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2024年08月27日

金鳥の夏 死霊の夏

『最近の記録には存在しなかったほどの激しく不気味な暑気(しょき)が長く続き、そのため自然的にも社会的にも不吉な事件があいついで起こった夏も終わりのある日の午前、とある精神病院の古風な正門をひとりの痩(や)せぎすな長身の青年が通り過ぎた。』(原文の細かい言い回しは自分なりに少し変えながらお届けしています。以下同様。)

近年すっかり常態化した過酷な夏も終盤になると必ず思い浮かぶのが、この一節ということで、

埴谷雄高(はにや ゆたか、1909〜1997)の代表作である超難解・超長編小説『死霊(しれい)』の最初に登場するこの一節・・・猛烈に長く、猛烈に難解な小説なんで、最後まで読み切った記憶も無ければ、内容もぜんぜん分かってない・・・けど、出だしのこの一節だけはその夏が暑いほど鮮明に思い浮かんで来る、

かつては書籍で所有したこともありましたが、かさばるし重たいし読まないしで手放(ばな)し…数年前にKindleで買い直したものの、それもほとんど読めてないという、

分かるヒトも年々おらんようになってるけど、いよいよ難解ホークスな小説や、

でも、つぎの一節なんかロマンチックといいますか、集団が個人をひたすら死に追い詰める北海道旭川市に代表される低次元で豚箱みたいなイジメとはまったく次元が異なる気高い(けだかい)わがままというか、こんな行き過ぎた高校生活を許された学生がもし居たとしたら、生徒だけでなくそれを許す学校当局もメチャかっこ良いというか、

たしかに、こんな行き過ぎた高校生活、あこがれるなあ、

『すべての寮生の義務として、寮以外で寝起きすることは許されなかったが、長期間におよぶ説明しがたい執着(しゅうちゃく)の結果、黒川建吉は小図書館の一室にひとり住みこむ許可を得たのであった。彼はどうしようもない変人と見なされていた。』

規律を重んじる高校の寮生活にあって、裏で陰湿なイジメが流行る(はやる)わけでもなく、ひとりの超個性的な学生が変人であることをひたすら貫(つらぬ)いて寮の規律を破りつづけ、それが話し合いの結果ゆるされてしまうスゴさ、学校当局の懐(ふところ)の深さ、

どうせ変人で行くなら、ついに学校当局も折れてしまうような、こんなスケールのデカい変人でありたいもんやなあ、

じっさい、学生寮にあってこんなわがままは許されないとして、学校当局は退学の決定を下そうとしますが、それに猛抗議したのが、この寮を監督する高校教師「青虫(カタピラー)」、

そのあだ名からも分かるように、この教師もそうとうな変わり者で、しかも生徒の黒川がここで暮らすと言い出した部屋は、カタピラーが自身の趣味で集めた本ばかりが並ぶ小図書館だったもんで、結果、生徒の願いを徹底的に支持する側にまわり、

『この小図書館にそなえつけられた書籍の大半は、青虫(カタピラー)の異常な努力によって収集されたものであって、その片寄った趣味性により、広範囲なバランスは取れていなかったが、ある一定の専門事項(じこう)については、大学の図書館よりも優(すぐ)れた希少本(きしょうぼん=ごく少数しか存在しない価値の高い本)を備えているほどだった。』

決して多くはないだろう自身の給料を毎月けずりながら苦労して集めた本を、メチャ気に入ってくれて、1日じゅう読みふけってくれる学生がいたら、なんとしてもこの学生を応援したくなりますね、

自分の中学時代にも少し似たような学生がいて、ほとんど不登校やったけど、理科の教師の控え室だけには私服でちょくちょく出入りが許されていて、その教師とだけは友人みたいな感じで話し込んだりしてた。聞くところによると蝶(ちょう)の採集とかコレクションなどに、独特の鋭い才能を示(しめ)す天才肌の生徒だったらしい、

不登校の生徒でも、気に入った教師の控え室には出入り自由とかいう中学校が、ひとつの町にひとつでもあれば、そりゃずいぶん暮らしやすい社会になりそうすね、

というわけで、変人の黒川健吉は特別に司書(ししょ=図書館職員)助手という特別な役割を与えられ、学生寮から小図書館へ移り住み、いよいよ読書沼へどっぷりつかる暮らしへ、

『こうして黒川健吉は、かつて在学中の生徒には無かった司書助手という役目をあたえられ、小図書館内での寝起きを正式に認められたのである。しかも学生寮のような消灯時間が無かったので、黒川はいよいよ徹底的な読書家となり、ほとんど毎日、明け方近くまで起きていた。』

けど、こうして拾(ひろ)い読みすると、それほど難解な小説にも思えないような・・・言い回しこそ今に無い難しさはありますけど、

そりゃそうやけど、たとえばこの文章の意味とか、わかるか?

