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2016年02月05日

12年前の奈良へ(10)「飛火野(とぶひの)から東大寺へ」

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a.京都に居たころ住んでた嵐山のアパートは、裏手がすぐ山で、夜になるとシカがよう鳴いてた、

b.どんな鳴き声なんすか、

a.女性の悲鳴のような、最初聞いたときは何かの事件かと思ってギョッとしたほど、

b.でも、奈良公園のシカさんは可愛い声ですよ、



a.ほんまや、たぶん自分が聞いたんは、発情期のオスの声やと思う、縄張りを主張するために声をはり上げるとか、

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b.ここは春日野(かすがの)、飛火野(とぶひの)とも呼ばれてるそうです、

a.そうか「とぶひの」が正解か、ずっと「とびひの」かと思うてた、

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b.このあたりに「野守(のもり)の池」・「野守の鏡」と呼ばれる伝説の池があったそうです、

a.どんな池なんや、

b.「鬼の鏡」とも呼ばれていて、八方天地(はっぽうてんち=世界のすべて)を映し出すそうです、

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a.どうやったら見られるんや、

b.鬼塚の前でしばらく祈ってると鏡をもった鬼が現れるそうで、その鏡にこの世界のすべてが映し出されるとか、

a.見たあとはどうなるんや、食われてまうんか、

b.いえ、鬼は鏡に世界のすべてを写したあと、大地を踏み破って地の底へもどって行くそうです、

「すべて見せ 大地を破り 消えていく」

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a.その鬼が残したとされる松ぼっくりが、これか、

b.まさか、でも、そう言われると、この小枝も何かの骨のように見えるから不思議です、

YouTubeにアップロードされている謡曲「野守」。(作者のつごうで埋め込み禁止になっているため、リンク先をクリックしてご覧下さい)
https://www.youtube.com/watch?v=3AA-psjOi3U

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a.そんな鬼が入って来られんよう、こんだけデカい門を作ったんか、

b.そういえば、このあたりは中世に入ると戦乱が続いて廃墟やったそうです、東大寺も全焼したんとちがいますか、

a.まさに野守(のもり)の鬼神(きしん)がこの地上をのし歩いてたんやな、

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b.しかし、静かですね、

a.いつものスゴい群衆はどこ行ったんや、人気(ひとけ)が無いと、印象が全然ちゃうな(=ちがうな)、

b.これ、東大寺の南大門でいいんすか、

a.うむ、これも日本最大の山門らしい、

b.なんで平地なのに山門なんすか、

a.山岳仏教の名残やろ、

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b.ところで、ようやく今回の旅も終わりを迎えますが、

a.自転車の移動には狭すぎたけど、さすがに奈良市の中心部は見所いっぱい、結果10回も続けてもうた、

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b.最後になにかあればひと言、

a.そうやなあ、動ける時に動いといて、ホンマに良かったと思う・・・

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今回の旅をスライドショーにまとめました。BGMはデクスター・ゴードン・カルテットの名盤「Biting the Apple」からスローテンポの「Sky Lark」を・・・ウトウトしないで見るのは至難の業(わざ)であります。

Biting the Apple

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posted by なおいのおじさん at 18:09| 奈良県

2016年02月04日

12年前の奈良へ(9)「写真美術館から奈良公園へ」

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a.ああ、すっかりぬくもった、

b.でも、写真美術館って割には写真があまり無かった・・・展示と展示の間(はざま)やったんかなあ、

a.たぶん展示中は一階部分も使うんやろなあ、でも、誰も居ないから思い切り撮影できて良かった、

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b.しかし、ここといい白毫寺(びゃくごうじ)といい、人の気配がぜんぜん無い、こんなんでやってけるんかなあ、

a.これじゃ無理やろ、寄付とか税金で補わんと、

b.そういう意味でも非常にぜいたくな時間と空間でありました、

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a.ところで、このあたりに一時(いっとき)、志賀直哉が住んでたんやな、

b.高畑サロンですか、奈良文化女子短期大学のセミナーハウスにもなってるそうです、

a.文豪のお屋敷で勉強か・・・ええなあ、

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b.JR奈良駅をスタートして約5時間、めぐりめぐって、ようやく奈良公園にやってまいりました、こちらは鷺池(さぎいけ)に浮かぶ有名な浮見堂、

