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2013年05月27日

急性期と回復期と維持期

すっかり更新が遅くなりました。
4月上旬から諸事情により
全く更新ができなかった訳ですが、
適度に皆さん訪問されてくださってる
みたいで嬉しい限りです。

更新が滞る主な理由は職場での
業務の過密さが主です。
特にデイケアのフォロー人数と
ショートスティ利用者の
増加が大きいですね。

専門じゃない方、意味不明だと
思いますが、端的に言うと、
リハビリ対象の利用者が人数過多で
マンパワー不足という事です。

さて、久しぶりの更新という事で、
やはり多少は有意義な話をしたいと
思い、今回のテーマは
『急性期と回復期と維持期』
について言及します。


医療従事者でないと聞きなれない
これらの言葉ですが、それぞれの違いを
お得意?の箇条書きでまとめてみました。


@急性期【医療保険適用】
(期間)発症直後〜1ヶ月
(心身機能)・・・改善
(ADL) ・・・向上
(生活機能)・・・再建
(主な内容)発症直後の患者に対し早期離床・
      リハビリを施し廃用症候群を予防する。


A回復期【医療保険適用】
(期間)急性期後〜約半年(疾患により異なる)
(心身機能)・・・改善
(ADL) ・・・向上
(生活機能)・・・再建
(主な内容)状態安定後の患者へ集中的リハビリによる
      全般的な機能向上を図る。


B維持期【介護保険適用】
(期間)回復期後〜未定
(心身機能)・・・維持・改善
(ADL) ・・・維持・向上
(生活機能)・・・維持・再建
(主な内容)チームアプローチによる生活機能の維持・
      介護負担の軽減。生活の質の向上。



それぞれ役割や性質に
違いこそありますが、こうしてみると
維持期に至るまで、継続的且つ
一貫したリハビリ展開が必要である
事がお分かり頂けるかと思います。

特に失語症をはじめとする
高次脳機能障害は身体機能に比べて
回復曲線が非常に緩やかです。

従って維持期以降における
中〜長期的な関わりは不可欠であり、
その中での言語聴覚士の役割は
重要である事は言うまでもありませんね。
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