『悪意と深淵(しんえん)の間をさまよいながら宇宙のごとく私語する死霊たち』

前後の文章も無くこれだけポツンと書かれても、理解のしようもありませんね。

これが本編が始まる直前に書かれた一文、しかもその前には、さらに長々とわけの分からんことがぎっしり書きこまれてるんや、

具体的にどんな文章すか、

たとえば、ごく一部やけど、こんな感じ、

『ついに言葉にならない何かが、トゲのような感嘆詞となって私から吐き出される。すなわち、ach(アハ)とpfui(プフイ)! 私は魂から迸(ほとばし)るこのふたつの感情のみを乱用する。』

『トゲのような感嘆詞』ですか・・・ここまでムヅい言い回しをされると、かえって理解不能ですがすがしいような、

ともあれ、この夏も『死霊(しれい)』の出だしのような不気味な猛暑が連日続いたけど、何やかんやでそんな夏も終わりが近づいて、日本列島に低速接近中の大型台風が最後の山場になりそうや、

ちなみにこの夏、埴谷雄高(はにや ゆたか)の『死霊(しれい)』を夏休みの読書感想文として学校に提出する学生は何人いてますかね、

どうかなあ、ひとりでも居てほしいけど、なんなら小学5年の天才女子とか、お盆の里帰りで祖父の本棚から偶然見つけて読み始めた中2の引きこもりとか、心の底からこの小説に引き込まれ、長文の読書感想文書いてたら、アホのオッチャンとしてもうれしいかぎりや、

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2024年08月21日

昨年北海道一周した愛車カワサキZ900RSをまさかの売却(ばいきゃく)・・・今年は心機一転、ヤマハ T-MAX560 TechMax に乗り換え九州一周する、そんなモトブロガーのご紹介



中には、こんなケースもあるんすね、

ひとことでバイク乗りと言っても、じっさいは人ぞれぞれやもんなあ、

バイクを20台ほど所有するペンたろう氏がたった1台のバイクまで減らすには、あと千年から一万年はかかりそうすけど、こちらのモトブロガー、インパクトさんはわずか1年で1台ポッキリ体制、しかもよりにもよってその1台はクラッチの無いスクーターというかなり勇気ある選択、

すごいのはたんなる衝動買いやのうて、T-MAXの前モデルと Z-900RS をじっさい所有して何度も乗り比べながら、その上で冷静に T-MAX 1台にしぼったとこやなあ、

ということは、Z-900RS の激し過ぎるとも形容される運動性能も熟知した上で、それでも T-MAX を魅力的に感じると、

だからやっぱりスクーターでありながら充分すぎるほどスポーツバイクなんや、

しかしよく1台に絞り込めたもんすね、

たしかに、自転車乗りの我々ですら突然の故障や修理を考えると、最低2台は所有したいとこやけど、

バイクだったらふつう大排気量と小排気量の2台持ちが一般的ですけど、そんなこともせず、

よくあるパターンは、お気軽な小排気量バイクばっかり乗るようになって、高価で重いバイクはだんだん倉庫の肥やし(こやし=肥料)になってくケース・・・けどインパクトさんは、たった1台の大型バイクだけで次から次へと長距離ツーリング、

やっぱり、長距離ツーリングになると、雨風(あめかぜ)しのぐ大きなウインドスクリーンは欲しいし、高速道路を快適にクルーズできるエンジンパワーも欲しいし、かといって時には峠道でスポーツ走行もしたいし、これらをすべてを理想的バランスでかなえてくれるのがT-MAX というスポーツスクーターってことなんすね、

しかも買い物上手で、旧モデルのT-MAXと買い取り価格も高いZ-900RSを共に売却後は、T-MAXの新型しかもデラックス版のTECHMAX(テックマックス)を新古車(ほとんど走っていない中古バイク)で乗り換えるから、最初からETCも付いてるし、おつりが来るほどラクに購入、