a.雪景色はさらにええやろなあ、

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b.すぐとなりが梅林なんで、梅の時期もいいそうです、

a.これも梅とちがうか、

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b.ウメは香りもあるから、なおさら楽しめる、

a.色もとりどりあるしなあ、ああ、春が待ち遠しいなあ、

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b.でも、なんで浮見堂ばっかり写すんですか、

a.さあ、なんでか気になって・・・どんなアングルでもサマになるし、

b.六角形の屋根がええとか、

a.そういえばむかし、「ロッカッキー」ってあったなあ、1980年、ハウス食品から売り出された、六角形のおかき風スナック、

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b.おかきじゃ無いんすか、

a.そのへんが微妙で、和と洋の中間をねらったような味付けやったけど、結局どっちつかずで、CMの割にあまり売れなかったんちゃうかなあ、

「浮見堂 坂をのぼって 円窓亭(えんそうてい)」

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b.もともとは春日大社の建物やそうです、

a.それが何でここに有るんや?

b.さあ、そこまでは・・・

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a.そんな円窓亭の前に、神の使いが、

b.なんで、シカが神の使いなんすか、

a.茨城県の鹿島神宮の神様が鹿に乗って、ここ春日大社へやって来た、彼らはその鹿の子孫ということらしい、

b.なるほど、じゃあ下手なことできませんねえ、

a.ほんまや、気いつけんとバチ当たるで、

「ここのシカ そんじょそこらの シカやない」





posted by なおいのおじさん at 10:13| 奈良県

2016年02月02日

12年前の奈良へ(8)「写真美術館」

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b.美術館というより、大富豪の奇抜なお屋敷のような、

a.ホンマ、入ってもええんかなあ、誰も居てへんし、気い引けるな、

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b.非常口の案内灯が階段の踊り場に埋め込まれてる、

a.そしてこの歌うような手すり、

b.じゅでーおんぐ(=ジュディ・オング)さんが、ひらひらのドレスで登場しそうな雰囲気、

a.オマエ、古いな、



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b.正面にも何やらいろんなマークが・・・どれがいいすか、

a.右下の手裏剣(しゅりけん)みたいの、

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b.バブル期に、こういう喫茶店あったなあ、カフェバーとかいう、おしゃれで高価な店、

a.写真の写の字も無いけど、下の階か?

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b.暖かい館内からながめる庭の池、

a.ああ、あったかいだけでしあわせや、

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b.水面の反射が天井を照らしてる・・・これも計算された演出なんすね、きっと、

a.透(す)ける布も効(き)いてん(=効果的や)なあ、

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b.飽きませんね、いろんな仕掛けがあちこちにほどこされて、

a.この建物自体がひとつの作品ってことなんやなあ、

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b.設計を手がけたのは黒川紀章(くろかわ・きしょう)氏やそうです、

a.あの大女優、若尾文子(あやこ)さんと結婚されてたんか・・・今の今まで知らんかった、


若尾文子さんのシーンは17秒から1分19秒まで。

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b.しかし、若尾文子さんっていうと、女優さんっていうより、スピルバーグ監督の名作「未知との遭遇」の大ファンて印象が強くて、

a.たしかに、ちょっと異色な組み合わせやな、

b.数年前、たしか、ひかりTVで見たんかなあ、インタビューに答えて、この作品が自分にとってどれほど大事な存在かってことを熱い口調で話されていて、以来、若尾さんって聞くと「未知との遭遇」って図式なんです、

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a.ウェブで調べたけど、そんなインタビュー無いなあ、オマエの空耳ちゃうか、

b.いや、たしかに放送されたと思うんすけど・・・

a.じゃあ、とりあえず、ブルーレイ版の予告編だけでも、




1枚にバージョン違いが3本分も収録されてわずか1500円とは・・・

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posted by なおいのおじさん at 12:58| 奈良県

2016年02月01日

12年前の奈良へ(7)「白毫寺(びゃくごうじ)から写真美術館へ」

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a.この冬、きびしい寒波にも関わらず、ひとりの新人がデビューした、

b.花のシーズンは完全に脇役の木々たちも、この季節は主役ですね、

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a.715年の創建当時から踏まれ続けた木の板、

b.そうなんすか?

a.どうなんすか?

b.どっちなんすか?

