ジッポーすか・・・やっぱりいつ見てもええもんすね、シンプルでカチッとしてて、
タバコ吸わなくなっても、ずっと手元に置いておきたいライタ−の筆頭(ひっとう=第一候補)やな、
アメリカの工業製品でたった2つだけ手元に置いとくとしたら、ジッポーオイルライターと、
もうひとつは、まだ使い始めて10年足らずやけど、耐熱ガラスで有名なパイレックスの計量カップ…この重さとデカさがいい、
あのムダに思えるほどたっぷりぶ厚いガラスを使ったデカ重い計量カップが、使えば使うほど気に入ってしまうと、
手がデカい男の計量カップというか、取っ手からしてゴツいし、目盛りはデカくて読みやすいし、大げさに言うと、液体を計ることじたいひとつの儀式みたいな大げさ感があって、使うほどに愛着が深まるし、茶渋(ちゃしぶ)でガラス面がだんだん曇(くも)って来ても、クレンザーでこすればたちまち新品の輝きがもどって来るし、
やはりこのムダにぜいたくなほどぶ厚い耐熱ガラスが豊かな気分にさせてくれるおおきな要因すか、うっすら青みがかった高級感のある、
材料をケチらない大らかなモノ作りって、使い手まで大らかな気分にさせてくれるような、
いっぽうジッポーのオイルライターも、入れたオイルは夏場とかけっこう早く揮発(きはつ)すますし、100円ライターよりムダにデカ重いし、価格もそれなりにしますし、けっこうマイナス面も多くありますけど、それを上回るほど魅力的なんすか、
ただ単に火を付けるだけなら絶対100円ライターの方が安くて早くてべんりやけど、ジッポーの魅力はそこじゃないというか、
大げさに言えば火を付ける儀式みたいなことすか、
儀式ともちょっと違うけど・・・たとえば、スマホカメラでもじゅうぶんなのになぜ、レンズもボディもデカ重いデジタル一眼レフで撮影したくなるのか、それともちょっと似てて、
やはりある種のムダとも思えるような大らかな重さや大きさからくる、ゆったり感というか安心感というか、そういう事すか、
たとえば RICHO GR シリーズのコンパクトな高画質は尊敬に値(あたい)するけど、これを冬場にぶ厚いグローブをしたまま操作することを思えば、一見ムダにデカ重く感じる一眼レフのほうがはるか操作しやすいしバッテリーも持ちもええわけで、
つまり、細部まで徹底して小型化した高級コンパクトカメラも良いけれど、ムリをしない重さと大きさを確保した一眼レフカメラにも捨てがたい魅力があると、
ムリをしない大きさと重さから来る安定感とか耐久性・・・極限まで小型化しないことで、組み立てやすく修理もしやすく、より低価格でも提供できて製品寿命も延びるし、大きな手にも無理なくフィットするわけで、
ところで、タバコも吸わなくなって、いったい何に使うんすかジッポーのライター、
年中使うとすれば、仏壇や墓参りでお供(そな)えする線香に着火するていどか、いっそオイルライターきっかけでキャンプしたろかなあ、
冬場なら携帯カイロ、夏場なら蚊取り線香の着火ですか、
確かにこれらは意外と使えて、冬場に手の平サイズのカイロが発する暖かさは寒さがきびしいほどありがたいし、短く折った蚊取り線香を数本、携帯型ケースに入れとけば、休憩時間やパンク修理で大活躍するし・・・ちなみに両側から着火すれば煙の量も倍になるし、
価格:1100円 |
あと夏場はとくにオイルが揮発(きはつ)しやすいので予備の小さなオイルボトルとかあれば、
この小物がなかなか質感が高くて、フリント入れもしっかりした作りで、予備オイル用のミニボトルも機密性がしっかりしてて安心感あるし、ジッポー本体なみに持つ喜びが感じられる逸品(いっぴん=すぐれもん)、
もともとデカ重いの承知で使うジッポーライターなんで、予備のオイルボトルくらい増えても問題無いすね、
ところで、タバコ吸ってたころはジッポー以外にも、歴史の古いオイルライターがあって、これなんか好きでよう使(つこ)てたなあ、
イムコって言うんすか、
オーストリアのイムコ社でジッポー社と同じくらい歴史があるけど、今は同じモノを日本の喫煙具(きつえんぐ)メーカー、柘(つげ)製作所が細々(ほそぼそ)と作り続けてるらしい、
それを聞くと、なおさら応援したくなりますね、
この動画によると、ジッポーがアメリカ、イムコがオーストリア、ロンソンがイギリスってことで、どれも同時代の傑作オイルライターすね、
これもこれでそうとう個性的やなあ・・・筆者はスタンダードが好きやけど、
ちょうどフランスでオリンピックやってるし、みんな戦争なんかしんとノルマンディーの海岸線に各国の軍隊が集まって、ライターとかそれぞれのお国自慢をしあいながらタバコに火を付けあって、キャンプファイアー囲んで、ずっと練習してきたたがいの国家でも歌ってたらそりゃさぞ楽しい晩になるやろなあ、
ところで、目下(もっか=現在)もめにもめてるハーレージャパンさんやけど、ジッポーさんからこんなスペシャルモデルが・・・このライターひとつがきっかけとなってハーレーに興味がわいて、バイクの大型免許を所得、ハーレー本体納車まで行ったら、それはそれでステキな物語やなあ・・・