2015年09月12日
実習生指導のコツ
今日は実習生向けではなく、
指導者=バイザー向けの話を
したいと思います。
とはいっても、私は実習生を一度しか
担当したことがありませんので、
説得力に乏しいかもしれませんが、
バイザーをするにあたって
尊敬する先輩に教授頂いた内容を
下に作成します(笑)。
実習は学生を成長させる教育過程です。
指導者は実習生を成長させるための
効率的な指導方法や考え方を
熟知しておくことが望ましいです。
まずは指導方法について、
御存知の方もいるかもしれませんが
とある有名な方の一つの
名言を交えて御紹介します。
山本五十六語録
『やって見せて、言って聞かせて、
させてみて、誉めてやらねば、人は動かず』
山本五十六氏は太平洋戦争時には、
連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を
指揮した人物です。
戦争を回避したいと努力していた人物
だったようですが、数々の名言を
残したことで、今日まで人々の記憶に
刻まれています。
↑の名言の中には、
@やってみせる =垂範
Aやり方を教える =指導
Bやらせること =試行
C褒めること =賞賛
といった人を育てることに必要な
本質的な4つの意味が込められています。
近年の学生の資質を考慮すれば、
指導はまずは垂範から開始し、
次に教えながらやらせてみる
(指導+試行=模倣)、
あるいは、助言することで学生能力の
実践能力を引き出します。
その際には実習生の出来そうな
部分から実施し、出来たことに
対しては褒める(賞賛)。実習生にとって
賞賛は自己の肯定であり、積極性を
引き出す事に繋がります。
指導方法に加えて、実習のもう一つの
目的は実習生の「可能性を引き出す」事です。
実習生の可能性を期待し、
時には否定すること無く、
実習生の言葉に耳を傾け、
やらせてみなければ可能性を
引き出すことはできません。
また時には、行動を見守りつつ
変化の可能性を信じれば、
成長を引き出すことができます。
基本的な考え方としては以上です。
ここからは私の個人的経験も踏まえて
余談を申しますと、バイザーとサブバイザー
を立てる場合、双方一貫性のない
指導は学生の混乱を招きますので、
「指導の統一」が必要だと思います。
また、フィードバックも実習生の
知識量によっては「専門用語を
用いた指導を避けたり、抽象的ではなく
具体的な表現を心掛ける」といった
細かな配慮もなされるべきと考えます。
実習は指導者にとっても
自分自身が先人に教えられた事を
後進に還元する過程でバイザーとしての
自己修練の場にもなります。
今回の記事を参考にして頂いて、
改めてバイザー自身の指導方法を
見直すきっかけになれば幸いです。
指導者=バイザー向けの話を
したいと思います。
とはいっても、私は実習生を一度しか
担当したことがありませんので、
説得力に乏しいかもしれませんが、
バイザーをするにあたって
尊敬する先輩に教授頂いた内容を
下に作成します(笑)。
実習は学生を成長させる教育過程です。
指導者は実習生を成長させるための
効率的な指導方法や考え方を
熟知しておくことが望ましいです。
まずは指導方法について、
御存知の方もいるかもしれませんが
とある有名な方の一つの
名言を交えて御紹介します。
山本五十六語録
『やって見せて、言って聞かせて、
させてみて、誉めてやらねば、人は動かず』
山本五十六氏は太平洋戦争時には、
連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を
指揮した人物です。
戦争を回避したいと努力していた人物
だったようですが、数々の名言を
残したことで、今日まで人々の記憶に
刻まれています。
↑の名言の中には、
@やってみせる =垂範
Aやり方を教える =指導
Bやらせること =試行
C褒めること =賞賛
といった人を育てることに必要な
本質的な4つの意味が込められています。
近年の学生の資質を考慮すれば、
指導はまずは垂範から開始し、
次に教えながらやらせてみる
(指導+試行=模倣)、
あるいは、助言することで学生能力の
実践能力を引き出します。
その際には実習生の出来そうな
部分から実施し、出来たことに
対しては褒める(賞賛)。実習生にとって
賞賛は自己の肯定であり、積極性を
引き出す事に繋がります。
指導方法に加えて、実習のもう一つの
目的は実習生の「可能性を引き出す」事です。
実習生の可能性を期待し、
時には否定すること無く、
実習生の言葉に耳を傾け、
やらせてみなければ可能性を
引き出すことはできません。
また時には、行動を見守りつつ
変化の可能性を信じれば、
成長を引き出すことができます。
基本的な考え方としては以上です。
ここからは私の個人的経験も踏まえて
余談を申しますと、バイザーとサブバイザー
を立てる場合、双方一貫性のない
指導は学生の混乱を招きますので、
「指導の統一」が必要だと思います。
また、フィードバックも実習生の
知識量によっては「専門用語を
用いた指導を避けたり、抽象的ではなく
具体的な表現を心掛ける」といった
細かな配慮もなされるべきと考えます。
実習は指導者にとっても
自分自身が先人に教えられた事を
後進に還元する過程でバイザーとしての
自己修練の場にもなります。
今回の記事を参考にして頂いて、
改めてバイザー自身の指導方法を
見直すきっかけになれば幸いです。
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記事の感想ありがとうございます。
不定期更新で、毎回ためになる
内容ではないかもしれませんが(苦笑)
ご意見・ご感想大変励みになります。
私自身も今回の記事内容は
頭では分かっていても、
「実践」することは
難しいと感じています。
そこはモースさんが仰った通り、
課内の体制や求心的存在の意向に
左右されるところもありますし、
学生だけでなく、周囲の各関係者の
立場や個別性、倫理的配慮etc
細分化すればキリがありません。
専門分野の研鑽と共に
対人職業の在り方もこれから
模索していきたいですね。
余談ですが、モースさんのブログも
拝見しました。とても参考になる
内容ばかりで大変恐縮です。
毎日チェックさせて頂きます!
いつもブログを楽しみに拝見させていただいています。
今回も大変ためになる内容をありがとうございます。
私も山本五十六氏の指導方法に共感を得ます。また、指導方法を統一することも重要と考えます。....が、それがなかなか難しい。
うちの病院は管理職が異動になったのを機に、課の教育体制の見直しが図られ、学生、新人、既存スタッフへの教育環境の方向性が統一されました。
>私は実習生を一度しか
担当したことがありませんので、
説得力に乏しいかもしれませんが、
バイザーをするにあたって
尊敬する先輩に教授頂いた内容を
下に作成します(笑)。
とのことですが、一番大切なことに気付いておられ「すごい」の一言です。
これからもブログ楽しみにしていますね。