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a.石畳にその枝ぶりを写す樹木、

b.葉を落とした冬のこんな景色もいいすね、

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a.本堂と冬の雲、

b.シンプル・イズ・ベスト

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a.高円(たかまと)の野辺(のへ)の秋萩(あきはぎ)いたづらに咲きか散るらむ見る人無しに、

b.いきなりどうしたんすか?

a.万葉集にあるそうや、このあたりのことを歌ってるとか、

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b.ここの萩(はぎ)は冬になると刈り取られて、その茎が毛筆の軸になるそうです、

a.「萩のしずく」っていう細筆になるんか、風流でええなあ、

b.そんな筆を手にとって、誰にあてるともなく絵手紙を書いてみたいっす、

「高円(たかまど)の 萩(はぎ)のしずくで したためる」

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a.さあ、そろそろおいとま(=ここをあとに)しようか、

b.飲みごろのビールのように芯から冷えたけど、じわじわと良さが伝わってくる良いお寺さんでした、

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a.しかし、めったにそう思わんけど、本気で暖房の効いた室内にしばらくじっとしていたい、

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b.奈良の底冷えも、京都とええ勝負ですね、

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a.ここ入れるんとちがうか、美術館みたいや、

b.入江泰吉記念奈良市写真美術館、漢字だらけですけど・・・

a.とりあえず、ここでゆっくりさせてもらおう、

posted by なおいのおじさん at 15:41| 奈良県

2016年01月30日

12年前の奈良へ(6)「白毫寺(びゃくごうじ)」

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b.けっこうな見晴らしですね、

a.あれ生駒山でええんか?

b.さあどうなんでしょう、山頂にアンテナがたくさん見えたらそうですけど、

a.ともかく、あの山の向こう側が大阪の町になるんか、

b.しかし、奈良も大きな町ですね、

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a.京都より大都会に思えるんは何でや、

b.土地が広いからじゃないすか、平野の部分が京都より多いから、色んな町が伸び伸びと羽根を広げてる気がする、

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a.しかしこの寺、人っ子ひとりおらんな、

b.そして、ものすごい冷えてる、

a.これは人間よりもビールにちょうどいい環境、

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b.やっぱり、あれ、生駒山(いこまやま)ですね、アンテナがたくさんある、

a.生駒(いこま)って聞くと、必ず憂歌団のこの曲が脳裏をかすめる、



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憂歌団を代表するアルバム。また、1970年代日本のライブアルバムとしてもずば抜けた存在。「イコマ」はラス前(ラストからひとつ手前)で余興みたいに流れます。


b.でも、生駒市っていえば、もっとモダンな良い町ですよ、

a.ホンマや、生駒の山すそに広がる清潔感あふれるステキな町や、それだけは補足しておかねば・・・

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b.学校が見えますね、奈良県立高円(たかまど)高等学校、その北隣には奈良教育大学や、附属小学校・幼稚園も、

a.文化的やなあ、

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b.高円(たかまど)高校の恋人たちは、このお寺でデートするんかなあ?

a.高校生のアベックにはちょっと渋すぎるんとちがうか、写真部や日本史サークルなら別やけど・・・

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b.寒ければ寒いほど日の光がありがたい、

a.なんか、じわじわと良いお寺やなあ、

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b.この木もなんかもの言うてますね、

a.参拝に来られる人々のココロを写してるような、

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b.ここ白毫寺(びゃくごうじ)は「関西花の寺二十五カ所」の十八番やそうです、萩(ハギ)のほかにも五色椿(ゴシキツバキ)で有名とか、

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a.萩と椿の寺か、それにしても花の「は」の字もないなあ、

b.そのかわり、樹木の「寿(じゅ)」の字がありますよ、

a.ほんまや、

「花の寺 真冬に気づく 寿木かな」





posted by なおいのおじさん at 08:48| 奈良県

2016年01月29日

12年前の奈良へ(5)「畑や雲をながめながら白毫寺(びゃくごうじ)へ」

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b.なんで、畑や雲が好きなんすか、

a.雲はこっちが動かんでも、勝手に動いて、形も変わるし、

b.畑は?