そのぶん旅費やその他諸経費に回せるのは大きいすね、

長旅(ながたび=ロングツーリング)一本にしぼって、1台のバイクとじっくり付き合ってく、ある意味、理想的なバイクとの付き合い方かも、

20台くらいのバイクを所有してもまだ次のバイクが欲しくなる浮気性(うわきしょう)のペンたろう氏もユニークですけど、インパクトさんのようなじつにスッキリハッキリしたバイクライフも意外に少数派なのかも、

というわけでインパクト氏のモトブログは、ヘラヘラ・チャラチャラしたとこがいっさいなくて、いわば「いぶし銀(キラキラ感をあえて抑えたシブい銀色)」の魅力で、とても入ってゆきやすい、

ちょっと地味すぎるような気もしますけど、このおかげで誰でもすっと動画の中へ入っていけそうすね、

旅慣れしているので、その日の天候に合わせて移動距離やたずねる場所も臨機応変に変えていて、そういう無理しないところも落ち着いた雰囲気でええし、自分よりも旅の風景をメインに淡々と見せていくから、視聴者自身が旅してるような気分にもなれるし、

しかし、たいしたスクーターなんすね T-MAX、もっと正確に言えば T-MAX650 TECHMAX って、

そりゃ160万円もすれば、ひと言でスクーターとはいっても、何から何まで全部違うんちゃうか、

貧乏な我々が買うとすれば、やはりお勤め(おつとめ=消費者寄り)価格のスズキ・バーグマン400あたりですか、

半額近い847,000円やもんな・・・ちなみに本気で購入を考えたこともあったホンダ・フォルツァ250の最新モデルはなんぼや、

さすが250ccのエンジンなんで価格はぐっと下がって 691,000円すね、

じゃあやっぱりフォルツァが今でもベストかなあ・・・ウインドスクリーンは電動で上下できるし、言うても高速はそれほど走らんし、たまに走ればそれなりにそうとう快適にも走れるし、デザインもええし、足つきの悪さも高身長な自分ならカバーできるし、

しかし、価格的に見ても性能的に見てもヤマハT-MAX ってすでにスクーターのワクを越えて、スポーツバイクとツーリングバイクを足して2で割ったような、異次元のモーターサイクルですね、

なもんで、そのニコイチ的性格が逆にやり過ぎに感じて離れてく乗り手もいるんやろな、ぜいたくな話やけど、

ちなみに、勝手にバーグマン応援隊としては、なんとかして超優等生のフォルツァに一泡(ひとあわ)吹かせたいわけで、400ccより低い排気量のモデルは無かったか、

生産終了してますけど、バーグマン200 ABSが 571,340円すね、

排気量・価格ともじつに微妙やなあ、

けど、このスクーターこそいぶし銀の魅力というか、いずれの動画を見ても乗れば乗るほどその良さがじわっと伝わって来るみたいで、



ともあれスクーター界の伏兵(ふくへい=敵に隠れて思わぬ場所で攻撃を仕掛けてくる兵士)スズキ・バーグマン、次回登場する新モデルではぜひとも日本人ライダーを大事にする姿勢を守りながらも、250cc世界戦略スクーター(正確には海外仕様は350cc)『ホンダ・フォルツァ』を価格・性能の両面で打ち負かして欲しいもんや、

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2024年08月16日

どうせなら良質なフレームの自転車を長い年月だいじに乗り続けたい・・・

やっぱり、ヤマハ T-MAX560 のぜいたく装備モデルTECHMAX(テックマックス)かなあ、

また、乗りもしないバイクの品評会(ひんぴょうかい=品定め)やってるんすか、

しかし、これだけ暑い日が続くと、シートヒーターやグリップヒーターの真逆が装備されてもおかしくないと思うんやけど、

クールシートやクールグリップですか、

もっと言うと、今日(きょうび=さいきん)のモーターサイクルは走る電子機器やし、取り込んだ風をいったん冷やしてからライダーに当たるような工夫をしてみたり、やろうと思えばできないことは無いはず、

水冷エンジンのラジエターから吹き出す温風をこたつ代わりに活用するイタリアのスクーターVESPA(ベスパ)の真逆みたいなことすか、

これができてこそハイテクの国ジャパンメイドのスクーターやろ・・・もちろん細かな温度調整もできるようにして、熱い部位はセンサーが自動で判断してより冷やすようにしたり、

