2024年02月27日
人生初のEバイクさがしは二転三転…そんな中、四半世紀ぶりの再会となったMTB(マウンテンバイク)『リッジランナー』、その名も『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』が急浮上!
『家電Watch』読者が選んだ「e-bike大賞2023」、クロスバイク部門は4年連続でスペシャライズド「TURBO VADO SL(ターボ ヴァド エスエル)」シリーズ・・・当然といえば当然の結果やけど、ライバルがいない独走状態も、これはこれでちょっと寂しいような、
2年連続で惜しくも1位の座を逃(のが)したのは、ヤマハ「CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)」、
このブログで前回やった順位といっしょやないかい、
消費者の考えることは、どこもだいたい同じなんすね、
それにしてもすでに4年前の時点で、どこもやろうとしなかった電池とモーターの超軽量化にあえて挑戦して結果を残してるこのメーカー、スゴないか、
現在モデルが登場するかなり以前から、独自に試行錯誤を繰り返していて、4年前のモデルチェンジでようやくひとつの完成形にたどり着いたようですね・・・長年にわたる地道な企業努力があったことはまちがいないすね、
そういう意味では、ヤマハさんより1歩も2歩も先に行ってたんかも、
というか、実用車のヤマハかスポーツ車のスペシャライズドか、その違いじゃないすか、
たしかに国内では、お母さんがラクに子供を乗せて重い買い物もラクに運べる自転車という観点から電動アシストの開発が始まってるし、これは世界でも日本だけらしいし、そのぶんスポーツ車の電動アシスト化が遅れてもしゃあないか、
しかし、「TURBO VADO SL」(ターボ・ヴァド・エスエル)シリーズが4連覇(れんぱ)して、われわれの購入するEクロスバイクもこれとなると、なんかちょっと、
いくらなんでもベタ(常識的)すぎるなあ、
お利口(りこう)さん過ぎる選択で、気分が盛り上がらないというか、
もっと遊びというか、ワクワクドキドキ感があってもいいような、
高価な買い物なんで、わきをしめて堅実な買い物に走るは分かりますけど、
そんなおり、きのうもあれこれEバイク情報を見てたら、いきなり心を揺さぶるなつかしい文字が、
コレすか『RIDGE-RUNNER i 6180』、
そう、「リッジランナー・愛・ロクイチハチマル」、
これってもしかして、
1996年、前年から続いた歯の根本的治療も終わるころ、なぜか猛烈にMTBに乗りたくなり、真夏に購入した『リッジランナー』、それが最新のE-MTB(イイマウンテンバイク)に生まれ変わって目の前に、
でも、走るのは基本オンロード(舗装路)では、
そこはEバイク、まったりと重くなりがちなマウンテンバイクの走りを、強力なモーターがしっかりサポートしてくれるわけで、
じゃあ、基本アシスト入れっぱなしで、
Eバイク選びの最初は、できるだけアシスト無しでも軽快に走れるSL(スーパーライト=超軽量)な「TURBO VADO SL」が魅力的に見えたけど、その後あれこれ調べてみると、小型モーターと小型電池だけでは激坂をふくむロングライドにはパワー不足の不安があって、
ちなみにトルク(激坂登りのねばり強さ)をNm(ニュートンメーター)で表すと、『RIDGE-RUNNER i 6180』の60Nmに対して、『TURBO VADO SL』シリーズは35Nmと約半分のトルクしか、
いちばん助けて欲しい激坂区間でアシストに不安があったらEバイクの意味ないやろ、
シマノさんのアシストモーターを解説してるこの動画でも、40Nmだと激坂は少しきついとありますし、
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購入直前まで来てたけど、大事な点に気づけて良かった、
ちなみに2年連続で「TURBO VADO SL」にトップの座をゆずったヤマハ「CROSSCORE RC」のトルクは日本仕様は未発表ですがヨーロッパ仕様は70Nmとじゅうぶん、