a.人工と自然の混ざり具合が無理ないというか、自然でも人工でもない中間的な感じがいい、

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b.真冬には、あまり見かけないような雲がもくもくと、

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a.ここも山辺(やまのべ)の道みたいや、

b.「兄さん、それって要するに、どこにでもあるような山すその田舎道ってことなんですか?」

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a.「ひろし(しろし)よ、そいつを言っちゃ、おしめえだよ」、

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b.ところで、前回・今回と、ブログに地図が無いんすけど、

a.わからへんのや、いったいドコをどう動いてんのか、

b.不安にならないんすか、自分の居場所が分からんのに、

a.いや大枠は分かってるから反対に楽しい、旅先ならではの迷う心地よさ、

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b.雲がどんどん発達しております、

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a.夏の雲みたいや、

b.大雪にならんとええけど・・・

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a.これなんか、モロ、山辺の道、

b.アップダウン繰り返すんですか、

a.あと、耕す人は不便やろうけど、古墳とか多くて農地の区画整理も限られてるから、こういう曲線的な畦(あぜ)がまだ残ってて、見る分にはとっても楽しい、

b.弥生(やよい)時代から同じ形やったりして、

a.そんなふうに思うと、なおさら浮き浮きする、

「平成に たがやす畑 弥生(やよい)から」

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b.楽しく迷いながら、白毫寺(びゃくごうじ)へやってきました、どんなお寺なんすか、

a.さあ、ほとんど知らんけど、「萩(はぎ)の寺」とか聞いたような、秋に咲く萩の花が有名なんとちがうか、

b.それにしちゃ、両側の白壁がえらいはげ落ちてるけど、だいじょうぶかなあ、

posted by なおいのおじさん at 09:48| 奈良県

2016年01月27日

12年前の奈良へ(4)「田園風景」

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b.正面の山はなんすか、

a.さあ、なんやろ、ともかく左の山すそか右手のJR桜井線にそって南へ進むと天理市に入る・・・奈良県を代表するハイキングコース「山の辺の道」(やまのべのみち)もここから始まる、

b.きょうは天理市へ行くんすか、

a.いや、ここから白毫寺(びゃくごうじ)ってお寺へ行こう、

b.それならここまで来なくても、ずいぶん遠回りになってる、

a.いや、これでええんや、田園や空の広がりが欲しいから来たんやし、

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b.天気、よう(=良く)なってきた、

a.青空見てるとホッとすんなあ、

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b.古墳のような森ですね、

a.奈良に来ると、この手の森がぜんぶ古墳に見えてくる、

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b.ところで、山辺(やまのべ)の道ってどんな道なんすか、

a.こんな感じや、

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b.っていうと、

a.昔ながらの集落や古墳や雑木林や、それらを縫って細い道がうねうね続いてる、

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b.それなら岡山県にもありますよ、吉備路とか、いや吉備路じゃなくてもそこらじゅうに、

a.そうやな、ほんま山辺の道とそっくりな道がたくさんある、

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b.それにこんな景色やったら岡山に限らず日本中にもあるんちゃうかな、

a.それもそうやな、

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b.じゃあなんで、山辺の道がもてはやされるんすか、

a.そりゃ日本的な風景の親玉やし、重要な古墳群や社寺仏閣も点在するし、古代から歌にも詠(よ)まれてるし、

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b.なんやかんやで高台へやってきた、

a.ここどこやったかなあ、

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b.ここも山辺の道と似てるんすか、

a.うむ、山すその高台にそって道がついてるから見晴らしがいい、こんな感じで京都や近江まで道がのびてたそうや、

b.でもハッキリしたハイキングコースになってるのは山辺の道などごく一部か、

a.奈良と京都をむすぶ山背(やましろ)古道っていうのもあるけど、やはり山辺の道がダントツで整備されてるし、絵になる景色も多い、

「山すその 高台あたり 古代道」

posted by なおいのおじさん at 01:27| 奈良県

2016年01月25日

12年前の奈良へ(3)「三条通から奈良町を南へ」

b.堂心一?

