相手の世界に理解と敬意

人の話を聞く姿勢には5段階あり。

聞くことを疎かにしている人…

レベル1　　何か耳に聞こえている…
　つまり、ただ耳に入ってくるだけ。意識は働いていない。聞いている？ん…その瞬間だけ耳に入ってくるって感じ。

レベル２　なんとなく聞く
　うなづいて…いる。けど、「聞く」ことへの注意はない。「ふん、ふん…」って、聞いているようには見える。

レベル３　聞く
　「聞く｣ということを意識して聞いている状態。人と話すとき「うん、うん…」って相槌。もちろん、理解しているよ〜相手の言っていること。


このレベル3で満足している人がたくさん。
聞いているんだよ！ってね。

その上があり。

レベル4　真剣に聞く
　相手を尊重し、自分に興味がないことでも集中して聞くことができる状態。

全く興味がないけど、相手が話をしていることを理解してあげよう…って努める。
これができると、少しおトク。
それは、世界を広げることができるかもしれないから…。
相手は尊重されている〜って幸せだと、またあなたとお話したいですよね。

ラスト…

レベル5　本質を聴く
　たくさんの情報の中から、本当に必要なことを聞き取る。いろんな話をされていても、相手の言っていることから、本質を知ることができる聞き方。

うまく聞くことができると、相手は自分が言っていたことを振り返り、あらたな気づきを生み出すことができるかもしれない聞き方。



本心、本音を聞き取るとベスト。
実は言っていることを通して、伝えたいことがあるんだよね。それは、決して話していることそのものではないかもしれない。


本心本音を見抜かれると…いやな人もいるかもしれません。でも、聞く人はそこまで知ることによって、会話の方向性を選択できる。

たくさん…自分が困っていることを言っているなぁ〜って
たくさんたくさん困っているって言いたい人が本当に言いたいことは困っているといいたいわけではないかもしれないのです。困っている事実を理解してもらっても、抜け出せない…って思っちゃうと次は…無気力になるかも…。

相手に合わせて反応するって、実は相手が言っていることに反応することではないこともあり。
相手の本心本音に合わせて反応できると、お互い幸せになるかも。

これが聞くメリットなり〜って思います。

そのためには、相手の本心本音を聞きだすまでは、話をしない。すぐに語りに入ると…相手の本心本音が見えないことが多い。心の奥底で求めていることが見えるためには、何度も聴いてあげることが必要になるかもしれない。だけど、見当違いのアドバイスって多いんだよね。

それは、真剣に聞いてあげている…のだけど、話を聞く側が、自分のバイアスを持って相手の話していることを判断しながら聞いていることが多い。相手の発想の仕方に立って、相手の言葉を聴いてみる。相手の話を相手の心に沿って理解する。何度もこういう風にあなたが言っていることを解釈してOK?なんて、確認をしながら聞くことが大事なのです。違うなぁ…って思っても、訂正しない人もいる。だから、聞く側は相手が思っていることに何通りもの可能性を持って聞くことができるって事が大事。