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2013年04月01日

4月スタート・シンフォニー

a.四月一日、月曜日、

b.さて新年度がスタートしました、

a.さて、何から始めようかな、新年度のスタートにふさわしい音楽、

b.17歳のビゼーが作曲したまま、80年も眠りつづけた交響曲第1番はどうっすか、新年度スタートといえばズバリこれじゃないっすか、

a.うむ、ベートーベンの1・2番シンフォニーも若々しいが、このビゼーもそれ以上に青春の輝きにあふれている、おいちゃんも今すぐ17の青春に戻りたいなあ、

b.しかし、ビゼーのシンフォニーはこれ一曲だけなんすね、

a.作品数自体少ないと思ったら36歳の生涯だもんな、ふつうはこれくらいの数だろう、モーツァルトが異常に多すぎるんで、

b.モーツァルトが個人名でなく、組織名ということは考えられませんか、

a.グループで大量生産したってことか、もしそうだとしたら早くも今世紀最大の発見になるだろうが、

b.日本で言ったら空海も組織名じゃないすっか、どう考えても単独の人間であれだけ数々の偉業を達成できるとはとても思えんのですが、

a.まあ、エイプリルフールだし、好きにしたまえ、で、ビゼーのシンフォニーはどこまで行ってるんだ、

b.iTunesから最終楽章が流れ始めておりますが、

a.演奏は、

b.ハイティンク指揮のコンセルトヘボウっす、

a.むかし、コンセルトボウという表記もあったが、すっかり見かけなくなった、

b.しかし、リラックスした良い演奏っす、

a.オランダのオーケストラなんでフランス音楽向きとは言いづらい、ちょっとくすんだ渋い音色だけど、それ以上に楽しさが伝わってくる、ハイティンクも楽員たちも良い意味でくつろいでる、仕事が早く終わった週末みたいな、

b.やっぱりフランス音楽って悩みないっすね、花咲く南仏の気候が影響するのか、美味しいワインや食材がそうさせるのか、

a.しかし、オランダにもチューリップがあるぞ、でも地中海は遠いか、

b.岡山も瀬戸内海沿岸は冬でも明るく暖かいっす、

a.やはり瀬戸内の海は良いなあ、琵琶湖も良いけど、

b.ところで、YOUTUBEに無いっすか、ビゼーの1番、

a.そうだ、しらべてみよう、どれどれハイティンク盤はないけど、いろいろ出てるんだなあ、似たようなの無いかなあ、

b.ハインツ・ワルベルクの指揮するエッセンフィルハーモニーという渋い音源もありますが、

http://www.youtube.com/watch?v=GAe-WRyUA-I

a.これをもう少し都会風にシャキっとさせたらハイティンク盤になる、

b.でも、このワルベルクとエッセンフィルのライブ録音も良いっすね、おっとりしてて、良い意味で頑張らず、

a.ホールの響きも良いしなあ、ドイツの地方都市のオーケストラでこうなんだから、本場は懐が深いや、

b.しかし、やはり少しアンサンブルがユル過ぎるような気も、

a.そうだなあ、だったらフランスの大御所、ジョルジュ・プレートル指揮のウィーンフィルはどうや、

http://www.youtube.com/watch?v=9ivswqCWIQU


b.こっちのほうがハイティンク盤より明るく元気な雰囲気、テンポをかなり揺らすから好みは分かれそうだけど、4月スタートにふさわしい響きっす、

a.天下のウィーンフィルをこれだけ自在にコントロールできるなんてタダモンじゃない、でもオイチャンやっぱり、ハイティンクの振るクールなビゼーがエエなあ、

b.どっちにしても、ただでこれだけ楽しめるなんて、幸せな世の中っす、


ハイティンク盤のCDでしたら、サンサーンスのオルガン・シンフォニーまで入ってるお値打ち盤も出ております。ジャケットも青春してますなあ。

Symphony in C / Jeux D'Enfants Op 22

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