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a.一心堂!

b.このビルそのものは今もあるけど、「けむりやさん」があった一階部分はずいぶん様変わりしてる、右半分は別の飲食店、左半分は駐車場の入り口へと、

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a.しかし、12年前と現在との照合作業もだんだん飽いてきた、

b.それじゃ、三条通から細い道へ入ったところで、別スタイルで行きましょう、

a.お茶の吉田園、軒先に吊された松ぼっくり、なんか意味あんのかなあ、

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b.造り酒屋の杉玉は見たことあるけど、松ぼっくりは初めてや、

a.そんな中、クリスマスの飾り付けで松ぼっくりを色々活用してる動画を発見、



b.今からひろいはじめたら、年末には巨大な飾り付けができますよ、

a.ボクはいいです、

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b.うまいんか下手なんか、判断に迷うスキを突いて、不意に魅入られて行くような、

a.湯婆婆(ゆばあば)の魔法がかかっているのやも・・・

b.そういえば、「油屋(ゆや)」って温泉宿が、

a.どこ?

b.見えないんすか、ほらそこ、神社のすぐ横のあたり、

a.だいじょうぶか?

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b.鹿が波乗りをしていますよ、

a.「海のある町へ行くんや、ぬるま湯のような奈良公園はもううんざり」、

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b.これは民家を改造した、食べ物屋さんのような、

a.薬膳料理の店らしい、

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b.こちらも体が良くなりそうなお店、

a.このあたりは三条通と雰囲気ぜんぜんちがうな、

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b.このあたりは奈良町ってことでいいんすか、

a.そうやと思う、正確な範囲は分からんけど・・・ちなみに10年前ごろから、関西のローカル放送で奈良町周辺が急にクローズアップされるようになった、

b.でもたしかに、三条通にない親密感というか、土地に根ざした匂いが感じられますね、三条通を標準語としたら、奈良町は方言のような、

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a.こんな古漬けみたいな道をいつまでも走っていたい、

b.そんな漬け物の野菜もとれる田園にやってまいりました、

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a.ああ、久しぶりに土を見てホッとする、視界をさえぎる建物もない、

b.やっぱり田舎はいいすね、

a.自転車で快走するなら、いなか8割・町2割あたりがベストやなあ、






posted by なおいのおじさん at 10:24| 奈良県

2016年01月24日

12年前の奈良へ(2)「激変の奈良三条通」

a.喫茶ピノッチオ、もといピノッキオ、今日はこっから奈良公園へ向けて、色んな店をゆっくり見ていこう、

b.「もとい」ってなんすか、

a.言いまちがえたときに使うんや、オレら小学生のころ、昭和40年代は先生もよう使ってた、ちなみにそんな先生は決まって授業の合間にみずからの戦争体験を話しはじめるんやけど、それが生々しくて授業よりも聞きごたえがあった、

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b.「せいしゅ、オトコだましい」、スゲー銘柄、

a.正式には「オトコタマシ」っていうそうや、

b.造り酒屋の岡村酒造さん、現在は外観のみ、いや待てよ、グーグルのストリートビュー見てるんすけど、ずいぶん変わってるなあ、古美術のお店になってるし、

a.廃業されたんか、

b.さあ、それも今ひとつ、場所を変えて営業されてるのかどうかも、

「どこやねん 男魂(おとこたまし)の 清(きよ)い酒」

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a.宝飾店のアイプリモさん、

b.現在はここより少し奥まったとこで営業されてますね、

a.現在この場所は、リーガルシューズか、

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a.ホテルフジタはそのままみたいやけど、

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b.でも、このオブジェ風(=造形美術的)看板はもうありません、

a.ここ三条通は激変ストリートやな、ちなみに奈良銀行はあるんやろな、現在も、

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b.えーと、いや2005年に銀行自体が消滅してますね、この鹿がトレードマークやったそうですが、

a.なんか、さびしいな、このお寺さんはどうや、

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b.安心して下さい、ちゃんとやってますよ、

a.浄教寺っていうんか、

b.江戸時代初期からここにあるそうです、このソテツはそのときに植えられたものとか、

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「バカでかい サイコロ状の オブジェやな」

a.まさか、班長大槻のいかさま四五六賽(しごろさい)?

