しかし、最近のカメラは機能が多すぎません?
まあ、クルマとおんなじで、カメラとは言いながら、手のひらパソコンみたいなもんやなあ・・・いつも思うけど、家に帰ってパソコンでじっくりすればええ機能はぜんぶ省略して、もっとシンプルで低価格にしてほしいような、
そんな中、完全マニュアルカメラ Nikon NewFM2 のデジタル版ともいえるNikon Df は、あえて動画機能を省略していて、驚いたんすけど、
発売が、2013年11月28日・・・ニコン本社にあっても、番外的なあつかいみたいで、後継機の話は出てきいひんけど、高級機でありながら、動画機能が無いって聞いて、ゾクッとするほどピンと来た・・・そろそろビデオカメラと棲(す)み分けをはかって、伝統的なカメラらしいカメラが登場してもええ時期が、そろそろ来たんやないか・・・Df ってその先駆けやないかと、
今のカメラは、入門機であっても、使える機能はすべて乗せようと努力しますし、とうぜん、コストはそれなりにかかってしまうし、そのぶん外観は安っぽくなりますし、愛着を持って使いこなす前に、次の機種に乗り換えという、そのくり返しのような、
自分が欲しいのは、真逆で、外観をバッチリシッカリ作り込んで、中身はできるだけシンプルにして、価格を徹底的に押し下げて、何年でも使い続けて愛着が湧くような、清貧(せいひん)のカメラ・・・写真機としての筋を通してきたNikon Df やけど、それでも多機能かつ高級すぎて、FM2が本来持ってた、シンプルさが失われてるような、
「清(きよ)く貧(まず)しく美しく」というコトバがむかしありましたが、
アルバイトや派遣やパートが当たり前の時代になってもうて、さらに震災や風水害やコロナが追い打ちをかけて、上級国民とその取り巻きなど、ほんのひとにぎりをのぞいて、みんなどんどん貧しくなってる・・・もっともっと機能を絞り込んで、しかも、貧乏人でも胸を張って使えるような、タフでシンプルなカメラが欲しい、
ということで、すっきりしたメタルボディに、フルサイズセンサーを組み込んだ一眼レフが、10万円以下で登場できないかと、
動画はもとより、AFも不要、中央重点測光のみで、なんなら、Nikon FM2 にならって、マニュアルモードだけでもええ、コストのためならフィルム時代にもどって、液晶画面も無くして、RAWだけで保存するようにしてもかまわん・・・レンズも、正確に使える、絞りと距離マークが刻(きざ)まれた単焦点だけでええし、たとえば、PENTAXのリミテッドレンズのMF版とか、もっと価格を下げて発売するとか、
しかし、最近では、フルサイズで無くてもけっこう写りますけど、
それは、なんでかっていうと、ただ単純に、昔作られたレンズをその焦点距離のままで使えるからで、
つまりこういう事すか、フィルムカメラがデジタルカメラになって、だいぶたつけれど、ごくごくシンプルに、現像の手間ひまが不要になっただけの、フィルムカメラのようなフルサイズ・デジタルカメラが欲しいと、
そう、そういう発想・・・極論すれば、動画とかAFとかは、高級機にまかせればええわけで、ハッキリ言ってどうでもええんや・・・ようやく庶民的な価格になってきたフルサイズセンサーを使って、限りなくフィルムカメラに寄せたシンプルで低価格な写真機が欲しいだけなんで、
PENTAXさん、こういうコンセプトで、一度やっていただけませんか?!
PENTAX KPに前世紀のPlanar 85o F1.4をつけて撮って出し(クリックすると拡大表示されます)