(=^ェ^=) 前のシリーズは70回も続いたし、そろそろ潮時かと・・・地形もちょうどロッキー山脈に入ってきたし、
▽・w・▽ 旅のルートはこのまますか、
(=^ェ^=) うむ、これまでどおり、ひと筆書き的にトムカーティス氏の大作シーナリー Canadian Rockies上の飛行場をもれなくたどって行くということで、
上段のタグ COVERAGEをクリック後、
グーグルアースのアイコンをさらにクリックすると、
グーグルアース上に彼の描いた飛行場が表示されます。
http://www.scenery4xp.com/canadian_rockies/Home.html
▽・w・▽ 音楽のほうは、第一回目にふさわしく、人類史に残る偉大な無形文化財、ベートーヴェンの交響曲第3番ということで、
(=^ェ^=) 1950年代終わりから1960年代前半にかけて、クレンペラーがスタジオ録音で残したベートーヴェンのシンフォニー全集の中で、7番とならんでもっとも輝いてるのがこの3番・・・第1楽章ではティンパニーがあんぽんたんの極みほどミスする場面もあるけど、全体的には素晴らしく充実した響きになってる、
▽・w・▽ かなりゆったりしたテンポですけど、
(=^ェ^=) そのせいか、ふとブルックナーを聴いてるような気分になることも、
▽・w・▽ 近年ではオリジナル楽器で当時の響きを忠実に再現した演奏もありますけど、
(=^ェ^=) クレンペラーはこれと正反対で、ベートーヴェンすら自覚しなかったようなこの曲の果てしない潜在能力をフルに引き出すことに力が注がれてる、
▽・w・▽ どういうことすか、
(=^ェ^=) 現代音楽の作曲家でもあったクレンペラーの手にかかると、音が時代の制約を超えて、今ここに実在する音として輝き始めるんや、
▽・w・▽ ただ単に大編成のオーケストラで鳴らしてるだけちゃいますの、
(=^ェ^=) とんでもない、他の指揮者の演奏と比べたら分かるけど、70歳を超えて格段にスケールアップした彼の演奏は、知的な透明感と燃え上がる感情が高いレベルで一体化してる、こんなレベルの高い響きはそうそう聴けるもんやない、
▽・w・▽ 師とあおぐだけあってベタぼめすね、
(=^ェ^=) 後期高齢とスタジオ録音嫌いが重なって、当たり外れもけっこう多いけど、この第3番は今もって無敵状態、それだけになおさら、第1楽章のあほあほティンパニーが無念のきわみや、
3と7以外あまりオススメできないシンフォニー。楽章単位なら、かろうじて5番の2〜4楽章、6番と9番のスケルツォなどが傾聴に値しますが、これに対して序曲集は傑作ぞろい!とくにレオノーレの1番・2番、フィデリオ、献堂式、シュテファン王は歴史に残る名演っす!
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