そりゃ快適すね、当たる風の温度を自分の体調に合わせて細やかに調整できれば、

あと、電動バイクの充電問題やけど、その答えはすでにスーパーファミコン誕生の時点で、全世界的にイメージ共有されてるわけで、

もしかして、F-ZERO の路側帯(ろそくたい)にあるパワー回復ゾーンのことすか、



確かにここまで来たらいちいちガソリンスタンドに入って、停車して、静電気を取り除いて、ガソリン入れてる今のバイクなんか、とてもじゃないけどもっさりして乗る気が無くなりますね、

しかし、バイクとはケタ違いに電気を食わない電動アシスト自転車の世界ではとうとう充電不要モデルも登場するとか、しないとか、

どっちなんすか、
 


コメント欄を見てみると、かなり否定的な意見が多いみたいすね、

まあ昨今(さっこん)のYouTubeはひとりでも多くの人々に見てもらおうと、より大げさな内容を盛ってることもあるしなあ・・・じゃあこっちはどうや、天下のホンダさんやけど、



これはもう今すぐにでも製品化しそうくらい現実味ありますね、

電動アシストモーターをスマホと連動さすことで、今まで自転車に取り付けてた速度センサーを省略できるし、その分コストダウンにもつながるし、整備性も良くなるし、

ホンダさんとコーダブルームさんという異業種コラボも何か新鮮でワクワクしますね、

敗戦後の物資が貧しい時代に原動機付き自転車を開発したのもホンダさんやし、ここへ来て時代がひとめぐりしたような、

今度は同じ自転車でも、ハイテクを駆使(くし=大いに活用)する電動機付き自転車ですね、

バッテリー内蔵式じゃないのが、デザイン面では少し残念やけど、これもいずれどんどん小型軽量化して、よりカッコ良くなるはず、

電線のあるとこなら走りながらワイヤレス充電されるとか、そんな時代もそう遠くないのかもしれませんね、

ところで、ヤマハ T-MAX560 に話をもどすと、これを誰よりも知り尽くすYSP横浜戸塚の島田氏によれば、ヤマハモーターサイクルの中でも、これほど採算度外視で凝(こ)りまくったスクーターも無いそうで、それを考えるとそうとう安い買い物みたいや、

話題の部分から再生されます。


島田氏の言葉を裏付けるように、バイクにうるさいサキヌマ〜氏もこんなひと言を・・・
話題の部分から再生されます。


上位モデルのテックマックスになると150万円くらいしますけど、中身の充実度を知れば知るほど、これがとてつもなく安い買い物に思えてしまうと・・・そこまで言われるとなおさら気になりますね、自転車しか乗らない我々としても、

どうせ購入するならこういうコスパの高いモノがエエに決まってるもんな、

ちなみに、愛媛県松山市の古民家自転車店『カイエンドー』の田中氏が、ブリーザーのツーリングモデル『インバージョン』と並んでメチャ高評価する26インチMTB、ロッキーマウンテンの『ブリザード』、ちょっと調べてみたら、オークションで程度の良いフレームが6万ほどで売られてますよ、

話題の部分から再生されます。


どうせ乗るなら良いフレームに長い年月じっくり付き合うのが最高やもんな、

そういう意味では、今から15年ほど前に購入した日本が誇るフレームメーカー、テスタッチのシクロクロス用クロモリフレームとカーボンフォークのセット、

かなり高価やなあと思いながらも10万円ちょっとで購入、これがいまだに乗れば乗るほど底光りする(そこびかりする=じわっと魅力的な)走りをしてくれるし、1996年に9万円弱で購入したミヤタのカタログの最上位モデルだったフルリジッドのマウンテンバイク、リッジランナーも、

そうすね、なんやかんやで20年以上、野に山に輪行に、故障知らずのじつに安定した走りっぷりで、人生変わるほど活躍してくれました、

奇跡的に今も手元にあるミヤタ自転車1996年のカタログから
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あたりまえやけど、やっぱりエエもんはエエなあ、