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b.「四のウラは四、五のウラは五、六のウラは六、まちがっても一二三(ひふみ)なんて出ない・・・こいつを使おうじゃないか、ちょこちょこっと、ここぞという場面で・・・」

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a.ここはどうや、今もやってるんか、

b.やってます、外観も12年前と同じです、

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a.ここはどうや、

b.カレーのココイチ(=CoCo壱番屋)さんに代わってますね、二階は居酒屋さんか、

a.奈良県でもいちばんにぎやかな通りやけど、閉店開店のドラマは今も静かに進行してるんやな、きっと、

「静々(しずしず)と 熾烈(しれつ)な 三条通やで」





posted by なおいのおじさん at 09:01| 奈良県

2016年01月22日

12年前の奈良へ(1)「JR京都駅からみやこ路快速で」

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b.2004年2月7日土曜日午前9時、JR奈良線京都駅ホーム、

a.各駅停車の奈良線は拷問のように停車しまくるけど、みやこ路快速は快適、

b.なんで快適なんすか、

a.停車駅が少ないから終点奈良までスムーズに行ける、早めに並べば確実に座れる、各駅停車とおなじ運賃、景色も変化に富んでる、などなど、

b.しかし京都駅ビル、なんべんながめても強烈な違和感、それが建築家のねらいなんすか、

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a.外国人の先入観にある間違った京都らしさを、この奇抜な外観で打ちくだくつもりなんかなあ、それなら分からんでもないけど・・・ところで、突然ですがここで問題! 京都駅ビルといえば、JR伊勢丹が有名ですが、そこの靴売り場で働いてるところをスカウトされた芸能人とはいったいでしょうか?

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b.「まもなく列車が到着します、危険ですので黄色い線の内側までさがってお待ち下さい」、アナウンス、こんなんやったっけ?

a.JR京都駅は奈良線だけかなあ、ホームに灯籠(とうろう)ならんでんの、

b.灯籠で思い出したけど、駅ビルのすぐ北にそびえる京都タワー、あれって京都の町を照らす灯台のイメージなんすね、

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a.そうか、ずっと和ロウソクって思うてたけど・・・あれも最初、違和感あったなあ、ちなみに駅ビルのあの縦長のどデカい穴、あそこに京都タワーがすっぽりはまって見えるようになってる、

b.京都タワーで思い出したけど、ブラマヨのよっさんて、学生のころ、京都タワーのゲームセンターに入りびたりとか、

a.実家は伏見やから、この奈良線で通学してた可能性も、

b.伏見は、あのせまいエリアに線路が三本(JR・近鉄・京阪)も通ってるから約三分の一の確率になります、

a.なんで「約」がついてるんや、

b.まれに自転車通学やバス通学もあるかと、

a.ところで、ゲッター飯田氏の占いによると、ブラマヨさんは今年からスタイルがらっと変わって、第2の黄金期に入るそうや、



b.漫才師、京都府代表、われわれも応援しましょう、ところで本日の行き先は、

a.JR奈良駅から、その周辺をぐるっと回って帰りは近鉄奈良駅から特急で殿様ガエルや、

b.じゃあ自転車はほとんど乗らないんすか、凍(こご)えるんちゃいます、

a.ほんまや、往復の車内はぬくぬくでええけど、

b.ちなみに本日、奈良市の最高気温は8度に届かないそうです、

a.そりゃまずい、おまけに奈良駅手前になっていきなり吹雪(ふぶ)いてきた、

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b.午前10時18分、自転車にタイヤをはめて起動開始、

a.まだ工事やってるんか、

b.「工事中、お客様には大変ご迷惑をおかけしております、くれぐれもお怪我の無いよう足元にはじゅうぶんお気をつけ下さい」、

a.オマエ誰や、

b.しかし寒いっす、とりあえず雪は収まったけど、

a.嵐山から自走すれば(=自転車こいで来たら)体の芯からあったまるから、その方が良かったかなあ、

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b.ピノッチオ?

a.ピノキオちゃうか、

b.でも、広辞苑では「ピノッキオ」が正解ですよ、

a.でも、「ピノッチオ」なんてありえへん、

b.ああ、あったかい店内で、オイチーコーシー飲みながら、窓ごしに色んな人たちをぼんやりながめてたいなあ、

a.今現在もやってるんか?

b.ありますね、あと2008年の記事やけど、奈良市在住のブロガーさんによるくわしいお店紹介も、

a.そうか、やはりお店は長く続いて欲しいもんやなあ、

いつまでも 続いてほしい どの店も


posted by なおいのおじさん at 06:21| 奈良県
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