ところで、春に購入した電動アシスト・マウンテンバイク、通称 e-MTB(イーマウンテンバイク)『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』、その後どんな感じですか、
夏場はとくにキツく感じる激坂や悪路を嬉々として(ききとして=喜ぶように生き生きと)走り抜けるんで、高価な買い物やったけど他の自転車では得られない快感が確かにあって、特にオフロードに強いMTBモデルにしたことで楽しさも倍増してるような、
いくつか注意点も見つかったそうですが、
いちばんの注意点は、電源ボタン押すときペダルに少しでもチカラが加わってるとエラー表示になる点・・・こういう時はいちど電源オフにしてから、ペダルにチカラが入ってない状態を確認してから再度電源を入れると正常にアシストしてくれる、
もう一点は、
フレームのダウンチューブに内蔵されたバッテリーを取り出すとき、かならず外側のカバーをはずしてから専用のカギでロックを解除すること・・・でないと外側のカバーにロック解除したバッテリーが当たって外(はず)れないトラブルが起こる危険性があって・・・これを回避するには、カバーを外すスライドボタン部分のネジをあえてゆるめにしておくとバッテリーが当たった状態でも外しやすく、
あと個体差によるトラブルかもしれませんが、ドロッパーシートポスト問題も、
底に付いてる泥よけカバーがシートポストにつながるケーブルを強く圧迫して動作しなくなるので、ここはミヤタ側の設計ミスとあきらめ、泥よけカバーのネジ止めは何個かはずして、適当なヒモでゆるめに取り付けるほうがいいし、そんな取り付け方でもまったく問題無く走れる、
こういう注意点をざっと見ても分かりますけど、日本国内では e-MTBひいてはスポーツ系電動アシスト自転車はまだまだ作り慣れてないような、
スポーツ系の電動アシスト自転車はヨーロッパが本場で、国内の主流派は、ママチャリみたいな実用車モデルやもんな、
特にここ10年近くで、ママチャリ的な実用的電動アシスト自転車の販売台数がメチャ増えたのに対して、スポーツや趣味に振ったスポーツ系電動アシスト自転車は、まだまだ少数派の物好きが楽しむ程度で、あまり売れて無いような、
「アシスト量が徐々に減って時速24キロでゼロになる」システムなんで、けっきょく激坂や悪路が得意なマウンテンバイク系にはピッタリでも、巡航速度高めなロードバイクにはイマイチ・・・しかもロードバイクの生命線とも言える重量がそうとう増えてなおかつ高価になるから、実用車としてはかなり成熟した市場やけど、Eバイクとして考えるとまだまだ、
というわけで、残された課題も多いEバイク(スポーツ系電動アシスト自転車)の世界ですけど、じっさい購入して走ってみると、これは自転車という乗り物の概念をひっくり返すような革新的技術であることも間違いないわけで、
たとえば、自分が乗ってる『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』・・・25s近い車重があるから、かついで登るような道には向いてないけど、それ以外なら悪路走行の楽しさは電動化されてない素(す)のマウンテンバイクの数倍から10倍・・・いちばん弱いアシストモードでも、あれだけ重いセミファットタイヤのマイナス面がすべて消え去り、プラス面ばかりが味わえる、
つまり電動アシストモーターのおかげで、セミファットタイヤの重さやにぶさを感じることなく、その高い走破性・快適性だけが強調されると、
時速24キロ制限があるから、スピードはガマンせなアカンけど、街中(まちなか)をゆったり走る分にはリムジンみたいな高級コンフォートセダンの乗り味で、
ガツガツ加速するより、ゆったりと乗り味を楽しみながら走るほど魅力的になると、
もちろん街乗りだけでなく、激坂や悪路にもそのまま余裕で入っていけるし、自分もそれなりにしっかり運動してるから、この楽しさは今まで人類が経験しなかった独特な世界、
精密機器が内蔵された自転車だとついつい大事に乗ってしまいますが、そこはオフロードの耐久性が保証されたマウンテンバイクなんで悪路も遠慮せずガンガン乗り回せると、
ちなみにシマノさんは他メーカーよりも人間のペダリングに近いアシストを大事にしてるという話やけど、それについては自分も非常に共感していて、よほど疲れない限り不自然な強引さを感じるHIGHモード(最強アシストモード)よりも、いちばん自然なECOモードで走ることがほとんど・・・自分のチカラか電動アシストのチカラか、分からないくらい自然なアシストが静音(せいおん)のまま続いて行くこの感覚はとても新鮮で心地(ここち)よい、
そこはモーターサイクル(オートバイ)とはまったくちがう電動アシスト自転車だけの楽しさであると、
モーターと人力(じんりき)が溶け合うようなこの絶妙なペダリング感覚はEバイク(スポーツ系電動アシスト自転車)とりわけシマノ製ユニット最大の魅力なのかも、
しかし高過ぎません、値引き後でも30万しますよ、『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』、
でもなあ、ドロッパーシートポストに130oトラベルのエア式フロントサスペンション、しかもパーツはすべてシマノ製となれば、素(す)のMTBでも20万以上はするしなあ、適正価格に思えるけどなあ、
まあ、モーターサイクル(オートバイ)買うことを思えば安いもんですが、
ここ5年以上わざわざ免許まで取って乗ろうかどうしようか迷い続けたオートバイ・・・結局これに乗らない、そのかわりに購入したのがEバイクなわけで、
オートバイには乗らない、その決意表明としての『上がり自転車』ってことすか、
66才で最後というには早すぎるけど、ここへ来てEバイクもバッテリー内蔵式になって、見た目も性能も大きな節目をむかえたし、自身の体力面も合わせて考えれば、ここがイチバンの買い時かと、
ちなみに、『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』を購入したらこればっかりになるかと思ってましたが、ふたを開ければ他の4台も以前と変わりなく乗り続けてるんすね、
自転車の魅力って電動アシストでカラダが楽になるとか、そういう事とはまったく別モンで、それぞれの自転車にそれぞれの魅力が宿(やど)っていて単純に比較できないってようわかった、
じゃあ高齢になって体力面が低下したとしても、体がラクな電動アシスト自転車を上がりバイクとして選ぶとは限らないと、
たとえば、けっこう高額なオーダーメイド自転車なんかも、自転車生活の総決算的な上がりバイクの匂いがするし、
とりあえず京都市からふたつのメーカーを…
https://grandbois.jp/
https://velostandkyoto.jp/
この世界のめり込んだらそうとう行ってしまいそうすね、おかねの話はあまりしたくないすけど、
ただ、これだけ至れり尽くせりのサービスでこの額なら、逆にかなりお買い得(どく)と言えるような気もしたり、しなかったり、
どっちなんすか、
たとえば、これとまったく同じパーツを、あえて不安定な自分のチカラだけで組み上げてみる挑戦も、上がりバイク的やし、とらえ方はヒトそれぞれというか、
百人百様の上がりバイクがあってええと、
けどじっさいは、人生最後のステージをかざる上がりバイクという発想すら起こらず、体の一部みたいに慣れ親しんだ自転車からある日ふと降りる日が来て、そのまま二度と乗らなくなるんやろな、