2024年08月10日

ビーチクルーザーから生まれたマウンテンバイクを電動アシスト化するとマウンテンクルーザーが生まれる説


誰の説なんすか、

おいどんの説でごわす、

それにしてもe-MTB(イーマウンテンバイク)を購入して半年、これほどラクラクと激坂が登れるとは・・・ペダル回すたびに感動しますね、

ここ数年で急速に電動アシスト自転車が増えて、これが自転車の主流になりつつあるのもよう分かるな、

戦後の経済成長期、山がちな日本の地方都市につぎつぎに生まれたニュータウンはどれも坂だらけなので、もともと根強い需要があったんちゃいます、

しかし、いろいろ話を聴いてると、電動アシスト自転車の乗り方にも二通り(ふたとおり)あって、ひとつはとにかくラクしたいから常時最大のアシストレベルで乗るタイプと、もうひとつは自分のチカラでペダリングする楽しさを知ってるから、それを邪魔しないくらいのゆるいアシストレベルで乗るタイプ、

じゃあ、前者はスクーターの気軽な代用品として乗る人たちで、後者は自転車に乗る楽しさを知ってる人たちであると、

自分はもちろん後者に入るけど、スクーターをふくむモーターサイクルの世界に踏み入れなかった最大の理由は、乗車中に足腰を中心とした全身運動ができない点・・・けど、ヒトによれば逆にカラダを動かすわりにぜんぜんスピードが出ない自転車こそ苦痛で、一刻も早く自転車から足を洗ってモーターサイクルや自動車へと、

ていうか、むしろそっちの流れが主流じゃないすか、

そうやなあ・・・自転車ブームってホンマかって思うほど、田舎で見かけるのは自動車ばかり、あとは圧倒的少数派がスクーターやカブなどモーターサイクルに乗るくらいで、自転車なんかこの世に存在するのか疑わしくなるほど、しかもたんまに見かけるのはママチャリ型の電動アシスト自転車がほとんど・・・ペダリングが楽しいなんて物好きは、ひとつの村にひとりいれば奇跡ちゃうか、

じゃあ自転車の未来はあまり明るいとは言えないすか、

残念ながらそれが実情ちゃうか・・・ペダリングって楽しいどころか、ただただ苦痛な運動というイメージで、

そんな中、こういう驚くべき動画も、

いろいろバイク動画を観てきたけど、これには正直ビックリ、



バイクばっかり乗ると体力がだんだん低下することを心配して納車したのは、バイクはバイクでも自分の足で進むロードバイク、

奥さんが元アスリートなんで、いっしょにサイクリングを楽しむ家庭環境もあってこうなったんすね、

これ観て分かるように、カラダ動かすってもともとメチャ楽しいことで、それがいつしかひたすら苦しいイメージにすり替わっていて、そこがとても残念やな、

スーパーで買い物してても、子供なんか自然と気分がHIGHになって走り回ってるのに、歳をとるにつれてカラダを動かすことがひたすら苦痛に思えてしまうという・・・もしかしたら体育会系の部活とかでうんざりしてるとか、

それはあるかもしれんなあ、部活とかとにかくやり過ぎる傾向が強いし、先輩からのしごきもあるやろうし、あれでカラダ動かすのが苦痛のイメージにすり替わってるかも、

ところで、マウンテンバイクを電動アシスト化すると、マウンテンクルーザーに生まれ変わるってどういうことすか、

もともとクルーザーって言うのは、海を快適に楽しむ船という意味やけど、MTB(マウンテンバイク)を電動アシスト化すると、あれだけきつかった坂がウソみたいに軽々(かるがる)と登っていけるんで、山中のサイクリングを快適かつ安楽に楽しめる自転車というような、

もともと、MTBの原型は浜辺(はまべ)を快適に走るビーチクルーザーだったわけで、電動アシスト化によってビーチだけでなく坂の多いマウンテンにあってもクルーザー的な性格を帯(お)びるようになったと、

もっと広く言えば、山に限らずきつい坂をラクラク登り降りできるクルーザーがようやく誕生したといえるんちゃうか、

MTBといえば、最近は競技的な性格とか、ダウンヒルのジャンプとか、とかく危険と隣り合わせてなんぼみたいな楽しみ方が一般的ですけど、

e-MTB(イーマウンテンバイク=電動アシストMTB)はそれとは少し違っていて、街乗りもふくむ激坂や悪路(あくろ)全般を安楽に走破(そうは)する楽しさが根底にあるわけで、もっといえば幅広ハンドルに太いタイヤと油圧ディスクブレーキで悪路のきつい下り坂も楽しみながら安心してクリアできるように作られてる、

