2013年11月25日
鈴鹿国定公園からJR安土駅へ
ブログに乗せられなかった大きいサイズの写真16枚分はコチラからご覧ください。
iPadで編集後、iCloudから公開しています。
https://www.icloud.com/iphoto/projects/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;539270D9-6C40-4D70-A855-2DC9B4127489
b.しかし、けっきょく正法寺(ショウホウジ)のモミジがあまりに素晴らしすぎて、その後はコレといって盛り上がりませんねえ、
a.ホンマやなあ、せっかく鈴鹿山麓のきつい坂道のぼってんのに甲斐(カイ)が無いでいかんわ、
b.日野の町中に降りてゆきましょうか、日野川とともに、
a.でも、今度いつ来れるか分からんしなあ、頼む、もう少し付き合ってほしい、山坂道に、
b.別にいいすけど・・・
a.西明寺(サイミョウジ)という山寺とその周囲にこじんまりした集落があるだけで、あとは山林を縫(ヌ)ってくねくね道が続くだけ、でも、このあたりじゃ最高のサイクリングコース、
b.どの辺が良いんすか、
a.とにかくクルマが来ない、坂もそれほどエグくない、西明寺(サイミョウジ)を過ぎれば、穏やかな下り坂が延々と続く、もちろんそこもクルマは少なく、山林から田園に出れば、ぜいたくな広いアスファルトが延びてる、
b.なるほど、確かに西明寺(サイミョウジ)を過ぎると、クルマやバイクにはきゅうくつやけど自転車にはちょうど良い感じのワインディングロード(=クネクネ道)が始まりました、コリャいいすね、
a.山林を抜けて最初に出会う「原」という集落からはぐっと道幅も広がって、
b.ワインディングは無くなったけど、そのかわり見通しの良い下り坂が延々続いています、なめらかな路面とともに、
a.この道、逆から走ると、綿向山(ワタムキヤマ)を中心に鈴鹿山脈の山並みが目の前に迫ってきて、それもまた見所のひとつ、
b.しかし、ぜいたくな道幅ですねえ、クルマもほとんど走らず、吸い込まれるようにどんどん進んでゆきます、ところで、このまま道なりに進んでいいんすか、
a.日野川の支流、佐久良川(サクラガワ)にそって下って行きたいから、
b.だったら中之郷の交差点を右へ、
a.ところで、佐久良川(サクラガワ)も日野川にそそぐころにはずいぶん交通量も増えるんで、石塔寺のあたりから右手の丘を越えて宮溜(ミヤダマリ)っていうステキなため池を目指そう、名ばかりのサイクリングロードも丘にそって池にのびてるし、
b.この宮溜(ミヤダマリ)って池は明るくて解放感ありますねえ、水鳥もゆったり休んでるし、向かいの山並みも良いなあ、
a.鞍馬天狗のお兄さんが住んでる、あの山の右手あたりに、
b.天狗様の住む山かあ、
「宮溜(ミヤダマリ)、天狗の山や水鳥や」、
a.さてここからどうやって京都へ戻ろうか、まだ2時前やけど、
b.あの山の右端あたりに八日市の駅があるんすね、近江鉄道の、それで近江八幡駅からJRへ乗り継ぐっていうのは、
a.うーん、でもまだ時間あるしなあ、
b.じゃあさらに北へ進んで、JR能登川駅から帰るとか、
a.そうやな、ひと駅、京都寄りの安土駅でもいいしなあ、ま、いずれ国道8号線を渡ってから決めよう、
b.例によって写真は旅の疲れから、国道8号線の手前で尽きております、
a.じゃあ、この干し大根ながめながら今回の旅を振り返ってみようか、
b.たくあんになんのかなあ、お茶漬け食べたいなあ、
a.今回の旅はどうだってでしょうか、
b.久々に自転車を降りて、古城山を歩くという変わった展開でしたね、見晴らしもよく方角ごとに違った景色が楽しめました、登り口のサザンカも素晴らしかった、あれだけのボリュームはなかなか他では見られない、
a.正法寺(ショウホウジ)のひたすら赤いモミジも見事やったなあ、
b.後半はあまり写真としての面白味は無かったけど、とにかく走りやすかった、
a.京都の町なかに住んでると、この広がり、このゆったり感は、財産やなあ、
b.自転車乗りにはたまらない安全な空間の広がり、これならわざわざ輪行した甲斐がありますね、
「自転車で京都に飽きたら近江もね」、