まだこれからという年齢ですが・・・
M43(マイクロフォーサーズ)について、とくにレンズの具体的な写りを、じっさいの画像をもとに比較しながらくわしく教えてもらったチャンネルで、キャラクター的な魅力も手伝って何度も楽しませてもらったけど、まさかこんな幕切れになるとは・・・
今年の6月にはすでに亡くなっておられたんすね、
ご冥福をお祈り申し上げます・・・
われわれはこのチャンネルからマイクロフォーサーズの部分を吸収したわけですが、フルサイズ機にあっては、昨年Lマウントをすべて下取りに出して、ソニーのマウントに全部入れ替えたばかりなんすね、
そのLマウントについてやけど、海外の有名メーカーとしてはライカや、最近ではドローンカメラなどで急成長してるDJI、国内ではルミックスやシグマが参加してるそうで、この動画で知ったんやけど、あの超高級カメラメーカー『ハッセルブラッド』が何年も前にこのDJI(ディージェイアイ)に買収されてるという、
話題の部分から再生されます
とても意外な感じがしますね、
なもんで、DJIがどんなカメラやドローンを作ってるのか興味も湧いてきて、
100万越えの製品も多いハッセルに対して、DJIのほうは10万以下の製品もあったりして、反対の一致と言いますか、北欧スウェーデンの歴史あるカメラメーカーと中国生まれでバキバキの今どきカメラという、キャラが違いすぎて逆に仲良くなるパターンと言いますか、
じつに興味深い取り合わせや、
ただ、ハッセルブラッドと言えばアポロに乗って月まで旅したカメラとしてあまりに有名で、他方こちらDJIさんもドローンカメラではトップを走り続けていて、空飛ぶカメラということでは意外に似たもの同士というか、ちなみに3万円台という戦略的価格の手の平サイズも7月に売り出されたばかりなんすね、
空飛ぶカメラか・・・このサイズでも、近づくとけっこううるさいなあ、
100グラムちょっとの機体とはいえ、安定して空を飛ぶには、そうとうな風切音(かぜきりおん)が発生するみたいすね、
3万円台の次はいきなり10万円のドローンか・・・どうせ買うなら高性能な10万のほうか・・・けど落下して壊れることも考えると、やっぱり3万円台も魅力やな、
ちなみに、ドローンカメラにも使われてる姿勢制御装置で、動画撮影時には手ブレ補正など自動で行ってくれる通称『ジンバル』でも魅力的な製品が生まれていて、若手や中堅のカメラマンはYouTube動画制作などをきっかけに、ジンバルの魅力と可能性に気づいてる人も多いみたいすね、
カメラ・マイク・手ぶれ補正の三つが融合して、YouTubeの動画制作専用機みたいな便利商品やな、
やはり動画と言えば、半分以上はしゃべりが大事なわけですし、マイクにもカメラと同等かそれ以上の高い性能が求められるようで、
そうなると、フィルムカメラ時代からスチル(静止画)カメラひと筋でやって来たメーカーほど、まったく未知の領域になるわけや、
日本のカメラメーカーについては、それまでのノウハウがありすぎて、逆に柔軟な動きが出来なくなる恐れも、
とくにニコンやキヤノンは大変そうやな、
他方、ルミックス(=パナソニック)とソニーは、テープの時代からビデオカメラを作り続けてきた企業なんで、そのへんの強みはありそうすね、
こういう背景が分かってくると、ペンタックスがあえてこの時代に、アナログ技術の塊(かたまり)みたいなフィルムカメラを、1から作り上げて世に送り出した意義って、とてつもなくデカいことがよう分かるな、
単なる時代錯誤(さくご)というよりも、歴史あるカメラメーカーとして、時流に流されず、あらためてカメラとは何かを根本的に問い直す勇気と決断に満ちたプロジェクトと言いますか、
自分としては、とてもやないけどフィルムカメラの大変さにもどる気は起こらんけど、その一方で、今のデジタルスチルカメラが動画性能や高度なAF性能から解放されたら、どれほど身軽で安価でスリムでカッコ良いカメラが出来上がるか、日々それを思わずには居られんわけで、
そういえば、きのうもフィルム時代の重い中望遠レンズを楽しんでましたが、自分で露出とピントを合わせていく、あのゆったりした感じがとてもイイすね、
動画も静止画も効率よく写したいときは、ビデオカメラに強いメーカーさんにお任(まか)せすればええわけで、ペンタックスなんかの老舗カメラメーカーは、伝統芸復活というかあえて動画にそっぽ向くことで、もっとスリムで高性能でタフでかつあえて不便で懐かしい、DJIには逆立ちしても作れないような気合いの入った持つ喜びに満ちた『ザ・カメラ』を生み出す方向で行ってほしいな、
PENTAX K-5IIs + Carl Zeiss 85mm f1.4 Planar T*