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b.ざっくり言って、あの山並みの向こうが信楽(シガラキ)なんすか、
a.だいたいそんなとこやろ、
b.しかし、空気が澄んで遠くの山並みがクッキリクリアに見えますね、
「冬空はクッキリクリアな見晴らしや」、
a.しかし、なんで自分はここへ来たかったんやろ、
b.自分でやって来たのに思い出せないんすか、そのわけが、
a.とくにこれという理由もなく、ただ古城山に登りたかったんや、5年ぶりに、わざわざ自転車降りてまで、
b.じゃあ、きっとご先祖様が、戦国時代この城を守ってたんじゃないすか、
a.そんなことやもしれんな、意外と、
b.ところで、道ばたにずっと続いてますね、小さな観音様が、
a.33所めぐりがでける(=できる)ようやな、山歩きしながら、
b.誰か信心深いお方が、造花のように見事な花を活(イ)けておられます、
a.地元のヒトに愛されてるんやな、この丘は、
b.わずか10分ちょっと登っただけなのに、ずいぶん見晴らしが良くなりました、
a.野洲川(ヤスガワ)にかかる水口(ミナクチ)橋、その左に水口(ミナクチ)スポーツの森、
b.右端には西友の赤い看板も、
a.向かいの山すそにも大きなニュータウンみたいなんが、
b.地図で見ると、水口町三大寺にありますね、「かふかの丘」って、
a.ほんまや、総区画数439、平成の不況下にあって、強気のニュータウンやな、
b.こちらは西の見晴らし、
a.遠くの山並みの手前は琵琶湖が広がってるはずやけど、もやの中やな、
b.国道1号線が走ってるから、にぎわってるというか、とっ散らかってるというか、
a.経済発展もええけど、田園のままでいられなかった居心地の悪さもただよってるなあ、
b.それに対して北東の眺めはスッキリきれいにまとまってますね、
a.ああ、ええながめやなあ、豊かな森の中に住宅や学校、はるかかなたに鈴鹿山脈のつらなり、
b.見晴らしのためには樹木の伐採までしてるし、そうとう人気の丘なんすね、
a.ああ、ええもん見せてもうた、ふもとの紅葉を2〜3枚カメラに収めたら、自転車で次のエリアへ行ってみよう、
b.ここからはどう行きませう(=ショウ)、
a.野洲川にそって上流へ向かおう、
b.じゃあ、この歴史を感じさせる古橋(フルハシ)をわたって、交通量の少ない左岸へ、
a.橋のたもとは「嵯峨」って集落かあ、
b.ほんまですねえ、滋賀県甲賀市水口(ミナクチ)町嵯峨(サガ)、
a.なんでや、京都の嵯峨野と関係あるんか、
b.さっそくウェブで調べませう(=ショウ)、
a.なんぞ出てきたか、
b.いや、決定的なものは何も、どうやら京都の嵯峨野とは特に関係ないようですね、
a.しかし、なにやらエエとこやなあ、
b.鈴鹿山脈を遠景に野洲川にそってのびる森、竹やぶや田畑、広重の浮世絵に出てきそうな・・・
a.江戸時代から何も変わってないような、
b.これだけシンプルやと変えようもありませんしねえ、
a.いいなあ、来て良かったなあ、
b.そんな田園の途中に八幡神社が、
a.近江28番に甲賀25番と、札所(フダショ)が重なってるんやな、
b.でもなんか変なんです、
a.なにが?
b.甲賀観音札所(コウカ・カンノン・フダショ)の25番は確かにこの集落なんすけど、長福寺ってお寺自体が無いんです、
a.ほんまや、ここは八幡神社やしなあ、最寄りのお寺さんは修善寺っていうし、不思議やな、
b.おまけに、近江28番っていうのも変なんです、
a.どこが?
b.近江西国三十三カ所観音霊場の28番札所は長福寺って言うんですけど、ぜんぜん別の場所にあるんです、東近江市の方に、
a.ほんまや、ダブルの謎かけか、こりゃまいったなあ、
b.でもって、その辺のことを考察したブログとかもないし、お手上げ状態です、
a.じゃあお手上げついでに今回はここいらでお開きにするか、
b.立派な石碑なのに残念なことであります、