徒の「よく変わりたい」という変身願望に対する「感性」を磨く〜

 「3日会わざれば刮目してみるべし」という視点(=「この子は、きょうは、どんなところがよくなりたいと思って、朝、起きて、学校にやってきたのだろうか?」)と、目をこすって生徒を観察する。

 1人残らず、どの子もどの子も「よくなりたい」と思っているにちがいない! そう思いこんで(ピグマリオン)、子どもといっしょにサムライ中の時空間に「存在」する。
 サムライ中の時空間にいっしょに存在できる喜び。

 これが、昨日、話した「ピラミッド形 A>B>C」……の「B」にあたるのだろう。

 いつくしみ、応援できるよろこび!


  さらにリアルな情報は小高進の公式ホームページへ
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