重量はいちばん大きいサイズで「CROSSCORE RC」の23.9sに対して『RIDGE-RUNNER i 6180』は23.7s、ほぼ同じか、それならマウンテンバイクとしてしっかり設計されたリッジランナーのほうがええな・・・いざとなればオフロードでも遊べるし、
しかし、かなりな重量に加えてマウンテンバイクでもとりわけ重デカいタイヤですけど、
いつもアシスト状態なら、走りの重さよりその快適性・悪路走破性が強調されるはず、
低圧・極太( ごくぶと)タイヤに加えてクロスコアより高性能なエアサスペンションまで付いてるから、どんな荒れた路面もフワッフワッすね、
しびれる景色と出会うためにゆっくり走るから、時速24qでアシストが切れても問題無いし、遠出する気を無くしてしまうような峠の激坂は余裕のパワーで助けてくれるし、
1996年から20数年間、われわれに自転車の素晴らしさを日々教えてくれたリッジランナー、その最新モデルでもありますし、モーター・バッテリーをふくめたコンポーネントはすべてシマノ製ですし、
それらパーツを自社フレームに収めて求めやすい価格にまとめたのも同じ日本企業ミヤタ・・・最近では珍しくなったオールジャパンメイドが誇らしい、
そういえば、大阪の小さな町工場でしかなかったシマノさんが、世界的な企業にのし上がったのも、50年前のマウンテンバイクブームがきっかけでした、
ちなみに『家電Watch』読者が選んだ「e-bike大賞2023」のマウンテンバイク部門では、惜(お)しくも第3位やけど、価格面も合わせて総合的に評価するならダントツ1位やな、
と言いますと、
1位のヤマハ「YPJ-MTPro」が 748,000円、トレックの「Rail」シリーズが 743,300円から・・・これに対して、第3位のミヤタ『RIDGE-RUNNER i 6180』は驚きの396,000円、
これほどの価格差なら、もう一台「TURBO VADO SL」まで買えそうな、
よほどのEバイクマニアかレース好きでもない限り、70万円超えの電動アシストMTBに手を出す一般人なんてまずおらんし、
それを思うと、高価なシマノのパーツで統一しながらも売れ筋の価格帯にまとめてきた『RIDGE-RUNNER i 6180』こそ、より広い消費者にアピールできる名車かもしれません、
5年ぶりのフルモデルチェンジによって、マウンテンバイク部門だけでなく、我々みたいなオンロード中心のクロスバイク的な使い方にもしっかり対応して来たし、足つき性も良くなってるし、サイズ展開も増えてるし、より入門者にやさしいEマウンテンバイクに、
見方を変えれば、山や峠もがっつり走れるタフなクロスバイクという見方も、
じっさい、Eバイク2代目となる最新モデルは、平地や登りのシーンの快適性をより重視した設計に変わってるし、
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当
最新モデルはオンオフ道(みち)を選ばず、ツーリング的な使い方にもしっかり対応してるような、
フレームデザインといいブルーの深みある発色といい、シルバーに光る伝統のロゴ『RIDGE-RUNNER』といい、
しかも、驚くほど求めやすい価格で、クロスバイク的使用もできて、これはもう買いすね、
しかし、残念なのはメチャ窮屈(きゅうくつ)なボトルケージ台座がひとつしか無く、ハンドル幅が歩道走行可能な600oをはるかに超えた780oである点、
それはそれで、サドル用ボトルケージやハンドル中心部に取り付けるステムバッグで代用すれば何とでもなりますし、ハンドルバーも600oにカットすれば済むことですし、
なんならカットする時にエンドバーも装着すれば、グリップ位置も増えてより快適に走れそうやし、
タイヤも交換時期が来たら、よりオンロード向きに変更もできますし、
しかし、まさかこんな形で四半世紀(しはんせいき)ぶりにリッジランナーと再会することになるとはなあ・・・買う前からなんか緊張してきた、
さきほどの動画でも登場した東京都墨田区のサイクルショップ『マティーノ』さんのブログ。
本格オフロード性能をもちながらも街乗りSUV的な使い方までカバーする懐(ふところ)の深い名車
RIDGE RUNNER i 6180 の魅力についてくわしく語っておられます。
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=46077