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2014年03月07日

構文の理解力

更新が遅れて申し訳ありません。
3月になり、暖かくなってきたせいか、
年度末の忙しさのせいか、
いずれにせよ言い訳(苦笑)
なのですが、今月はあまり更新できない
かもしれませんので過度な期待は
なさらないよう、お願い申し上げます。

さて、本日は言語聴覚分野の
専門的な話題ということで、
失語症患者様を分析する上で
必要な『構文の理解力』について
挙げたいと思います。


失語症の方の聴覚的な理解力を
把握する上では、聴覚的把持力の
程度を計る事も重要ですが、
同時に構文理解力もレベル毎の
分析が必須となってきます。
以下、詳細をご覧ください。
(各専門用語の説明は割愛します)


【レベル1:意味ストラテジー】
●可逆文⇒理解不可(非可逆文のみ理解可能)。
●補文  ⇒理解不可。
(例)子供がドアを押す。

【レベル2:語順ストラテジー】 
●可逆文⇒文頭の名詞句が動作主格の文が理解可能。
●補文  ⇒理解不可。
(例)子供が母を押す。

【レベル3:助詞ストラテジー】
●可逆文⇒理解可能。
●補文  ⇒理解不可。
(例)母を子供が押す。

【レベル4:助詞ストラテジー】
●可逆文⇒理解可能。
●補文  ⇒理解可能。
(例)母が子供に押される(直接受動文)。
   母が子供に本を取られる(間接受動文)。
   母が猫を抱いている子供を追いかけている(関係詞節)。



これらの構文理解の障害は
階層関係をなしており、
「助詞ルート」→「語順ルート」→「意味ルート」
の順に生じるといわれてます。
そして、再確立はその逆で進むと
考えられています。

これらの評価は失語症構文検査のような
バッテリー施行でも可能ですが、
協力が得られ難い場合は自由会話の
中から判断することも重要だといえるでしょう。
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