部活や体育の授業なんかでカラダを動かすことがマイナスイメージになった若者やオトナたちにこそ、こういう快適性重視の自転車に乗って欲しいと、

いきなりe-MTBだと、どんなに安くても20万円あたりからになるんで、購入のハードルは高いけど、それなら10万円以下の街乗りMTBや10万円台の電動アシスト自転車でもええし、とにかく自分のペースでペダルを回す楽しさに目覚めて、子供のころ自然にカラダが動き出したころの自分にもういちど出会って欲しい、

ちなみに今乗ってる『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』について何かあれば、

最初なんでこんなぶっといタイヤを履(は)いてるのか不思議やったけど、じっさい悪路に入れば入るほどこのタイヤがどれほど乗り手を安心させてくれるか分かってきて、しかも電動アシストがあるから、太くて重いタイヤが軽々(かるがる)と転がるわけで、今まで無かった最強の組み合わせが実現したという、

じゃあ20sを越える車重も許せてしまうと、

もちろん軽いに越したことはないけど、悪路や激坂を安心・安定して走るために必要とされる重さやし、走ってる間はこの重さもまったく感じないわけで、

あと『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』にじっさい乗って気づいた注意点などはこちらのブログを見てもらうとして、

https://fanblogs.jp/naoinoojisan/archive/1424/0

悪路・激坂をクルーズする自転車としては最高の1台と言っても間違いないし、走りたくない道すべてが走りたい道に変わる快感はここでしか味わえない世界かも!パーツをシマノ製で統一した点もすがすがしい。

MIYATA ミヤタ 2023 RIDGE-RUNNER i 6180 リッジランナー i 6180 [ブルー/ブラック・パールブラック]

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2024年08月05日

タバコやめても使いたい百年の歴史をほこるオイルライター…ZIPPO(ジッポー)以外にもいろいろと!

探しもんしてたらなつかしいオイルライター出てきた、

ジッポーすか・・・やっぱりいつ見てもええもんすね、シンプルでカチッとしてて、

タバコ吸わなくなっても、ずっと手元に置いておきたいライタ−の筆頭(ひっとう=第一候補)やな、

アメリカの工業製品でたった2つだけ手元に置いとくとしたら、ジッポーオイルライターと、

もうひとつは、まだ使い始めて10年足らずやけど、耐熱ガラスで有名なパイレックスの計量カップ…この重さとデカさがいい、



あのムダに思えるほどたっぷりぶ厚いガラスを使ったデカ重い計量カップが、使えば使うほど気に入ってしまうと、

手がデカい男の計量カップというか、取っ手からしてゴツいし、目盛りはデカくて読みやすいし、大げさに言うと、液体を計ることじたいひとつの儀式みたいな大げさ感があって、使うほどに愛着が深まるし、茶渋(ちゃしぶ)でガラス面がだんだん曇(くも)って来ても、クレンザーでこすればたちまち新品の輝きがもどって来るし、

やはりこのムダにぜいたくなほどぶ厚い耐熱ガラスが豊かな気分にさせてくれるおおきな要因すか、うっすら青みがかった高級感のある、

材料をケチらない大らかなモノ作りって、使い手まで大らかな気分にさせてくれるような、

いっぽうジッポーのオイルライターも、入れたオイルは夏場とかけっこう早く揮発(きはつ)すますし、100円ライターよりムダにデカ重いし、価格もそれなりにしますし、けっこうマイナス面も多くありますけど、それを上回るほど魅力的なんすか、

ただ単に火を付けるだけなら絶対100円ライターの方が安くて早くてべんりやけど、ジッポーの魅力はそこじゃないというか、

大げさに言えば火を付ける儀式みたいなことすか、

儀式ともちょっと違うけど・・・たとえば、スマホカメラでもじゅうぶんなのになぜ、レンズもボディもデカ重いデジタル一眼レフで撮影したくなるのか、それともちょっと似てて、

やはりある種のムダとも思えるような大らかな重さや大きさからくる、ゆったり感というか安心感というか、そういう事すか、

たとえば RICHO GR シリーズのコンパクトな高画質は尊敬に値(あたい)するけど、これを冬場にぶ厚いグローブをしたまま操作することを思えば、一見ムダにデカ重く感じる一眼レフのほうがはるか操作しやすいしバッテリーも持ちもええわけで、

