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ルーターの熱暴走

○ルーターの熱暴走
この夏は本当に酷い目に合いました。。。

ネットの遅さと暑さでイライラしていました。

おそらく、あまりの暑さにルーターが熱暴走したのだと思います。

・・というのもモデム・ルーター・ハブが以下のように配電盤近くに置かれており、

IMG_1460.png



さらには、通常は以下のように扉が閉まっている状態なので、熱もこもるわけです。

IMG_1458.png



○放熱計算

少しだけ放熱について考えてみたいと思います。

ここに放熱に関する素晴らしい解説を参考にすると、以下の式が成り立っていることがわかります。

Tj - Ta = P (RθJC + RθCF + RθFA)

P : 発熱量
Tj: ジャンクション温度
Ta: 周囲温度
RθJC: ジャンクションとケース間の熱抵抗
RθCF: ケースと放熱器間の熱抵抗
RθFA: 放熱器と空気間の熱抵抗

一回だけ温度計で測定したことがあってその時は、室温が27Cでクローゼット内部の温度は35Cでした。
つまり、室温が32Cの場合、単純計算で仮にオフセットが8Cとするとクローゼット内部は40C近くに達します。

ルータの動作環境は、0C~40Cなので、Ta > 40Cは熱暴走への突入と考えても良いと思います。

仮にTjmax (最大ジャンクション温度 : 熱暴走する温度)とすると以下のような式であらわすことができ、Tjをどうにか小さくしてTjmaxを超えないようにすれば良いことになります。


Tjmax > Tj = P (RθJC + RθCF + RθFA) + Ta


そこで考えられる方法として以下の二つがあります。

  1. クローゼットの壁に穴を開けてTaを室温と同じよう落とす
  2. ヒートシンクを貼り付けてRθCFとRθFAの熱抵抗の値を落とす


両方やるのもありなのですし、ルーターを分解してボディ自体の熱抵抗を下げる方法もありますが、とりあえずヒートシンクを貼るというとても楽な方法にしました


○ヒートシンクを購入して貼る

以下のブツを購入。
両面テープやシリコンパッドなどがついていたので選びました。

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そして、付属してた両面テープでこんな感じで貼りました。

IMG_1457.png



こんな感じで収まっています。

IMG_1460.png



とりあえず様子見て、また熱暴走するようであれば、クローゼットに穴を開けるしかないかと思っています。

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