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2016年03月12日

国家試験浪人の限界(採用側の視点から)

毎年言語聴覚士の国家試験の
合格発表は3月末です。
私もこの時期は当時の事を思い出します。

言語聴覚士の国家試験合格は
その道を目指す方にとって
人生の一つの到達点であることは
間違いないでしょう。


一方で残念ながら、不合格になって
しまう方も毎年3割前後はいる訳です。
その割合の多くは現役受験生
以外が占めている現実があります。

浪人生の方々にとって、
今回の記事は大変耳が痛い内容かと
思いますが、あまり世間的には
触れられていませんので、
興味があればご一読願います。


我々のような職業は国家資格さえ
あれば誰でも就職可能と思われがちです。
しかし近年、採用側(職場サイド)としては、
大規模な施設であればあるほど、
採用基準がシビアになっています。

私も同期や先輩から新人採用に
関して色々な話を伺う機会があります。

その意見の大半は、採用側として
人物像は勿論重要視した上で、
浪人している場合の良い印象を
保てる限界は2浪までだそうです。


理由としては、国家試験は
年度によって難易度も変わりますから、
多少は運に左右される部分は
あるにしても、多浪している場合
知識云々より自己管理能力の低さ
がどうしても目立ってしまうからです。

仮に不合格になっても
自己分析して失敗した原因を
解決できること、勿論例外もありますが、
多浪している方の多くはこの意識が
曖昧であると私も感じます。

多浪に加えて、年齢が高齢で
あればあるほど更に就職は困難に
なるでしょう。私も養成校時代に
『死んででも、現役合格しろ。』
と講師の方から言われましたが、
現実を鑑みると、言葉の重みが理解できます。


ただ既に多浪してしまっている
方にも個人的にはエールを送りたいです。
人生で失敗はつきものだと思うのです。

重要なのはそこからどれだけ
試行錯誤して成功に繋げられるか、
面接の時にはそのプロセスを踏まえて
自分のアピールポイントに変換できれば
相手に好印象を与える事も可能です。

言語聴覚士になることを
絶対に諦めないでくださいね!
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