つまり、細部まで徹底して小型化した高級コンパクトカメラも良いけれど、ムリをしない重さと大きさを確保した一眼レフカメラにも捨てがたい魅力があると、

ムリをしない大きさと重さから来る安定感とか耐久性・・・極限まで小型化しないことで、組み立てやすく修理もしやすく、より低価格でも提供できて製品寿命も延びるし、大きな手にも無理なくフィットするわけで、

ところで、タバコも吸わなくなって、いったい何に使うんすかジッポーのライター、

年中使うとすれば、仏壇や墓参りでお供(そな)えする線香に着火するていどか、いっそオイルライターきっかけでキャンプしたろかなあ、

冬場なら携帯カイロ、夏場なら蚊取り線香の着火ですか、

確かにこれらは意外と使えて、冬場に手の平サイズのカイロが発する暖かさは寒さがきびしいほどありがたいし、短く折った蚊取り線香を数本、携帯型ケースに入れとけば、休憩時間やパンク修理で大活躍するし・・・ちなみに両側から着火すれば煙の量も倍になるし、

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あと夏場はとくにオイルが揮発(きはつ)しやすいので予備の小さなオイルボトルとかあれば、



この小物がなかなか質感が高くて、フリント入れもしっかりした作りで、予備オイル用のミニボトルも機密性がしっかりしてて安心感あるし、ジッポー本体なみに持つ喜びが感じられる逸品(いっぴん=すぐれもん)、

もともとデカ重いの承知で使うジッポーライターなんで、予備のオイルボトルくらい増えても問題無いすね、

ところで、タバコ吸ってたころはジッポー以外にも、歴史の古いオイルライターがあって、これなんか好きでよう使(つこ)てたなあ、

イムコって言うんすか、

オーストリアのイムコ社でジッポー社と同じくらい歴史があるけど、今は同じモノを日本の喫煙具(きつえんぐ)メーカー、柘(つげ)製作所が細々(ほそぼそ)と作り続けてるらしい、

それを聞くと、なおさら応援したくなりますね、



この動画によると、ジッポーがアメリカ、イムコがオーストリア、ロンソンがイギリスってことで、どれも同時代の傑作オイルライターすね、

これもこれでそうとう個性的やなあ・・・筆者はスタンダードが好きやけど、



ちょうどフランスでオリンピックやってるし、みんな戦争なんかしんとノルマンディーの海岸線に各国の軍隊が集まって、ライターとかそれぞれのお国自慢をしあいながらタバコに火を付けあって、キャンプファイアー囲んで、ずっと練習してきたたがいの国家でも歌ってたらそりゃさぞ楽しい晩になるやろなあ、

ところで、目下(もっか=現在)もめにもめてるハーレージャパンさんやけど、ジッポーさんからこんなスペシャルモデルが・・・このライターひとつがきっかけとなってハーレーに興味がわいて、バイクの大型免許を所得、ハーレー本体納車まで行ったら、それはそれでステキな物語やなあ・・・


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2024年08月01日

アニメ『ザ・ファブル』も最初の山場を過ぎて…


アニキ、

誰がアニキや、

じゃあ、にいさん、

『ザ・ファブル』の見過ぎや、

で、本日のお題は、

さっそくやけど『ザ・ファブル』、どう思う?

そうすね、かなりな残酷シーンもあるアニメ吉本新喜劇というか、

たしかに、吉本新喜劇で欠かせないのが、街のチンピラヤクザ、

パチパチパンチの島木譲二さん、どうしてるんかなあ、

ずっと前に天に召(め)されてますよ、2016年12月16日、72才で、



大昔、渡米前の野沢直子の看板バラエティー番組『直子の花柄(はながら)TV』で、幼稚園児たちの前で島木譲二がパチパチパンチだけで笑いを取れという無謀なチャレンジ企画があったけど、あの組み合わせメチャオモロかったなあ、

ところで、アニメ『ザ・ファブル』もだいぶ話が進んで、

刑務所帰りの小島(こじま)が巻き起こすトラブルで最初の大きな山場を越えて、ファブルこと佐藤と、彼を師と仰(あお)ぐクロちゃんが山中で過ごす、番外編とも言うべきホッとする大自然の回が2度続き、

