https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;DCEFAB4D-6939-4AE7-98C2-8E737E40D282
b.しかし、おじさんの非力（ﾋﾘｷ）な脚力には、助かりますねＭＴＢのギア比が、どんな坂でも何とか漕いでいられる、
a.こういう山の斜面に住む茶畑農家の人は坂だらけで大変そうやなあ、さっきもクルマひっくり返りそうなきつい坂にクルマ入れてたし、そもそも茶畑で働くこと自体、毎日山登りしてるようなもんやしなあ、
b.しかし、山は茶畑で木々がないから、見晴らし抜群ですね、茶畑の畝（ｳﾈ）は優美な曲線を描いてるし、
a.おまけに、収穫後は美味しいお茶になるんだからなあ、そういえば、いつのまにか奈良県木津川市から京都府和束町（ﾜﾂﾞｶﾁｮｳ）に入ってるようやけど、ここの茶畑が、京都府景観資産第１号とのこと、ちなみに以下１６地点が挙がってるけど、ちょっとひねりが入ったユニークな顔ぶれ、
京都府景観資産
http://www.pref.kyoto.jp/toshi/sisanitiran.html
b.しかし、この茶畑はクルマが少ないっすね、
a.そりゃそうやろう、曲がりくねった細い道ばかりだから、農家のクルマがメイン、急ぐクルマは谷底をぬう５号線に集中する、結果、この茶畑ロードは静かでとても楽しい、坂のアップダウンはあってじんわりきついけど、
b.でも、ここはまだ三国越（ﾐｸﾆｺﾞｴ）林道じゃないのか、ってことは、
a.本格的な山道はこれから、この茶畑ロードは序盤戦、肩慣らしというか足慣らしでござる、
b.じゃあ、いったん茶畑から下って和束町の中心部、５号線のローソンに到着した時点で、スポーツドリンクなど色々買っておきましょう、この先しばらくは店もなさそうやし、
a.うむ、それでは店内で涼めたし準備も整った、いざ林道へ参ろうか、まずはとりあえず正法寺（ｼｮｳﾎｳｼﾞ）まで、
b.正法寺（ｼｮｳﾎｳｼﾞ）ってすぐ目の前ですやん、イヤになってきたんすか登るの、ここまで来て、
a.林道手前に来て何となく気が重くなってきた、いったいナンボくれんねん、この坂のぼって琵琶湖に着いて、
b.「ナンボくれんねん」って言われても、もともと自分から言い出したんやないすかこの旅の計画、イヤならすぐ引き返しましょうや、５号線ならＪＲ加茂駅まですぐでっせ、
a.いかんいかん、つい弱音の部分が出てしまった、強気の部分に切り替えて、いざ参ろう、
b.ここは数年前に一度訪れた正法寺（ｼｮｳﾎｳｼﾞ）、
a.ちょうど紅葉の季節で見事だったなあ、
b.なんとYouTubeにその紅葉の写真が紹介されております、
a.イチョウも鮮やかだなあ、いや確かにあちこち紅葉の名所はあるけれど、ここのは確実にトップクラス、ああまたのんびり立ち寄りたいなあ、良いカメラ買って紅葉の季節に、
b.そんな正法寺（ｼｮｳﾎｳｼﾞ）をあとに、とうとう上り始めましたね、親方、
a.うむ、しかし右手に広がるこじんまりした田園風景が良いねえ、麦わら帽のお父さんが草刈りしてるし、茶畑はなんだか見てるだけでも楽しいし、
b.で、なんかハッキリしないまま横道に入ったら、これがどうも、すでに林道なんすね、
a.のようですな、茶畑用の作業道路みたいやけど、どうもここらあたりから薄暗い山中へ入って行くみたいや、
b.じゃあ、ずっと我らの目を楽しませてくれた茶畑の風景もこれで見納めか、
a.うむ、そのようでござるな、と、同時にえぐい上り坂もここでひとまず一段落のようや、
b.おお、それはありがてえ、
a.ところで、先ほど立ち寄ったローソンからどれくらい登ったんや、
b.ｉＰａｄの無料アプリ「地図マピオン」によりますと、５号線のローソンが海抜１２６ｍ、茶畑見納め地点がおそらく２６０ｍ弱、よって１３０ｍほど登ったと思われます、
a.おおそうか、おっちゃんようガンバったなあ、誰もほめてくれへんから、おのれでおのれをほめたろ、
b.そんなわけで、次回は、いよいよ三国越（ﾐｸﾆｺﾞｴ）林道の核心部分へと入って参ります、
より大きな地図で 和束町の茶畑から三国越林道へ を表示
 | 価格:525円 |
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