b.5年も前やと、ずいぶん変わってませんか、京都も、
a.ひさしぶりに見直したけど、それほど変わってなかった、もっとも一年まえ岡山に引っ越したから、それ以降は知らないけど、
b.今回は2008年の9月というくくりで、京都近郊の気楽な散歩写真を点々と見て行くって事ですが、
a.ちょっと気張って山んなか走る場面もあるけど、ほとんどお気楽写真ばかり、
b.ではさっそく日付順に見ていきましょう、まずこれは見晴らしのスッキリした河川敷の道ですが、
a.これが京都を代表するサイクリングロード、正式名あまりに長すぎて思い出せないヒトがほとんど、
b.ええ、正式名は、例によってウィキペディアさんのお世話になっとりますが、「京都府道801号京都八幡木津自転車道線」、あまりに堅苦しいので通称「桂川サイクリングロード」というそうです、
a.そう、それそれ、
b.これはどのあたりっすか、
a.北西を向いてるんやけど、左の青い標識の山すそあたりに嵯峨嵐山、
b.川がずいぶん左に蛇行(ダコウ)するわけか、
a.左の木の奥に愛宕山の特徴的な山頂部分が見えてて、新幹線の鉄橋も横一文字で桂川を渡ってる、ああ行きてえなあ、京都、のぞみの指定席で、グリーンじゃなくていいから、
b.岡山駅からやと60分ですね、わずか、
a.この鉄橋を渡り終えてから急にスピードがゆるまって、京都の町中へ入っていく、
b.「Ladies and gentlmen,we will soon make a brief stop at Kyoto...」、こんなアナウンスでしたっけ、女性の声で、
a.住み始めたころは、「岡山へ帰る」やったけど、いつしか「京都へ帰る」って言い出してたなあ、魂は京都にあるような気がすんなあ、まだ半分以上、
b.では、お次の写真へ、こりゃまた日常的といいますか、どんな地方都市にもありそうな風景ですが、
a.ここでも左手奥に愛宕山が見えておる、
b.ところで、愛宕山なんすけど、どっちなんすか、「あたごやま」か「あたごさん」か、
a.どっちも正解らしい、その日の気分で使い分けておくれやす、
b.で、ここどこなんすか、
a.伏見の観光じゃ行かないエリア、でもなんか心引かれるものがあって、何度かこのアングルで撮影してる、
b.そっけない場末(バスエ=町はずれ)の風景にしか見えないっすけど、
a.よそ行きじゃないから見えてくる物もあって、なんやろ、京都も大部分はこういう何てことない風景なんで、むしろこっちに親しみがあるというか、実情はこっちっていうか・・・
b.じゃあ次へ、これもそうとう町はずれですねえ、
a.京都の膨大なゴミを焼却する、楳図(ウメズ)かずお柄の巨大な煙突、
b.これも川の堤防っすか、
a.京都競馬場すぐそばの宇治川左岸、クルマが入れないからとても走りやすい、
b.そういえばこの道でコンタクト落としたんすね、
a.10年くらい前か、春先の強風で、そのころは舗装してなかったから土埃(ツチボコリ)で涙が止まらず、気づいたら片目無くなってた、それ以来サングラスを必ずかけるようになった、防風のため、
b.こちらも相当な田舎ですねえ、
a.京都市中心部はおそろしく過密なんで、自転車でスムーズに走れる場所を探すうちに、どんどん南のほうを訪ねるようになったんや、
b.ちなみに場所は、
a.大阪府との境、長岡京市や大山崎町のあたり、今では京都縦貫道の巨大な高架道路でこんな見晴らしは不可能やろなあ、
b.目の前に広がる山は天王山すか、
a.あの山の左端にサントリーのウイスキー工場がある、新幹線でいつも目にするやつ、
b.それにしても、9月9日にしては稲穂がそうとう色づいてますねえ、
a.いや京都は毎年こんなもん、岡山よりずいぶん早く色づくんや、
b.だけど、ここまで来ると岡山にも同じような景色ありそうっすね、
a.大阪府はすぐそこやし、良くも悪くも無性格なエリア、もっとも山すそのあたりを丹念に走ってると、歴史の深さも実感できるけど、
b.そういえば、目にご利益のある観音様が天王山のさらに奥の方にあるとか、
a.天王山の右奥に山がうっすら見えるやろ、あのあたりに柳谷(ヤナギダニ)観音っていう、山寺があって、ここらあたりの足自慢の自転車乗りは、ヒイヒイ言いもってあすこを目指すわけや、
「足自慢 ペダル踏みこみ 柳谷」、
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