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ムーディーズ イタリア13銀行を格下げ。先週は・・・

ムーディーズ(ムーディーズ・インベスターズ・サービス)が16日にイタリア13銀行の格付けを引き下げましたね。

ーディーズは声明で「イタリア政府の信用状況悪化を受けた措置」と説明していて
先週末(13日)はイタリア国債の格付けを「A3」から「Baa2」に2段階引き下げたばかりです。

ちなみに銀行は1段階の格下げ、残りの6銀行は2段階の格下げとなったようです。

インテサ・サンパオロとウニクレディトという銀行は長期預金・債務格付けがこれまでの「A3」から「Baa2」に引き下げられました。

といった感じの経済ニュースですが、改めて格付け会社についてお話したいと思います。

格付け会社というのは金融商品や企業・政府などについて、その信用状態に関する評価の結果を「A3」や「Baa2」などのアルファベットや数字を用いて表した信用格付を付与する企業です。

例えば政府の借金が膨らみ債務不履行の危機などに陥ると、その国の国債の償還が危ぶまれるため格付け会社は信用格付けを引き下げます。
するとその格付を見た投資家が危機感などからその国債を手放し、結果的に国債の価値が下がります。

このように、ムーディーズやスタンダードプアーズなど大手で信頼の厚い格付け会社の信用格付けは世界経済に大きな影響を与えます。

ただし、格付け会社は企業であって国の所有物(公共機関)というわけではありません。

格付け記号は各格付け会社により異なりますが基本的に「A」が3つついたものが最高位の格付けです。
ムーディーズの場合は最高位を「Aaa」と表し、その他の会社では「AAA」と表すところもあります。

このような格付け会社は投資家にとっては投資判断を下す上で重要な判断材料になりますが、問題点や批判もあります。

その理由として「影響力の大きさ」が挙げられます。
先程も申し上げたように格付け会社が発表している信用格付は世界中で投資の判断材料となっています。格付けが下げられればその国や企業への投資が減退しますし格上げされれば投資が加速します。

そのため借金などで信用不安に陥った国の信用格付が下げられるとその国の財政状況に追い打ちがかけられることになってしまうのです。

また、格付けの信ぴょう性などについても問題視されています。
例えばリーマン・ショックの時は結果的に破綻したサブプライムローンに最高位の格付けがなされていたなど、その信ぴょう性が問われています。


格付け会社「ムーディーズ」その実力と正体―なぜ、日本企業の命運を左右するのか (ノン・ブック・ビジネス)格付け会社「ムーディーズ」その実力と正体―なぜ、日本企業の命運を左右するのか (ノン・ブック・ビジネス)
仁科 剛平

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