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2015年01月08日

簡易栄養状態評価表

リハビリを行っている高齢の
患者(利用者)様にとって低栄養は
深刻な問題であり、リハ職種による
栄養状態のアセスメントは近年非常に
重要視されてきています。

日本リハビリテーション栄養研究会
会長の若林秀隆氏の自身のブログによると、
急性期・回復期における脳卒中、
大腿骨頸部骨折、廃用症候群、
誤嚥性肺炎を主な原因疾患とする高齢者
においては低栄養のリスクが
あると論じています。

疾患の背景に加えて、氏の関連書籍から
施設によっては個々の環境下での
エネルギー消費量に応じた
的確な栄養管理が実施されていない
事から、栄養不足が助長されている
のが現状といえそうです。

前置きはこの位にして・・・実際の
ところ私自身が栄養の知識
さっぱりですので、今日はまずその
アセスメントの第一歩としての
簡易の評価スケールをご紹介します。


MNA®-SF
(=Mini Nutritional Assessment-Short Form)


概要は以下となります。


【目的・特徴】
 ⇒高齢者の低栄養に強く
 影響する6項目(MNA自体は全18項目)
 の合計点で評価する。特別な機器も要らず、
 質問による評価で簡便。
 医療・介護従事者であれば誰でも評価可能。


【施行時間】
 ⇒約4分。

【内容】
⇒A)食事摂取量減少・・・上限2点
⇒B)体重減少・・・上限3点
⇒C)移動性(寝たきりかどうか)・・・上限2点
⇒D)精神的ストレス・急性疾患・・・上限2点
⇒E)神経・精神的問題(認知障害の有無)・・・上限2点
⇒F)BMI・・・上限3点


【判定方法】
⇒満点は6つの項目合計14点。
 【合計値による判定】
 ◎12〜14:栄養状態良好
 ◎8〜11:低栄養のリスク(At risk)
 ◎0〜7:低栄養


以上、より詳細な情報やMNA®−SFの
ダウンロードはこちらから。

ちなみに私の所属している施設では
各利用者様の定期的なカンファレンスで
管理栄養士が必ず出席されて、
BMIや体重減少率といった情報を
共有し、状況に応じて的確な
摂取カロリーを調整できる環境に
なっています。

お互いがお互いの専門性を最大限に
活かせる事も強みですが、栄養を
視野に入れたリハビリを行うことで、
より適切な運動量を提供、STでは
栄養補助食品の提案といった間接的な
メリットがあるのではないでしょうか。

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