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2012年05月29日

学習療法

私の重苦しいブログで沢山の方々に
ご迷惑をおかけしている気がするので、
今日は有意義なテーマを挙げたいと思います。

タイトルの言葉を認知症の患者様が
いらっしゃる施設で勤務されている方々は
耳にする機会が多いのではないでしょうか?

私も言語聴覚士であると同時に
学習療法士(1級)の有資格者でもあります。


さて、その学習療法についてですが
資格を持っていない方々の大部分が
計算と音読をする=学習療法と捉えて
らっしゃると思います。

しかし、それでは間違い(もしくは不十分)です。
学習療法の概要を簡単に申し上げますと、
認知症を患う方とそれを支援する人が、
音読や計算教材を使った学習を通じた
コミュニケーションを取りながら行う
「非薬物療法」のことを表します。

以前は『学習療法研究会』というものがあり、
全国各地の研修を受けることで
療法士の1級or2級認定を
受けることができたのですが、
諸事情で研究会が消滅してしまいました(苦笑)。


現在統括しているのは
『くもん学習療法センター』
となっており、2016年4月より
学習療法実践士及び上位の
学習療法マスター資格
が新設されたようです。興味がある方は
是非研修に参加してみては如何でしょう。


国家資格でもないのに
怪しいと思われる方も居るかもしれませんが、
学習療法自体は「脳トレ」ブームの生みの
親・川島隆太教授と、「公文式」の公文教育研究会が
共同開発(国家プロジェクト)として考案されたもので、
療法としての効果の検証や
エビデンスの蓄積もされています。

実際に私自身も、学習療法を用いて
担当の後期高齢者の患者様で
MMSE(=認知症の程度を評価する検査)
で10点以上の改善された方もいました。
とはいえ効果は浮動的ですけどね(苦笑)


あと、注意して頂きたいのが、
『学習療法®』は商標登録であることです。
この言葉を使用する上では

@現場に常勤で学習療法士の有資格者を置き、
  その職員が療法の実践に携わること。
A商標使用の要件(学習教材・支援方法・
 コミュニケーションや学習日【少なくとも週3日】の確保)
 を満たしていること。


これらが必須の条件となるのです。
無資格者はカルテ等で何気なく
使わないように気をつけましょう。



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