● 本日(2/3)は節分!そして明日は立春ですね…
本日(2/3)は節分です。 即ち、明日(2/4)は二十四節気の一つ、正節・「立春」です。 「春の気立つ」と言う様に、こよみの上では明日が春の始まり、という事になりますね。
暦の話で思い出したのですが、今年は閏年でしたね。 「え?それは去年だろう?」と思ったアナタ! 実は本年は所謂「旧暦」では「閏年」なんです。 その証拠(と、言うのもヘンですが…)に、今年は所謂旧正月が来るのがなんだかちょっと早いな、 等と感じませんでしたか?
一体これは如何いう事かと言いますと、 本ブログではこれまでにもしばしば取り上げてきた事なのですが… 所謂「旧暦」(通常は天保暦を指します)は、太陽太陰暦と呼ばれるモノで、 一太陽年を(地球の)月の朔望によって分割し、 二十四節気によって太陽の年周運動によって起こる季節と、月々のズレを修正する、と云う仕組みとなって居ります。
この辺りの詳細については、本ブログで中途半端で不確実な説明をするよりも、 www上に数多存在する権威ある、優れたドキュメント等をご参照頂くとして、 要点だけ掻い摘んで記しますと…
■ P.R.
先ず、ある朔(「さく」=新月、「ついたち」と読み下しますね)から月の朔までの期間が何月になるか? は、その期間(月)に含まれる中気(二十四節気の中、太陽黄径が30の倍数となる節気)によって決ります。 「雨水」を含む月は「一(正)月」、 「春分」を含む月は「二月」…といった塩梅です。
で、この様に当てはめて行くと、 本年五月(新暦5/26〜6/23)に続く月(同6/24〜7/22)には中気が含まれない(「大暑」は新暦7/23)事になってしまいます。 そこで、中気を含まないこの月を「閏5月」とします。以前触れた事があるのですが、「余分な5月」と云う事ですね。
そう言えば、筆者は子供の頃、正月に新聞、テレビ、雑誌等各種メディアに 「新春○○」とか、「初春の喜びを〜」等と言った文言が並ぶのを見て「今冬じゃん、なんで春?」 等とい訝しんでいた記憶があるのですが、 要するにこれは、旧暦の正月が大体立春付近に来るからなのですね〜。 で、本年はかなりそれが早まって(即ちズレが大きくなって)居ましたので、 調整の歳、だったワケですね。