● まだまだ残暑厳しい昨今ですが…
本日(8/23)は、二十四節気の一、「処暑」でした。
でもこれ、直前の「立秋」等と比較すると、 字面からだけでは(現代にあっては)ちょっと何の事だか意味が良く判らなく無いですか? あらためて、この「処暑」とは一体どんな日なんでしょう?
この「処暑」について、江戸時代後期の暦の解説書、天明7(1787)年・刊、太玄斎松平頼救・著「こよみ便覧」(国立国会図書館デジタルコレクション: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637 のコマ番号「7」をご参照下さい)は…
陽氣とゞまりて初てしりぞき處とすればなり
と、解説して居ります。 処(旧字は處)と言う字には、「場所」を表す「ところ」と言う意味もありますが、 その「場所」に「居る」と言う意味もあり、 そこから、その場所に「とどまる」と言う意味もあるのですね。 更には「おちつく」、「やすんず」と言う意味もあるそうで、 底本で「やまん」(ママ)に「處」を当てているのはそこからなのでしょうか?
それにしても、こう暑いと「立秋」を過ぎて「陽気とどまりて」、な〜んて言われても何だかピンと来ませんねぇ… 「処暑」を迎えたと言う事は、後半月すれば「白露」、即ち「陰氣やうやくかさなりて…」と、言うのですから… でも、そうこうしているウチ、気が付けば今度は「寒い寒い…」と事ある毎に呟いて居るのでしょうね… 何しろ、地方によってはもう夏休みは終っているのですから。
何でも、「処暑」の日はまた、台風の特異日なのだそうで、 正に今、関東〜北海道に掛け大暴れした台風9号のに続き、 ヒネクレ者の台風10号が南西諸島へと進んでいますね…。
予想進路に掛かっている地方にお住まいの皆さんは十分気をつけて下さい!
と、言う事で今回は防災関連グッズをご紹介です。 矢張り災害に対しては、普段からの備えが肝要ですね。