次の山場へ向かって、今度はウツボ・レイというあくどい偽善者がメインキャラクターとなって話が進み始めたとこすね、

最初は丸ごと全部の回を観たいと思ったけど、週イチペースになれてくると、前の回を見直すことで新しい発見があったりで、これもなかなか楽しいもんやなあ、

オープニングとエンディング、両方とも音楽が変わりましたし、

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイアモンドは砕けない』の時はオープニングだけ変わったけど、今回は両方とも変えてくれたから2倍うれしい、

やはりあるあるやないすか、オープニングやエンディングの音楽を途中で変えてくるアニメは絶対オモロイって、

たしかに、「ただヘビの肉が美味(うま)いのは分かった、とくにマムシはウマイッ!」、

ファブル観てる人しか分かりませんよ、

ちょっとシリアス(マジ)寄りな吉本新喜劇としての『ザ・ファブル』か・・・意外に言えてるかもしれんなあ、

原作者の 南 勝久(かつひさ)氏は、大阪府岸和田市生まれですし、

コテコテの大阪やもんな、ホンマ今回は関西弁のハズレが無いんで、近畿エリアに住んでる人たちも最初から安心して視聴できるし、これって地味やけどメチャ得点高い気がする、

しかし、ヤクザとか殺し屋から連想するありきたりなイメージを完全にひっくり返した所から話が始まるんで、なんかメチャ痛快(つうかい)で新鮮な感じしまっすね、

1年の休業が決まった殺し屋が、正体を隠して一般社会に馴染(なじ)もうとするストーリー自体、よう発想できたもんやな、

しかし、1年休業した先に何が待ってるんすか、

さて、そこも気になるとこやなあ、殺し屋にもどるのかそうじゃないのか、

ボスはこのままファブルこと佐藤を一般社会に馴染ませてふつうの一般人として社会復帰させたいみたいですが、

そういえば、ファブルのようなプロの殺し屋が時代遅れという発想も新鮮やなあ、

監視カメラ・スマホのカメラ・DNA鑑定、ボスが活躍していた時代には無かったこれらにしっかり対応しなければプロの殺し屋も生き残れない時代・・・第1話で早くもこの話がボス自身の口から、

心から信頼するボスの教えを忠実に学んできたが故に、ファブルこと佐藤自身も時代の波に遅れた殺し屋になってしまったという、

一年間、佐藤姉弟(きょうだい)が身を寄せることになった真黒組(まぐろぐみ)も解散して、みんな一般人に社会復帰してエンディングってどうすか、

コミックではもう結論出てるんやろ、聞きた無いけど、

コミックの方ではすでにセカンドシーズンというか、スピンオフの物語が始まってるみたいすね、そろそろコミックも読んだらどうすか、

そうやなあ、なんと便利なことに、YouTube動画でも出だしの何話か読めるみたいやし、

コミックは苦手なんすか、

というかアニメが好きなんや、声優さんたちの声の演技がとくに素晴らしいことに気づいてから、

カイジとかアカギがきっかけですか、

いやもっと前、決定的だったんが、押井守(おしい・まもる)監督の劇場版パトレイバーの夏版と冬版で、とくに夏版はビデオの時代から取り憑(つ)かれたように繰り返し観て聴いて、これがアニメ好きになった最大のきっかけやな、

とはいってもぜんぜん本数は観てないすね、

ほんまや、ちなみに次の大波が福本伸行(ふくもと・のぶゆき)アニメで、福本氏の作風を心から愛する声優 萩原聖人(はぎわら・まさと)の演技がじつに素晴らしく、

アカギ、カイジとも主人公役ですね、

キャラは真逆やけど、完璧に声を使い分けていて、これらも何回視聴し直したことか、

取り巻きの声優陣も強力ですし、

むさ苦しいオッサンキャラばかりで、ここまで魅力的なあらすじが成立してることじたい奇跡ちゃうか、

そのあとが『ジョジョの奇妙な冒険 ダイアモンドは砕けない』、そして今回の『ザ・ファブル』と、

自分でもびっくりするほど観てるアニメが少なくて、コミックもぜんぜん読んでないし、とにかく気に入った数少ない声優さんの名演を何度何度も聴き直すのが好きで・・・自分で言うのも何やけど、そうとう風変わりなアニメファンやな、

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