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2014年02月19日

言語聴覚士国家試験の心構え

暦の上では春ですが、外の景色は
銀世界でまだまだ春を実感する
には遠そうです。

さて2月というと、受験シーズンも
最盛期であり、プルプル食も数年前の
言語聴覚士の国家試験を思い出します。

言語聴覚士の国家試験の
合格率は同様のリハビリ職種の
理学療法士や作業療法士と
比較するとやや低い傾向にあり、
ここ数年の合格率は概ね58〜65%
で推移しております。


合格率が低い=難易度が高いと
受験する方や第三者は思うかも
しれませんが、実際の難易度は
大差ないのではと私は思います。

それは某サイトで公開している
合格者の内訳を見ればわかります。
不合格者の割合は現役受験生でなく
浪人生が圧倒的なんです。

私は現役で合格しておりますが、
浪人した知人の経緯を踏まえて話しますと、
浪人生の不合格の主な原因に国試勉強の
モチベーションを一年間維持するのが
難しい事と年度毎に切り替わる
出題者の特徴への対応が困難である
事が挙げられます。


国試の勉強範囲は多岐に渡っている
のですが、勉強の時間自体は2ヶ月間
もやれば要点は網羅できるような
範囲だと思います(個人差はあります)。

しかしながら、一度浪人してしまいますと、
日々の生活もありますから、まず
バイトと勉強の両立が必要になってきます。
両立した段階で勉強内容は少なからず
忘却していきます。

2ヶ月で網羅できる内容なら、それまで
バイトでも良いのではないかという考えも
ありますが、一概にそのスタンスが
ベストであるとも言い切れません。

勉強を再びやり直す際、今まですんなり
正答できていた問題や知識・解釈の仕方も
バイト掛け持ちの一年という時間で
曖昧になっている可能性があります。

しかも当人がそれに気づかず、
出題者のクセを意識せず不合格だった
前年の国試の弱点を補強するだけでは
勉強の仕方としてはあまりにも脆弱です。

過去問題は平均9割以上解けて始めて
国試の5割が解ける、出題者の傾向など
プラスアルファが分析・対策できて始めて
合格ラインに到達するといっていいでしょう。

試験対策の講師みたいな言い方に
なってしまいましたが、受験で
苦労されている方々の参考にして
頂ければと思います。
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